2025年05月16日
四月の山の花(2)
山で見る花を記録しているが、名前が分からないので躊躇する。 花には旬というものがあるので、すぐに時代遅れとなってしまう。 それでも折角だから、花が頑張って生きている姿を見てもらおう。 一之瀬高原と泉水谷の4月下旬の花なので、もう咲いていないかもしれない。
ヤマエンゴサク1


見たのは花全体は白く、先が薄い紫色のヤマエンゴサクである。 花があまりに下に曲がっているのでタツナミソウのような感じにも受け取れるが、恐らくヤマエンゴサクである。 じっと花を見ているうちに蛇にも見えてきて、なかなか面白い。
もしかするとヤマエンゴサクではない。 それほど図鑑とは違っているし、だから花は難しいし面白いと云える。のである。
ヤマエンゴサク2


赤紫で花は下に曲がってはいないので、これはヤマエンゴサクである。 葉っぱにも注意していたが、私にはどこをどう見ればいいのか分からない。 ただ、さっきの白っぽいヤマエンゴサクと花は違っても葉っぱは同じに見える。
本当は違っていてほしいものだが、私の調べ方ではすぐに限界がくる。 「ヤマ」を付けるからいけないので、エンゴサクとすれば一緒になるのだが。
ミヤマキケマン


ヤマエンゴサクと同じような花ではあるが、花があっちこっちを向いているのでミヤマキケマンである。 咲いている場所もズリズリの斜面で、ヤマエンゴサクとは違うところに咲いている。 花が小さすぎるものの黄色ということもあって、すぐ分かる。
葉っぱがヤマエンゴサクとは全く違うので、私でも区別はつくのだが、名前の確実性はない。
シバザクラ

長らく見なかったシバザクラである。 秩父の羊山公園で見たことはあるが、一面に咲く状況でひとつひとつの花をじっと見たことがないのである。 それで、この日見たポツポツ咲くシバザクラをシバザクラとしては見ていなかったのだ。 色の違うものを記録しておいた。


シバザクラは三種類以上咲いているように思って見ていたが、調べるとみんな同じもののようである。 各々距離を取るように、ポツンポツンと咲いているからなおさら違って見える。 花がいくつか固まっているのは一株から出ているのか、それとも一株が枯れ草を抜け出したのをこれ幸いと、他の株が続いたのだろうか。

長らく放置された場所でも草花は生き延びているのだ。 特にシバザクラは自然では見たことがないので、きっと人間が持ってきたに違いないのだ。 外国産の生き物は強いのだ!
シャクナゲ

集落の民家、廃屋にはたくさんのシャクナゲが植えられている。 放置されたものでも、しっかりと生き、今年もまた花をつけているのである。 桃色っぽいものや赤っぽいもの、微妙な色の違いがあって飽きない。 山で見る中で最も大きい花である。
そもそも分水嶺に多くのシャクナゲが生えているので、それを下ろしたのじゃないだろうか。 六月には稜線上も色付くに違いない。
ヤマエンゴサク1


もしかするとヤマエンゴサクではない。 それほど図鑑とは違っているし、だから花は難しいし面白いと云える。のである。
ヤマエンゴサク2


本当は違っていてほしいものだが、私の調べ方ではすぐに限界がくる。 「ヤマ」を付けるからいけないので、エンゴサクとすれば一緒になるのだが。
ミヤマキケマン


葉っぱがヤマエンゴサクとは全く違うので、私でも区別はつくのだが、名前の確実性はない。
シバザクラ




シャクナゲ

そもそも分水嶺に多くのシャクナゲが生えているので、それを下ろしたのじゃないだろうか。 六月には稜線上も色付くに違いない。
Posted by tenkara1nen at 06:00│Comments(0)
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