2024年11月14日
C&Rは異常なしの異常
2024年11月12日 小菅川の冬季虹鱒釣り場に行ったが、もう私には難しい状況であった。

小菅村の紅葉は一週間で見頃に近付いていた。 これから本番だと、美勢屋で釣り券を購入し、ちょっとだけ話をする。 私よりちょっと年上の主人は、六時半には開けているといい、中にはその時間を待って扉の外に立っている人いるらしい。 驚かされるも、ずいぶん元気な釣り人がいる。 そんな話で笑い、釣りに向かう。

今日はとても天気がよくて、青空が広がっている。 朝霧のような中で、小菅養魚場に渡る渡茶ァ橋の袂の楓は見頃である。 多摩川キャンプ場や楓橋の真赤になる楓は、まだもう少しの状況だったので、川に近いところの寒暖差の大きさが分かる。 村の紅葉も、もうすぐ見頃になるのだ。

釣り人はたった一人しかいないので、まずは魚影を探してみるもののほとんど見えない。 前回来た時には深さもあって、ところどころに見えたのに、カワウにやられたのだろうか。 見つけた魚影を狙って竿を振るが動かず、反応は薄い。 まだ二週間も経っていないのに、もう擦れてしまったのだろうか。

上流に釣り人が向かった途端に、大きな魚影が下っていった。 早い流れを下りてきて、緩い場所で落ち着いたので、狙って毛鉤を飛ばす。 毛鉤は定位しているところを通らず、毛鉤に反応はしないのだが、じっくりと十回以上流す。 ん? 咥えた!? ポンと立てると、虹鱒はブルブルッと頭を振って、一瞬の手応えを残して毛鉤を振り払う。

もう一匹大きな魚影を見つけたが、今度は深場の強い流れにいるので、毛鉤を見せるのが難しい。 強い流れの脇から流れの下に・・・と思うのだがなかなか上手くいかない。 魚影の動きを見ていると、時々キラッと白い腹が見えるのだが、この動作は毛鉤を咥えるためではなく、避けているかのようである。 三十分ほど頑張ったが・・・

11月3日にはなかったクーターボックスが河原に置かれていた。 藻が発生しているらしいが、これはずいぶん前からのことで、全国を飛び回る釣り人が、人気の小菅川にくるようになったからである。 見ているときに消毒している人は一人もいなかったが、これからも小菅川で楽しい釣りをするためには、みんなで消毒しましょう。

これから活性が上がると思われたが、釣れないし、珍しい虹鱒も見えないので諦めることにした。 多摩百山の歩き難いピークに向かうための登山口を確認したいこともあってのことである。 それにしても釣れなかった~







2024年11月04日
虹鱒釣りに小菅川
2024年11月3日 今季最初の小菅川虹鱒釣場に行ってきた。 20人くらいの釣り人がやってきて難しい釣りだったが、40cm超えの虹鱒と23cmの岩魚のような虹鱒が出てくれた。

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八時少し前に着いて、釣りができるかどうか流れを確認すると、少し濁っている上に水量があり、木の葉も沢山流れているので、毛鉤に気付いてくれる場所が問題だ。 そして、既に六人の釣り人が見えている。 でも、ここまで来て釣りをしないという選択はなく、河原からぶらぶら街を歩いて釣り券を求める。


40cm超えの虹鱒には往生した。 やっぱり力が強いので、柔らかい竿が弧を描き、上流に上っていくのが抑えられない。 やっと引き戻すと、今度は下流へ向かうのだが、こっちは全く止められず、自分が走るしかなかった。 楽しかった~


岩魚らしき姿を見つけたので挑戦した。 石の前に定位しているので、その上流から毛鉤を流すと、スッス~と動くので反応している。 ただ、毛鉤が全く見えないし、シーズン中は使ったことのない長いラインとハリスなので、魚の動きだけが頼りであった。


十時頃には釣り人がいっぱいになり、十九人まで数えて諦める。 竿を振るべき場所がなくなったこともあって、結局八時から十一時までの三時間の釣りで終了した。 釣れた虹鱒は少なかったが、40cm蝶の虹鱒、岩魚のような虹鱒が釣れたので満足である。

今季は何度来られるだろうか、山も歩きたいので・・・










2024年01月07日
三カ月ぶりにテンカラ
2024年1月6日 もう山には二か月半以上行っていないし、テンカラ竿は三カ月以上振り回していない。 釣りの準備としての仕掛け作りや毛鉤作製はまだやっていないが、そろそろ竿を振らないと忘れてしまいそうなのである。

釣りは管理釣り場でもよかったが、少しでも自然に近いという理由で、小菅川の冬季虹鱒釣り場にする。 家を出るときは2℃だったが、小菅村に着いた8時前には-2℃になっていた。 今日は暖かくなるとの予報なので、股引は履いていないし、半袖下着にシャツとジャンバーである。 一番乗りの河原から釣券を求めて美勢屋までを往復しただけなのに凍えてくる。

使い古しの毛鉤のまま振り込めば最初から反応があり、尺を超える虹鱒が水面近くに浮いてきた。 虹鱒の魚影は濃いのだが、毛鉤への反応はすぐに無くなる。 毛鉤が落ちると逃げるし、流れてくれば避けてしまうのだ。 渡茶ァ橋から小菅橋まで下っていくが、どこの虹鱒も私の毛鉤には反応しない。

この毛鉤じゃだめだと思って、二つだけ持っているもっとも小さな毛鉤に交換する。 そしてだらだら流すのじゃなくて、大きな虹鱒を探し狙う、そして岩魚に似ている虹鱒を探して狙うように変える。 しかし、大きな虹鱒は数多く見えても、底近くにいるものばかりで、毛鉤が通過しても浮いてくるものはいない。 一生懸命に毛鉤を沈めても、反応しない。

狙っている場所の少し下流でライズしたのが見えたので、反射的に見ると、大きめの虹鱒が見えた。 こいつなら出るかもしれないと思って、狙いを変更して毛鉤を飛ばす。 普通に上流側から流しても反応しないので、毛鉤は水面を滑らせたうえで止める。 すると虹鱒はゆっくり浮いてきて、キュッと反転した。 4mも離れていないので、すっきりはっきり見えドキドキもんである。

今までゆっくりした動きだったのにピューと動いたので、竿がいきなり満月に曲がり、切れると感じながらの戦いであった。 虹鱒の大きさは40cmには満たないが、力のある虹鱒なので時間をかけるしかなかった。 それにしてもよくハリスが切れなかったものだ、一度折れたテンカラ竿も頑張ってくれたものだと、ドキドキは引き上げた後も続いた。 丁度網を持っていなかったこともドキドキの一端を担った。

向こう岸あたりにいる大きな虹鱒を狙う。 そこにはヒレが白いものもいるので、そっちが本命であるのは、釣れなかったときの予防線である。 数回振り込んでいると、もわっと水面が盛り上がり、キューとラインが引かれた。 ぷっと竿を立てると、いきなり走り回られる。 いやいや力が強過ぎ、重い引きである。 見えているのは岩魚のような色姿なので、絶対逃がしちゃいけない。

竿はとんでもなく曲がっており引き寄せられず、私は岸辺を上へ下へと走らせられる。 隣の釣り人に謝りながら走り回っても引き寄せられないので、今度は私が岸から離れるようにして引き寄せる。 やっと浅瀬に引き上げたのは、40cmを超える岩魚のような虹鱒であった。 これは本当に時間がかかったので、切れる、折れるのドキドキ感が長く続き、大満足の一匹になった。 気になったのは優しい顔!

満足感が薄れていくと、寒さで震えているのを思い出し、昼前ではあるが釣りの終了を決める。 この時期でも虹鱒がたくさんいるのは分かったが、私の毛鉤ではなかなか難しいし、加えて虹鱒もずいぶんスレている。 それでも3月までには、もう一度くらいは釣りに来なければと思いながらフィットに乗った。








2022年11月27日
難しい冬季虹鱒釣場
2022年11月25日 今日は世の中の大部分の民間企業で働く人の給料日である。 そんな時に釣りはないだろう。 誰もいないと思って今季二度目の小菅川冬季虹鱒釣場に行ってきた。

今年の渓流閉鎖後、一度釣りをしたので、またやりたくなってしまった。 テンカラ竿は相変わらず3.6mの古いもの一本しかないので、少々恥かしい。 誰もいなければいいなと思って川原に下りると、車は一台しかなく、テンカラ竿を振り回す釣り人がひとりである。

これはいい。 釣り券を求めにメインストリートに出ると、いつもの店はまだ開いていない。 八時をとっくに過ぎているというのに、なんて商売っ気のない店なのだと、ちょっと先の美勢屋で釣り券を求める。
静かな県道を戻って釣りを始める。


昨日の雨だろうか、先日来た時と微妙に深さが変わっている。 釣り人に状況を聞くと渋いと云うことであるが、何とかなるだろうと考えていた。 しかし、そのテンカラ竿の振り方、毛鉤の飛び方を見れば、私の釣りでは歯が立ちそうにないとも思える。
釣れた虹鱒を見て驚き、可愛そうになる。 それは、鼻先が切れ落ちたようになっている虹鱒だったのである。 いくら養魚場育ちとはいえ、これほど傷ついた元気な虹鱒は見たことがない。 一気に釣りの雰囲気ではなくなる。


場所を探して歩き回る。 昼になると、ほとんどの場所は日陰になるので、それまで日向で頑張る。
ぐっと鈍い引きを感じると、それは岩魚ののような虹鱒であった。 日向の浅い流れから出たもので、もう少し上へ向かおうとしているところだったのか。

前回は50cm近い赤い虹鱒を含めて合計七匹、今回は岩魚のような模様の虹鱒を含めて合計七匹、いずれも少ない数であるが特徴的な虹鱒で満足である。 上流部全体が日陰になった昼過ぎ、数量する。
また来るか?


静かな県道を戻って釣りを始める。


釣れた虹鱒を見て驚き、可愛そうになる。 それは、鼻先が切れ落ちたようになっている虹鱒だったのである。 いくら養魚場育ちとはいえ、これほど傷ついた元気な虹鱒は見たことがない。 一気に釣りの雰囲気ではなくなる。


ぐっと鈍い引きを感じると、それは岩魚ののような虹鱒であった。 日向の浅い流れから出たもので、もう少し上へ向かおうとしているところだったのか。

また来るか?
2022年11月20日
久しぶりの釣り
2022年11月16日 今年は11月からのオープンになった小菅川冬季虹鱒釣り場に行ってきた。 オープン間もないというのになかなかきつかった。

渓流が閉鎖になって釣りを一月以上していないので、小菅川の冬季虹鱒釣り場へ行ってみようと思った。 情報を見ると今期は11月からの解禁だとある。 しかも二日前に追加放流の情報もある。 今季は何かが違うようである。 虹鱒はまだ擦れていないだろうと思えばウキウキしてくる。![]()

問題は竿で、四本のテンカラ竿のうち3.3mのものは全て使えない。 購入も思案中なので、大昔に買った3.6mのテンカラ竿しかない。 そして、それに対応する仕掛けがないのである。 それは今日分かったことで、仕掛けの中で使えるだろうテーパーラインを使うしかない。

流れは全体的に浅いのだが、足場はこれまでと違って、とっても釣りやすいものになっている。 岸辺が盛り上げられて、駐車場所が一段下がっているのである。 平日だというのに車は6台も停まっている。 流れの虹鱒を確認して、釣り券を求めに街に出る。 いい天気である。

釣り始めて整備された足場を確認して廻れば、釣り場全体をカバーできるものになっており、長靴がなくてもほとんど竿が出せる。 虹鱒が溜まっている(見えている)場所は先客がいるので、誰もいない上流部で竿を振る。 竿所に岩魚が出てきて喜んだが、引き寄せたところで外れる。 久しぶりのバーブレスフックは竿の違いとともに難しいのだ。

久しぶりのテーパーラインだから、ハリスの交換もなく使ったせいか、二回も合わせ切れを起こしてしまう。 いや、虹鱒の力強い引きを忘れていて、つい力強い反応をしてしまったのだ。 ハリスが劣化していて、しかもタコができていたのでそこから切れたのだ。 私のミスではない!?(あんたのミスだ!)

正午までに虹鱒は全部で七匹しか出ない。 最後になった七匹目は50cm程度の虹鱒で、浅い流れの先にある小さな深場にいた。 10cm程度の落ち込みから毛鉤を流すと、白く赤い魚影が水中でくるっと回った。 竿は満月のように曲がり、ハリスが切れるか竿が折れるか我慢比べになり、浅い流れを駆け回る。 そしてやっと引き上げたのは50cm弱の赤い虹鱒である。

頬っぺたが真っ赤で、体も赤いもので、口が獰猛さを見せる。 体の幅も相当に広く、体をつかむことはできない。 自然渓流では見たことのない大きさで、何枚写真を撮ってもリリースしがたい。 それにしても小さな淵にこんな大きな虹鱒がいるなんて、もしかすると10cmの落ち込みの下が大きく開いているのかもしれない。

浅い流れに大きな虹鱒が出ていた。 私との距離は3mくらいしかないが逃げることはない。 虹鱒は時々横になって尾びれを強く振っている。 流れの底は白く砂が出てきているようである。 そうか、産卵場所を作っているのだ。 と云うことは、今作業を行っているのは雌なのだろう。 放流間もないのに?

釣り場は浅いが虹鱒はいる。 車を停める場所は整地されている。 足場は今までになく良く、長い距離を長靴なしで歩かれる。 11月からのオープンである。 好条件が揃った釣り場環境で、今期は何回も来なければいけない気になる。 出た数は少なかったが、外した岩魚を除けばとってもいい釣りだった。
装備(竿)はどうする?









装備(竿)はどうする?
2021年11月24日
やっぱり難しいテンカラ
2021年11月23日 11月からの小菅川冬季虹鱒釣り場は、テンカラでは非常に難しい。

昨日はどこも雨が降ったようで、きっと河川もいい具合に増水していると考えて、小菅川の冬季虹鱒釣り場に向かうことにした。 もしかしたら増水しすぎて、河道が崩れているかもしれず、若しくは濁っているかもしれないと考えて、山歩きに切り替える準備をしていく。 天気は良くなるはずが、わが街はいまだ黒い雲が垂れ込む。 西に行くにしたがってその雲の中に突っ込んでいき、小菅村では雲が切れて晴天の中にいた。

小菅川は崩れておらず、砂利や木の葉は前回同様で、釣りになりそうだった。 美勢屋まで歩いて釣り券を求めて釣り始める。 魚影ははっきりとは見えず、毛鉤をしっかり沈めるしかなかった。 きっと朝と云うこともあるので、昼くらいになれば、もう少し活発に動くのだろう。 昼前になると木の葉が大量に流れてきたので、テンカラではますます対応できずに、終了する。

やっぱり、シーズンと全く同じ仕様の仕掛けで釣るのは難しいとしか云えない。 毛鉤の大きさが、流れる虫としては大きすぎるし、小魚としては小さすぎるのである。 私も虹鱒もプレッシャーの中での釣りなので、満足して?終了するしかない。 そして、気分転換に源流部の滝を観に行くのだ。

見えている虹鱒や岩魚に四回も外されたあと、大きな虹鱒に狙いを定めた。 流れの早い底近くにいるのだが、白泡はなく、あまり波立ってもいないので、よく見える。 ゆらゆら揺れているので捕食しているに違いなく、私の毛鉤でもすぐに咥えると思ったが、なかなか咥えない。 毛鉤は見えないが、ずいぶん前の方でちょっとだけ毛鉤を動かして流した。 避けた! と思った瞬間に引き返して咥えた。

引きは強烈で、ちょっとやそっとでは寄せられないと、長期戦を覚悟する。 しかも網は車の中なので、浅瀬まで引き寄せねばならないのである。 場所は3m下流にしかなく、他は岸まで流れがあるのだ。 幸いにして対岸までの距離はないので、上へ下へと移動すれば伸される心配はない。 外れたり、切れたりすることに注意すればいいのだ。 長い戦いは我慢比べとなり、とうとう私が勝利した。 40cmを越える虹鱒である。


流れが石にぶつかり回り込むところには、不用心な虹鱒がいるのだ。 一定の早さのある流れで、一瞬にして見極め中ればならないので、一回は咥えてみようと思うのである。 しかし私の反応の方が、虹鱒が「これは違う」と思って話すよりも早いので、結局勝利できる。 まぁ四回も外されて云う言葉じゃないが、こういうふうに考えないと満足できない(忘れられない)のである。

日も高くなり、ライズするものが現れる。 そんな時には、その上流側に空かさず毛ばりを落とす。 だいたいにおいては毛鉤を追ってくるのだが、咥えるものはいない。 何度もライズを見つけ、何度も毛鉤を送り込んで、ちゃんと咥えたのは一匹だけである。


四回外されたうちの一回は、見えている岩魚である。 緩く大きく巻いている流れに岩魚が見えている。 しかも、底にへばりつくようにして、こっち側を向いている。 毛鉤は岩魚の目の前を何度も通過し、岩魚も時々くねっと動くのだが、どうしても咥えない。 水面を引いても、水中で誘っても咥えない。 諦めかけた時、咥えたかもしれないと一瞬ためらってしまい、クククッと竿に反応が残って外れた。 この後姿も消してしまった。










2021年11月14日
三種類釣れたからいいか
2021年11月12日 今季二度目の小菅川冬季虹鱒釣場に行ってきた。 やっぱり釣れなかったが、三種類の渓流魚が釣れたのでよかったか。

今日行くのは、先週も行った冬季虹鱒釣場である。 その時は50cmを越える虹鱒と岩魚が釣れたのだが、いまいち数が出なくて、今日はどうかと平日に行くのである。 今日もいい天気だ。

山の紅葉はもうそろそろ終わりに近づいているようだ。 しかし、空はどこまでも青く、白い雲がその青をさらに青く見せている。 柿も実って、秋は深まっている。 これからは柿に野鳥が集まる。

さて釣りであるが、最初に釣れたのは虹鱒である。 珍しくバックり飲み込まれたので、何年振りかで針外しを使った。 その後は尺を越える虹鱒も出てきたものの、何人もの釣り人に釣られた懲りない虹鱒である。

渡茶ァ橋の下の養魚場からの流れ出しで釣る。 虹鱒ではない魚影が、脇の緩い場所に見えている。 そこに毛鉤を落すと虹鱒が邪魔をする。 もっと横からと流してくると、目指す魚影がひょろっと動いた。 今度も自然に流れに乗せていると、ス~と浮いて毛鉤を吸い込んだ。

引き寄せたのは25cmほどの山女であった。 残っていた山女なのかと思えば、尾びれが小さすぎるし綺麗ではない。 何しろ、胸びれがないので、温室育ちと思わざるを得ない。 しかしまぁ、虹鱒じゃないのは良かった。

流れを見ているとライズを見てしまった。 となればあの渓流魚を狙うしかないと、私のテンカラが届く範囲に位置取りして、優しく上から流す。 案の定一発目でジャブッと出たので、虹鱒だと思ったものだ。 しかし網に入ったのは小さな岩魚(20cmちょっと)であった。
三種類の渓流魚が釣れて、少々飽きてきたので終了として、小菅の湯に向かう。 辺りを一周して、体を温める。
<道の駅こすげ>

山沢集落が見える場所に行く。 山に囲まれていることがよく分かり、奥の奥にちょこっと飛龍山が見えたのには驚いた。

小菅の湯の入口に立つと、後ろの鹿倉山が護ってくれている。 「鹿」はシシなのだが・・・

道の駅こすげに入ってくる大型車の道には、真っ赤な紅葉があるのだが、今日は少し遅かったようである。 雲が真っ白で美しい。

道の駅こすげには、フォレストアドベンチャーがある。 その入口近くにある紅葉で、赤と黄色が美しかった。

最後は道の駅こすげ全景、この位置からだと背景の猪倉山とその尾根がよく分かるし、高さも分かる。 つい最近登ったのが不思議である。 そう見えた。
昨日の急登が影響しました。 今日は体が痛くて、山は休みです。 で、やっと冬季虹鱒釣場の写真が整理(だいぶ省きましたが)できました。 遅いですね~






三種類の渓流魚が釣れて、少々飽きてきたので終了として、小菅の湯に向かう。 辺りを一周して、体を温める。
<道の駅こすげ>





2021年11月04日
初の冬季虹鱒釣場で三匹しか
2021年11月3日 渓流シーズンが終わって初の小菅川に行ってきた。 釣れなかったが楽しかった。

2021年の渓流シーズンが終わって、渓流魚を釣るには管理釣り場しかなくなった。 毎年出向く小菅川の冬季虹鱒釣り場は、11月からということでひと月余りも空白ができている。 他の冬季虹鱒釣り場へ行けばいいじゃないかという声もあるだろうが、私が振り回す竿の長さと仕掛けでは、歯が立たないところばかりなのである。 FFでないと無理なところばかりなのだ。 ということで、やっと今日釣りに向かった。


ラジオは朝早くから休日割引が再開された高速道路の渋滞を知らせていた。 奥多摩は大丈夫かと気にしていると、車の列は一向に減らず、小菅村に向かう深山橋でやっと一人になった。 いやっ、バイクが付いてくる! 奥多摩湖の紅葉は進んでいるが、まだ赤いモミジはほとんど見えない。 それでも、秋の晴天のもと紅葉を楽しもうと云うのだろうか。 小菅村に入って行くとだんだんモミジも赤くなっていく。

到着は八時過ぎ、すでに車は4台あり、釣り人は竿を振っている。 様子を見てから釣り券を購入しようとしたが、最も早く開く見勢屋は午前中休み、ひろせ商店は八時半からということで、車に戻ってフィッシングヴィレッジに行くと放流中、釣り券購入は八時半過ぎになった。


流れを見ると、昔のようにたくさんの魚影はないので、きっとまたどこかに固まっているに違いない。 七八寸の虹鱒があまり見えず、これは!と思う魚影は軽く尺を超える虹鱒ばかりである。 その虹鱒をしきりに狙ったが、毛鉤が通過するときに避けたり隠れたりして、意識はしているようだが餌とは思っていない感じ。 もうすでに私の大きな毛鉤では無理かもしれない。 そんな釣り場に思えた。


長靴は履いていないので、渡茶ァ橋下から新しくなった小菅橋上までとなる。 先に竿を出す人がいなくなるのを待って、中間にある頭首工下を狙う。 大きな渦になった場所には、魚影が見えないので、勢いのある流れの下を狙って、毛鉤を巻き込ませる。 勢いがある流れにもかかわらず、ラインが動かないのでピッと竿を立てると、25cmの岩魚のような虹鱒が咥えていた。 山奥で出るような力強さはなく、白くて尾びれが丸まっている。

大きな魚影が見える場所が三か所もあった。 その虹鱒を狙って毛鉤を落とすが、一向に浮いてくる気配がないので、何とか沈めて虹鱒と同じ深さを流そうとする。 毛鉤は見えないが、近づいただろうと思ったところで、虹鱒は体を振って筋を変え、あるいは上流側の白泡に隠れてしまう。 もう、この三か所で一時間粘っているのに、私には食わせる手立て、方法がない。

見える魚は釣れないと判断し、隠れているだろう場所を主として毛鉤を落とす。 一度毛鉤を潜らせると、どうしたことか見える場所に岩魚のような魚影が現れた。 あれなら咥えるはずだと毛鉤を送り込むが咥えない。 ならば誘えばよいと、毛鉤が通過する前にちょんと動かすと、渓流魚はぴゅ~と近づき、ぱっくり咥えた。 最初に釣れたのと同じじゃないかと疑うほどそっくりである。 同じ?

何度も何度も橋から橋までを往復するも、合わせ切れを含めてファイトは三回しかない。 陽だまりで休憩し、皆の釣りを見学する。 上手な人は釣れているようだが、ルアーには反応が悪いようで、釣れている人は皆FFマンであった。 いつやってきたか分からないが、テンカラを上手に操る人もいたが、私同様に苦戦しているようであった。 この釣り人と話したときには、三匹釣れていたので、ニコニコして話ができた(鼻が伸びていたかもしれない?)。


その三匹目は、全く見えない場所で毛鉤を咥えた。 竿を立てるとずんとした重みが伝わり、引っかかったような引きである。 合わせ切れしたときにハリスを取り換えていないものだから、非常に気になってしまい、力強く引き寄せることができない。 しかも手前は強い流れなので、この流れに乗ってしまうと、勢いよく下流へ落ちていくのだ。 感覚的には10分以上もやり取りしながら、虹鱒が弱るのを待ちながら、どこで取り込むか思案する。


力づくでは引き寄せられないので、緩い流れに落とすしかないと、意を決して流れに乗せるようにして下流へ落とす。 それでも引き寄せるには時間がかかり、最後はハリスをつかもうかとも考えた。 しかし、これまでの経験上、この大きさの虹鱒に対しては竿の粘りがないと無理と考えて、さらに時間をかけて引き寄せた。 その大きさは50cmを越え、体も太く、3.2mの竿で釣ったのが奇跡に近い。 で、自画自賛、誰かに言いたくてしょうがない。

釣れたのはたったの三匹であった。 しかし、その三匹にはそれぞれ特徴があって満足である。 まだ昼にはなっていないが終了して、源流部の紅葉、特に白糸の滝辺りを散策しよう。 それでも、釣りの気持ちが続いていれば、もう一度竿を振ることにして、源流部へ向かう。
















2021年02月12日
私に厳しい虹鱒釣り場
2021年2月11日 そろそろ釣りを思い出さねばならないと、小菅川の冬季虹鱒釣り場へ行ってきた。 惨敗である。

渓流解禁まで一か月を切った。 最近行っていない千曲川に関しては、もう来週の解禁になっている。 禁漁期間中はほとんど竿を振っていないので、そろそろ釣りの練習をしないといけないと思い、小菅川の冬季虹鱒釣り場に行くことにする。 天気は上々、申し分ない天気は、気温も上がるということでとても楽しみである。 釣りの時間としては遅い、9時半過ぎの到着である。

最初は元々の釣り場である上流部に入ってみる。 河原には雪が少し残っており、そのためかどうかわからないが、車は一台しかない。 上流部で二人ならいい釣りになるかと流れを見れば、水があまりに少なくて、虹鱒の影が見えない。 とりあえず竿をもって、工事中の小菅橋辺りまで行ってみたが、虹鱒は1か所しか言えない。 流れが浅すぎるのである。


渡茶ァ橋の上に行ってみると、頭首工下のわずかな広場にたくさん群れていた。 上流部は二か所に虹鱒が溜まっているのである。 頭首工の下で、日に照らされてはっきり見える虹鱒を狙う。 最初の大振りで、大騒ぎしはじめた虹鱒たちは、最も深い所に集まって落ち着く。 一匹ぐらいは不細工な大きな毛鉤食いつくものがいるはずだと、群れの中に毛鉤を誘う。 やっぱり食いついた。

その後は、流れに任せても、誘っても、全く反応を示さない。 そのうち、一匹がちょっと追うようになったが、どうしても最後まで追わない。 その後は、ゆるゆるもラインで、どこに毛鉤があるかわからな流し方をしたが、反応したかどうかも分からないので、いい加減で止める。 見えているのに反応しない!


車が5台になって、虹鱒の見えるところは釣り人が離れないので、下流部に移動する。 こちらは車が8台もあったが、見える虹鱒は格段に多い。 ただ、こちらも浅い場所が多いので、私の短いテンカララインでは岸辺に立たないといけない。 そうすると、虹鱒は一斉に警戒状態に入ってしまい、やっぱり毛鉤には反応しない。 他の釣り人を見ていると、どうも毛鉤が小さいようで、私の逆さ毛鉤サイズではよっぽど間抜けな虹鱒しか食ってこないのである。

空は相変わらずの快晴、とても心地よい暖かさであったが、釣れないうえに風が出てきたことから、釣りを諦めることにした。 釣りを思い出す練習は、管理釣り場でやるしかなさそうである。








2020年12月05日
冬季虹鱒釣場二回目
2020年12月4日 今季二回目の小菅川、冬季虹鱒釣場に行ってきた。 虹鱒はたくさんいたが、珍しい虹鱒は釣れなかった。

小菅川の川の様子が良くなかった。 今季初であった前回も、その流れの様子が気に入らなかったので、どうしても足が遠のいた。 しかし、禁断症状ともいえる気持ちが長引き、これは行かねばならぬと思ったのである。 幸いにして、釣り場が小菅フィッシングヴィレッジ領域まで延びたので、長い区間を見て、釣ることが可能なのだ。


ゆっくりの出発で、釣り場の最上流に到着したのは10時を過ぎていた。 にもかかわらず、下りた流れには一切日が当たらず、非常に暗くて寒い。 辛うじて、上流限界の頭首工の辺りだけは陽だまりになっており、とても気持ちよさそうであった。 魚も沢山泳いでいるので、中には私の大きな毛鉤でも果敢に挑んでくる。


暗い流れでも時たま虹鱒が出てくる。 水量が少なくなって、虹鱒は一定の場所に固まっているので、釣りやすいと云うか竿を振りやすいのであるが、やっぱり小さな毛鉤を沈めないと反応は悪い。 虹鱒じゃないと思われる魚体を見つけ、頑張って頑張って毛鉤を送り込むが、どうしても目的のところに届かない。


12月から開いている下流域に車を移す。 こちらは上流域と違って明るくて広いので、とても開放感がある。 陽当たりもよいので気分的に暖かい。 広い川には虹鱒もたくさん見えているし、ちょっと色や模様の違うものも見える。 ただ、私の毛鉤、テンカラでは全く歯が立たない。 毛鉤が落ちた途端に逃げるのである。

久しぶりに虹鱒の強い感触を確かめられて満足である。 虹鱒釣場だからしょうがないのだが、他の魚を見たかった、と思いながら終了する。









