2009年05月16日
丹波川の火打石谷にアマゴはいるか
5月16日 丹波川支流の火打石谷・小常木谷に釣りに行った。
今日、雨が降るか、降らないか微妙だとテレビが言うので、車に飛び乗って丹波川に向かう。 最初の候補である後山川は、林道が工事中で、林道起点までも行けない。 次に泉水谷に向かったが、林道起点に到着すると、車は既に8台もいる。 そうだ! 戻って、一度行ってみたかった火打石谷に入渓しよう。
余慶橋の袂に駐車し、意気揚々と仕事道に入るが、道がすぐに分からなくなり、川に沿った踏み後を選択した。 これが大失敗で、道はなくなくなり、それでも道が現れることを信じて、崖っぷちを進むことになった。 これ以上進めないが、川なら降りられるかもしれないと、死ぬ思いで丹波川に下り立った。
水が少ないとは云え、経験のない本流なので、上流の火打石谷合流まで、なかなか辿り着けない。 やっと辿り着くと、そこには谷から降りてきた餌釣り師がいた。 「100mほど釣ったが小さいのばかりなので戻ってきた」と言い、続けて 「これから本流を釣り上がりますが・・・いいですか。」と言う。 「かまいませんよ。」と私。
谷は狭く両岸ともに切り立っており、少し怖さを感じる初めての雰囲気である。 餌釣り師が釣り上がって、しかも谷筋で下りてきているせいか、反応はまるでない。 もう少しの我慢だと自分に言い聞かせ進む。 何の反応もないまま明るく開けた小常木谷合流地点に着いた。 ここには、仕事道が横切っており、ここから入渓する予定であった。
このあたりではっきり分かったのだが、河床が岩で石や岩があまりない。 隠れる場所が少ないので、渓流魚も少ないのかもしれない。 少しして、大岩の陰に振り込んだ毛鉤をうまく捕らえてくれた岩魚があった。 陸まで一気に引き抜いたが、陸で針がはずれ、飛び跳ねて水に戻っていった。 見た感じは、腹がオレンジの18cmくらいの岩魚であった、はず。 流れには、ほとんど石がないが、ここにはと思うところがある。 小さなところだが振り込んでみると、出るところは見えなかったが、手ごたえが伝わってきた。
ランディングし計測すると、それは、それは16cm小さな岩魚であった。
ここから、滝を2つ越え、1mくらいの滑の滝も越え、釣り進むが、時々影は走るが反応はない。 3つ目の滝にやってきたが、やっぱり反応はない。 写真を撮り、一服していると、沢登のグループがあがってきた。 ちょっと聞くと「さわね」と言うらしく、ホームページもあるらしい。 しかし、私よりずっと先輩と思われる結構年配の女性もリュックを背負って、がんばっていた。
反応がないので、川は彼らに明け渡し、小常木谷合流へ戻る。
こちらの河床も岩で滑になっている。 こちらは火打石谷と違って、あたりはあるもののうまく掛けられない。 4回目のあたりは、ほんとにチッチャな所で出て、やっと掛けることができた。 計測の結果16cmの岩魚であった。
曲流部分の深場に大きな岩魚が浮いているのを見つけてしまった。 ここへ落とせば、やつは食いつくに決まっている。 そして、4度目にやっとうまく振り込めた。 当然食いつき、今までにない重さが竿に伝わる。 気持ちが高揚していくのが分かるほど長い時間に感じられた末、首を振られて毛鉤はすっぽ抜けた。 何たることだ。
相当釣り上がっているが、なかなか反応がない。 ここでは、大きいほうの淵にでた。 手前から攻めようと振り込むと、1回目から食いついてきたやつがいた。 今度は外さないようにと、ネットを用意しながら、ゆっくりと引き寄せた。 計測の結果19cmの本日始めての山女であった。
谷が狭まり、両岸は切り立った岩となった場所に出た。 ある程度の深さもあり、口をあけた山女がいそうなのだ。 毛鉤を振り込むと、やっぱりいた、が、やっぱりタイミングが合わない。 もしかしたら、針先がゆるくなっているのかもしれないな~、などと腕のせいにはしない。(腕がないのだ)
小常木谷に入って2つ目の滝にやってきた。 相変わらず反応は薄く、この滝つぼは、反応なし。 左岸に下げられたロープを使い、上流へ行くも、あまりに反応がないので、諦めることにする。
3尾しか写真を取れなかったので、判断は早計だが、この谷にアマゴはいないことにする。
今日、雨が降るか、降らないか微妙だとテレビが言うので、車に飛び乗って丹波川に向かう。 最初の候補である後山川は、林道が工事中で、林道起点までも行けない。 次に泉水谷に向かったが、林道起点に到着すると、車は既に8台もいる。 そうだ! 戻って、一度行ってみたかった火打石谷に入渓しよう。
余慶橋の袂に駐車し、意気揚々と仕事道に入るが、道がすぐに分からなくなり、川に沿った踏み後を選択した。 これが大失敗で、道はなくなくなり、それでも道が現れることを信じて、崖っぷちを進むことになった。 これ以上進めないが、川なら降りられるかもしれないと、死ぬ思いで丹波川に下り立った。
水が少ないとは云え、経験のない本流なので、上流の火打石谷合流まで、なかなか辿り着けない。 やっと辿り着くと、そこには谷から降りてきた餌釣り師がいた。 「100mほど釣ったが小さいのばかりなので戻ってきた」と言い、続けて 「これから本流を釣り上がりますが・・・いいですか。」と言う。 「かまいませんよ。」と私。
谷は狭く両岸ともに切り立っており、少し怖さを感じる初めての雰囲気である。 餌釣り師が釣り上がって、しかも谷筋で下りてきているせいか、反応はまるでない。 もう少しの我慢だと自分に言い聞かせ進む。 何の反応もないまま明るく開けた小常木谷合流地点に着いた。 ここには、仕事道が横切っており、ここから入渓する予定であった。
このあたりではっきり分かったのだが、河床が岩で石や岩があまりない。 隠れる場所が少ないので、渓流魚も少ないのかもしれない。 少しして、大岩の陰に振り込んだ毛鉤をうまく捕らえてくれた岩魚があった。 陸まで一気に引き抜いたが、陸で針がはずれ、飛び跳ねて水に戻っていった。 見た感じは、腹がオレンジの18cmくらいの岩魚であった、はず。 流れには、ほとんど石がないが、ここにはと思うところがある。 小さなところだが振り込んでみると、出るところは見えなかったが、手ごたえが伝わってきた。
ランディングし計測すると、それは、それは16cm小さな岩魚であった。
ここから、滝を2つ越え、1mくらいの滑の滝も越え、釣り進むが、時々影は走るが反応はない。 3つ目の滝にやってきたが、やっぱり反応はない。 写真を撮り、一服していると、沢登のグループがあがってきた。 ちょっと聞くと「さわね」と言うらしく、ホームページもあるらしい。 しかし、私よりずっと先輩と思われる結構年配の女性もリュックを背負って、がんばっていた。
反応がないので、川は彼らに明け渡し、小常木谷合流へ戻る。
こちらの河床も岩で滑になっている。 こちらは火打石谷と違って、あたりはあるもののうまく掛けられない。 4回目のあたりは、ほんとにチッチャな所で出て、やっと掛けることができた。 計測の結果16cmの岩魚であった。
曲流部分の深場に大きな岩魚が浮いているのを見つけてしまった。 ここへ落とせば、やつは食いつくに決まっている。 そして、4度目にやっとうまく振り込めた。 当然食いつき、今までにない重さが竿に伝わる。 気持ちが高揚していくのが分かるほど長い時間に感じられた末、首を振られて毛鉤はすっぽ抜けた。 何たることだ。
相当釣り上がっているが、なかなか反応がない。 ここでは、大きいほうの淵にでた。 手前から攻めようと振り込むと、1回目から食いついてきたやつがいた。 今度は外さないようにと、ネットを用意しながら、ゆっくりと引き寄せた。 計測の結果19cmの本日始めての山女であった。
谷が狭まり、両岸は切り立った岩となった場所に出た。 ある程度の深さもあり、口をあけた山女がいそうなのだ。 毛鉤を振り込むと、やっぱりいた、が、やっぱりタイミングが合わない。 もしかしたら、針先がゆるくなっているのかもしれないな~、などと腕のせいにはしない。(腕がないのだ)
小常木谷に入って2つ目の滝にやってきた。 相変わらず反応は薄く、この滝つぼは、反応なし。 左岸に下げられたロープを使い、上流へ行くも、あまりに反応がないので、諦めることにする。
3尾しか写真を取れなかったので、判断は早計だが、この谷にアマゴはいないことにする。
Posted by tenkara1nen at 21:40│Comments(5)
│丹波川
この記事へのコメント
すごいです!ここまでの火打石谷の情報は、なかなかありませんよ。私も入経路は知っていましたが、いずれも「大高巻き」という情報だったので、未だに行っていません。かつては、「親父」様(すいません。私も昭和35年生まれで似たような者です)のように、色々な支流を探索していたのですが、6年ほど前、奥多摩の某支流で落石に合ったこと、あと、これまた、奥多摩の支流で地形図の読違えから遭難しそうになってから、どうも慎重になってしまいました。あと、差し出がましいことを敢えて言わしてください。特に釣果があった場合は、河川名やポイントはなるべくボカした表現の方がいいと思います。これは、「独り占め」するというのではなく、すべての釣り人が「乱獲しない」、「C&R」とは限りませんから。私も一度、奥多摩の釣り人が見向きもしない某沢での瀑釣を迂闊にもブログで紹介したら、本当に全く魚がいなくなりました(今でもいません)。「親父」様のブログに「水を差す」ことは承知で私の苦い経験をお話ししました。これに懲りずに今後も、数少ないテンカラ師として今後もよろしくお願いします(私のブログもご覧くださいませ)。
Posted by ISAO at 2009年05月16日 23:51
ISAOさん、貴重なご意見ありがとうございます。
私が、火打石谷には入れたのは、運が良かっただけです。 雨のときや増水しているときは、危険すぎて丹波川からの入渓はできません。 大高巻き(帰りに使ってみた)して谷に辿り着いても、谷は狭隘で滑床なので、釣りにはならないと思います。
ホームページの件ですが、「本当に魚がいなくなった。」と云う件に驚いています。 見ている人の少ないブログですが、釣果のあったときは、できるだけその釣果と場所に関してぼかすように、努力してみます。 それにしても、根こそぎ持って帰る人たちが、本当にいるのですね。 皆さん、食べる分だけ、大きい魚だけ持ち帰る、できればC&Rを心がけてほしいものです。
私は、釣りを始めて2年目なので、怖さを知りません。 怖さを知ったときが「TheEnd」にならないように気をつけますので、引き続きアドバイスください。
再度、貴重なご意見ありがとうございます。
私が、火打石谷には入れたのは、運が良かっただけです。 雨のときや増水しているときは、危険すぎて丹波川からの入渓はできません。 大高巻き(帰りに使ってみた)して谷に辿り着いても、谷は狭隘で滑床なので、釣りにはならないと思います。
ホームページの件ですが、「本当に魚がいなくなった。」と云う件に驚いています。 見ている人の少ないブログですが、釣果のあったときは、できるだけその釣果と場所に関してぼかすように、努力してみます。 それにしても、根こそぎ持って帰る人たちが、本当にいるのですね。 皆さん、食べる分だけ、大きい魚だけ持ち帰る、できればC&Rを心がけてほしいものです。
私は、釣りを始めて2年目なので、怖さを知りません。 怖さを知ったときが「TheEnd」にならないように気をつけますので、引き続きアドバイスください。
再度、貴重なご意見ありがとうございます。
Posted by tenkara1nen at 2009年05月17日 17:27
不躾なコメントで、「嫌われたどうしよう」と思いながら書き込みましたが。ご理解いただき感謝しています。私の仲間うち(てんから倶楽部(http://hello.snafkin.jp/)と言います)でも、最初は無警戒にブログに詳細に地元の河川を紹介していたら、地方からマナーを守らない釣り人がどっと人が押寄せ、苦い思いをした人が大勢います(私は「絶対C&R主義」ではありませんが)。「親父」様が言及されているように、餌釣り師でも稚魚をリリースし、節度ある釣りをなさっている人が多数だとは思いますが。閑話休題。
「親父」様の逆さ毛鉤は、とても味がありますね。ベテランのてんから師の逆さ毛鉤の趣があります。私も逆さ毛鉤が好きで、ほとんど逆さ一本です。なかなか思うように巻けなくて、逆さ毛鉤ばかり巻いていたら他の毛鉤がうまく巻けなくなってしまいました(爆)。では、次の釣行記楽しみにしてます。
「親父」様の逆さ毛鉤は、とても味がありますね。ベテランのてんから師の逆さ毛鉤の趣があります。私も逆さ毛鉤が好きで、ほとんど逆さ一本です。なかなか思うように巻けなくて、逆さ毛鉤ばかり巻いていたら他の毛鉤がうまく巻けなくなってしまいました(爆)。では、次の釣行記楽しみにしてます。
Posted by ISAO at 2009年05月17日 23:20
火打石谷に行かれたんですね。私も行ったことがない支流なので
興味深く拝見させていただきました。小常木谷は行ける所まで
行ったことあるのですが、釣れた魚はヤマメだけでした。
キレイなヤマメだったのがとても印象深く残ってます。
河川名ですが、isaoさんのおっしゃる通り、支流などの
細い河川名は伏せた方が良いかもしれませんね。
私も魚影の濃い源流部の支流などが絶滅状態になったような
支流を知ってます。そのような支流などは本流部への魚の供給源に
なっていた可能性があるので、その河川自体、魚が減ったような
気がします。釣り人と河川のバランスは難しいですね。
興味深く拝見させていただきました。小常木谷は行ける所まで
行ったことあるのですが、釣れた魚はヤマメだけでした。
キレイなヤマメだったのがとても印象深く残ってます。
河川名ですが、isaoさんのおっしゃる通り、支流などの
細い河川名は伏せた方が良いかもしれませんね。
私も魚影の濃い源流部の支流などが絶滅状態になったような
支流を知ってます。そのような支流などは本流部への魚の供給源に
なっていた可能性があるので、その河川自体、魚が減ったような
気がします。釣り人と河川のバランスは難しいですね。
Posted by サーフ at 2009年05月18日 23:06
名前を探して、地図を作っているし、文章上河川名を伏せることは非常に難しいので、良くない場面で記載するかもしれません。 ブログでやめたほうが良い記載があれば、これからもご指摘ください。 これからも、ご愛読してください。
Posted by tenkara1nen at 2009年05月22日 20:43