2024年07月29日
先へ行かれない釣り
2024年7月25日 昨年先へ行かれなかった谷に行った。 今年は浅くなって行かれるかもしれないと思ったが、やっぱり無理だった。
学生生徒は夏休みに入って、出だしから頑張ってキャンプしている。 どこへ行っても渓流魚が出ないのは、子供は夏休み、大人は夏季休暇で釣りをしているからである。 ちょっと大袈裟ではあるが、比較的安全なところやキャンプ場の近くは釣りに邁進する人が増えているのだ。 咥えてこの暑さなので、渓流魚も夏休みなのだ。人が多い。
今日は小常木谷と火打石谷に行って、昨年先へ進めなかったところがいかれるようになっていないか確かめるのである。 きっと釣り人も少ないだろうから、爆釣に違いないと思ってのことである。 しかし、山道で汗が噴き出し、谷に下りたときには水が少なくてガッカリである。 それでも釣れるはずだ・・・
最初は小常木谷に入っていく。 最初登山道(地図にはあるが巡視路らしい)が沿っているので、戻ってくるのが楽なのである。 その流れには山女はいそうだが、岩魚が棲めるような場所は少なく見える。 きっと山女ばっかり出るのだろうと、浅い流れに毛鉤を放り込む。 すると最初に出たのは岩魚で、20cm位の深さの流れだったのでビックリする。
流木が溜まった先は浅いプールになっていて、こっちの姿が丸見えである。 遠くから無理矢理毛鉤を落すとピシュッと水面が乱れる。 パシッと合わせると、ビシッと合わせ切れである。 何度でも同じことを繰り返す成長しない人間なのだ。(老いていく歳なので勉強できないのだ!)
岩盤の流れの隙間にちょっと気になる場所があり、毛鉤を流すとス~と現われて毛鉤を咥えた。 今度はちゃんと合わせるととんでもない引きで、小さな場所をビュンビュン走り回る。 外れる恐怖はドキドキ感になって、ワクワクしながら引き寄せる。 山女は18cmくらいあるととても楽しい。
問題の淵へやってくると、狭くはなっていたが深さが増しているようで、やっぱり濡れずに真っ直ぐ進むことはできない。 相当前に来た時はここも越えているのだが、どうやって越えたのか覚えていないのである。 出合いまで戻っていく。
今度は火打石谷に入っていく。 こちらは最初から蜘蛛の巣が多くて厄介である。 最初に現れる浅いプールに魚影はないが、毛鉤を落すと上から追ってくる影が現る。 じっと動かず見ていると1m位まで私に近づいて、毛鉤は咥えず悠々と戻っていく。 そして岩魚は流れ込みの脇に定位した。 時間を懸けて咥えさせる。
蜘蛛の巣に悩まされながらちょぼちょぼ渓流魚と遊ぶ。 長めの流れがあり山女の姿は見えないが、白泡の切れ目辺りに毛鉤を落すと、どこからともなく山女がピュ~と現われて毛鉤を咥えて戻っていく。 ピッと合わせて心地よい硬い引きは、22cmの山女である。 しかし、山女はどこにいたのであろうか。 不思議である。
2mほどの滝が現われて、淵には倒木が溜まっている。 その倒木がポイント生っていると思い、近くに毛鉤を落せば、ギュィ~ンと引き込まれる。 ポンと竿を立てれば強烈に抵抗される。 これまでにない抵抗で、引っかかっているとさえ思う強さで、引き揚げられないのである。 慌てて淵に立って力を入れて引き寄せると、なんと背びれ近くに毛鉤が刺さっている24cmの岩魚である。
淵は右岸の岩を登るしかなさそうだが、以前は本当にここを登ったのだろうかと疑問である。 しばらく眺めているうちに確かに登れそうに見えてくる。 しかし間違えば足を滑らしそうであり、戻ってくれば確実に落ちそうである。 私はここを登ったのであろうか? 思い出せぬまま終了である。 (初めて行ったときのブログ)
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│丹波川