ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2021年05月06日

 キャンプの中の釣り

 2021年5月4日 もう一度一之瀬川で釣ろうと向かったが、5月2日以上に車多く、キャンプ場の中を釣るしかなかった。

藪に囲まれた淵(浅い砂底)
 二日前にまったく釣りにならなかった一之瀬川だが、こんな筈はないと、もう一度確認したくて、今度も同じ流れの別の沢にする。 しかし、5月2日以上に車が多く、どこもかしこも車が駐車しており、私のフィットの場所はどこにもなかった。 仕方なく、覚悟を決めて望み薄のキャンプ場の中を釣ることにした。

「一般車両駐車禁止」の幟のところに駐車する登山者
 奥多摩の状況は先日にもましてすごいものであった。 駐車場はもちろんのこと、登山口や釣り場、キャンプ場の近辺は国道にまで駐車している。 今日も行く一之瀬林道を心配しながら進むと、閉鎖中の駐車場のずっと手前から路上駐車、ずっと先まで路肩に駐車、最悪は閉鎖中の駐車場路肩の両脇にまで停まっていたことである。 狭くて危ない。

キャンプ場の脇を進む、カメラを向ける場所を考えてしまった

キャンプ場にある流れ
 私(釣り人)以外にも困った輩はいるのだと、目的地まで向かっていると、旧道でキャンプしている人たちがおり、目的地は路肩に4台もの車があった。 仕方なく集落に下り始めても車はいっぱいで、唯一空いていた場所に停めて、大勢いるだろうキャンプ場の中を釣ることにする。 覚悟して、中島川橋まで頑張るぞっ!

まだキャンプ場を抜けていない
 元々人が多いと思っていたキャンプ場の中は、思った以上に人がいて、子供たちは流れで網を振り回し、釣竿を持った人までいる。 さっさと通過して、近くにテントのないところまで急ぐ。 そしてそこは藪の中になる。 僅かに毛鉤を落すべきところはあるが、恐れているのか岩魚は出てこない。 こうなれば、キャンプ場を抜けてしまうしかない。

最初に出た岩魚、19cm

手前の方に岩魚がいる
 やっと最初の一匹が出てきたのは、キャンプ場の橋が見えなくなってからである。 大きな石を持つ砂底の淵である。 毛鉤を何度か流していると、岩魚が追って出てきて、パックリと毛鉤を咥えて戻っていく。 そこでピュンと竿を立てると、岩魚はいきなり空中に飛び出してきた。 合わせが強くても、今日はフロロカーボンのハリスなのである(印象)。

尾びれの色がいい岩魚、22cm

真ん中の石のところに岩魚がいる
 暫く藪の中を進み、明るい落ち込みになった。 どこに落とそうかと考えていると、石の傍の流れにチャプッと変化があったのを見逃さなかった。 あれならきっと釣れると、変化のあった場所の先に毛鉤を落す。 一度、二度、何度目かは分からないが、岩魚は現われて私の毛鉤を咥えてくれた。 思った通りに咥えてくれると、気分が良いものである。

小さな岩魚、背中の薄い黒の斑点が気になる

旧道が横切る、橋はない

タチツボスミレ?の横で昼食
 岩魚の反応はずいぶんよくなったが、相変わらず藪の中だし、出てくる大きさが小さい。 六匹出てきたが20cmを越えるものはただの一匹である。 そしているうちに、旧道が流れを横切る。 キャンプ場の上に出る路である。 少々藪に疲れ、竿を持ったままの遡行が疲れ、昼食とする。 菫を見ながら、天気の良い暑い日の中で、暑いラーメンを食べる。

放した岩魚は、浅瀬で休憩中

こんな幅の広い堰堤があるとは
 旧道から中島川橋までは竿を振ったことがない。 それは、だいたいここまでの藪に疲弊し、ちょっと進むともっとすごい藪になるからである。 しかし今日は、覚悟しているのでこのまま進んでいく。 擁壁の残骸が見えるし、それが水路のようにも見える。 どこが壊れたのだろうと上を見ると、上空に林道のガードレールが見えた。

橙色の斑点が美しい岩魚、19cm

既に両脇に林道が見える
 前方に堰堤が見えた。 この狭い流れにしては大きい堰堤である。 それもそのはず、この辺りだけ渓の幅が広いのである。 ここから広くなったり狭くなったりが繰り返されるが、水は少ない。 堰堤下の淵を期待したものの、細く薄っぺらのもので期待できなかった。 予定通り、岩魚が出てくることはなかった。

東京都の水源管理用道路(林道)
 堰堤を昇った後は、浅い流れになり、そこに岩魚が見えた。 回り込んで毛鉤を落すと、見えている岩魚に近づいていく。 咥えると思った瞬間に、横から飛び出してきた小さな岩魚が引っ手繰っていった。 予定外の動きに、中心にいた岩魚はいなくなってしまい、二度と出てこなかった。 そして、最後に橋に上がった。

旧道はなかなか雰囲気が良い
 やっぱりゴールデンウィークにキャンプ場での釣りは駄目なのだ。 それでも、今まで竿を出したことのない中島川を探れたことは、うれしいと思うべきか。 この流れでも二度目の渓流靴には違和感がある。 それと、道(らしき)を下っていくのにも、ちょっとだけ違和感がある。 渓流靴売り場の説明通り、種類を持たないといけないのかもしれない。





このブログの人気記事
2021年丹波川解禁
2021年丹波川解禁

2021年渓流開幕戦
2021年渓流開幕戦

歩いて岩魚に合う
歩いて岩魚に合う

岩魚が生き返った
岩魚が生き返った

もう少し下でも出ない岩魚
もう少し下でも出ない岩魚

同じカテゴリー(一之瀬川)の記事画像
山女?あまご?
岩魚は美しいのだ
山女も岩魚も美しい
やっぱり岩魚はいない
姿は見えども咥えない
釣りにならない流れで
同じカテゴリー(一之瀬川)の記事
 山女?あまご? (2025-03-29 18:00)
 岩魚は美しいのだ (2025-03-28 18:00)
 山女も岩魚も美しい (2025-03-18 18:00)
 やっぱり岩魚はいない (2024-09-13 18:00)
 姿は見えども咥えない (2024-08-22 18:00)
 釣りにならない流れで (2024-08-14 18:00)

この記事へのコメント
初めまして。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
一之瀬の手前からの入り口はまだ通行止めとなっておりますでしょうか?ご存知でしたら教えて頂けたら幸いです。
Posted by jun at 2021年05月08日 19:19
junさん 書き込みありがとう。

丹波山村側の林道は、東京都の林道で、まだまだ時間が必要でしょう。
今年開くかどうかわかりません! 情報は東京都水道局にあります。

高橋から一之瀬へ向かっても、作場平駐車場は閉鎖、笠取山登山道も閉鎖されています。

また、暇なときにはお立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2021年05月08日 19:49
ご回答、情報源までありがとうございます。

今日は耐えきれずに一之瀬(丹波山村側の流れ)に釣りに行きましたが、仰る通り車が至る所にありました。
猟師さん達が一斉に山に入っていたらしくその車も人も多かったです。

肝心の釣りですが、良型のイワナ数本と最近放流があったのか、成魚放流のヤマメがたくさん釣れました。
一年生さんのようにいつか大物を釣り上げたいものです・・・

今後もお身体に気を付けて釣行なさって下さい。
毎週ブログ楽しみにしております。
Posted by jun at 2021年05月09日 21:50
いい釣りだったようですね!junさん

一之瀬を回り込んで釣ったんでしょうか。 とてもいい釣りだったようですね。
私は今年、一之瀬川ではよくありません。 もっと下でないといけないのでしょうか。

暇なときには、またお立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2021年05月10日 05:26
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
キャンプの中の釣り
    コメント(4)