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2021年04月11日

 歩いて岩魚に合う

 2021年4月9日 通行止めの後山林道への道を歩いて、後山川の支流へ釣りに行った。 歩いた甲斐があったのか。

倒木が罰点、ここで釣りを止める
 解禁当初から後山川に釣りに行きたいと思っていたが、国道からゲートまでの復旧を願うしかなかった。 林道ゲートまでは2km以上も坂道を歩かねばならないので、最近葦に自信がないので控えていたのである。 しかし、一向に道は復旧しないので、もう歩くしかないと覚悟を決めて、国道に車を停めた。

相変わらず、国道から入っていけない
 国道で着替えるのはちょっと恥ずかしいのだが、幸いにして車の往来は少ない。 さてと、進入禁止の看板を入ろうと思っていると、一台の車がその前に停車した。 通行止めを知らなかったようで、しばらくその場にいたが他へ回ったようである。 ここはいつも人気なのである。

暗い中にヤマブキが・・・岩魚の季節到来!?
 日陰の路を登っていく。 8時をだいぶ回っているというのに、光が届かないので、結構寒い。 そんな道には、ヤマブキが花咲かせ、私の足を止めては、元気を出させてくれる。 季節はヤマブキで、そろそろ岩魚も元気を出していることだろう。 疲れたと思ったときには、ヤマブキが見える。

ここが崩落現場、通れるように見えるのだが・・・
 歩いている路が通行止めの理由である崩落現場にやってくる。 写真で見ていたときは、時間がかかりそうであったが、既に土砂は取り除かれており、車も通過できるように見えた。 細かな尖った石がフィットには厳しく、斜面が再び落ちてくるかもしれないことを考えると、開通はまだ先になるかもしれない。

これから向かう渓の奥が美しい

明るくて気持ちの良い歩き

山桜が開始の合図、以前はここに車を停めていた
 途中、後山川奥の谷が美しく見えた。 きっと光が眩しいのである。 そこからは陽が高くなったのか、日向を歩くことになり、予期せず汗を掻くことになる。 やっとゲート前にやってきて、近くにあった桜を眺める。 やっとここまで来たのかと桜を見てとホッとしたものである。

山路には注意が必要
 さていよいよ山路に入っていくのだが、さすが東京都水道局、この時間に、この山道を見廻りの車がやってきた。 ゲート通過を見て山路に入っていく。 山路で崩れているところはなかったものの、ここまで歩いてきて疲れているので、ずいぶん気を付けて歩く。 流れと道が近づいたころには、すでに流れに下りていた。

最初に毛鉤を咥えた22cmの岩魚

ここから釣りを開始する
 振り込みたくなるような流れに変わっているようだ。 ずいぶん水が出たようで、流れの筋は変わり直線的なっているところが多い。 他の流れよりは水量もあるようで、広くなっている分静かなところも多い。 そこで出てくれば、はっきりと岩魚の姿が見えるに違いない。 なかなか、そんな場面には遭遇しない。

これも20㎝を越える岩魚で色が良い

橋を潜るとこの淵がある
 最初に出た岩魚は、「出た」と云うには程遠い状況であった。 二つの落ち込みに囲まれた場所に毛鉤を落すと、結果的に流れに毛鉤を巻き込ませることになり、そこでビクビクッと反応があったのである。 出てきた岩魚も22㎝のいい姿、いい色である。 竿を伸ばし10mも進んでいない流れである。

やっぱり岩魚はいいね!

こんな岩場が続く
 出てくる岩魚は大きくないが、飽きない程度に出てくる。 広くて静かなところから出てくることは少ない。 絶対ここにいるはずだと思っても、なかなか出てくることはないが、その隅っこや石の隙間などでは反応は強い。 やっと暖かくなったと雖も、この流れはまだ寒いのかもしれない。 流れには出ていないのだ。

このくらいの大きさの岩魚は色がもうちょっと

滝が見えてきた、姿が違っている
 滝が見えてきた。 見えない状態で、動きが鈍い岩魚に私の反応が付いていかない。 小さな岩魚は果敢なので、自ら針に架かってくれるが、そこでじんわり咥える岩魚は引き上げ始めて分かるので、反応が中途半端になってしまい外されてる。 その直後に滝壺に立つ。

引きを楽しんでいる、危ないっ!

Y字の滝は一本になっている
 滝つぼはいつものように広いが、左岸側がだいぶ浅くなって落ち葉が溜まっている。 滝の落ち口も二本あったのが一本になっており、上流がだいぶ変化していることをうかがわせる。 さて滝つぼの攻略だが、どうしよう。 流れに乗せて駄目なので、右の溜まりに毛鉤を落す。 ピッピと誘うと魚影が見えた。

この岩魚は、こう見えても24㎝である

滝の上は、ここから釣り始める
 一段下にいたので、まずは淵に上がるのだが、その間竿を縦糸を張る。 上がっても感触を楽しみたくて、カメラを構えて糸を張る。 流れは透明度が高いので、岩魚はずっと見えているのである。 大きいと思ってやっと収めた岩魚は、感触とは違って24cmである。 尺近いと思ったのに・・・

どの岩魚も色が良い、たとえ小さくても

岩が白くなっている流れ
 久しぶりに湯を沸かしてカップ麺を食べる。 食べ終わって、滝の上を目指すこととする。 なんだか久しぶりの斜面は、それはそれは怖くて、とっても時間をかけて登った。 滝のすぐ上に下りるのは止めにして、乗った仕事路が流れに下りるまで歩く。 二つ目の木橋で、釣りを再開する。

今年初めての谷は、私に優しく岩魚も優しい

ずいぶんと浅くなった淵、全部見えている
 道が近くになくなるのに合わせるように、流れの様子は以前とは相当に変わっていた。 大きめの淵の流れ出しには、ことごとく砂が溜まって、狭く浅くなっている。 ただ、邪魔であった倒木や石がなくなっているので、私のテンカラには好都合に見えた。 そして、水量があると思っていた流れは、釣り上る程に少なくなってくる。

緑を見れば、まさに春だ!
 滝まで釣り上る。 ここは比較的簡単に登れるのであるが、登ったすぐ上に岩盤の落ち込みがあり、一旦それを見てしまうと迷うのである。 と云うことで、低い滝も諦めることにし、納竿、下り始める。 しかしこれがもう大変で、膝が痛くてしょうがないのだ。 たっぷり時間をかけるしかなかった。

光が当たらない斜面にも春が来た
 最後の国道までの歩きは、途中の桜を眺めるために休んで、休んで、やっと国道である。 でも、歩いた甲斐があったと納得する。 そして、次はあるか?と自問する。




タグ :岩魚

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この記事へのコメント
なんという偶然か!僕も9日から三条の湯2泊で後山川行ってきました。
一ヶ月遅れの解禁です!
9日にサオラ峠越えの片道5時間のルートで三条でテント泊。氷点下の夜を震えて過ごし、昨日は1日かけて釣り、今日ヘロヘロになって下山しました。
釣果ですが8寸2尾、9寸1尾、そしてなんと尺イワナが出ました!
どれも、この時期にして丸々太り元気で綺麗な素晴らしい魚体でした。
水量も上流部は平水でしたが、水温が低いためか活性は悪かったものの良い釣りができました。
しかし、この辛いルートでは二度と行きたくありません。。。
三条の小屋番さんの話では崩壊した場所の補強工事のメドが立っていない事もあり役所の方から一般の人の通行を認めないとの事でした。
今シーズンはテンカラ一年生さんのように、お祭から歩くしかないみたいですね。実際、登山者も歩いているようですが、あくまで自己責任でという事になりますが。
Posted by MTBの釣り人 at 2021年04月11日 17:27
同じ日に後山川にいたんですね!私も今年初めての後山川でした。

私もずっと前からサヲラ峠越えを考えているんですが、「MTBの釣り人」さんよりかかりそうで、同じように一泊以上でないとどうにもなりません。
青岩でよく尺岩魚を釣られていましたが、それにしても早い時期にあげましたね。すごいじゃないですか。

ゲートまでの道ですが、崩落した山側は、見上げると今にも落ちてきそうで、確かに補強はされておりませんでした。
歩いたと書きましたが、今後は開通を待った方がいいでしょうかね~ あぁ~関係者になりたい!

またよろしく、お立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2021年04月11日 18:55
 
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