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2024年09月22日

 岩魚になった泉水谷

 2024年9月20日 泉水谷を歩いた。 久しぶりに山女と遊ぼうと思ったが、遊ばれてしまい見られたのは小さな一匹で、あとは岩魚ばっかりだった。

泉水谷の林道歩き
 もう釣りに行くところが決められない。 渓流魚が確実にいて、私の毛鉤を好み、私の釣り方に興味を示す、そんな場所に心当たりがないのだ。 困ったときには、少々歩くが泉水谷である。 山女が主となってしまうので不安なのだが、しょうがない。 

ゲートを抜けた車は何の用か
 泉水谷のゲートには車が四台、重なる可能性が高いと思いながら準備して、さっさと歩く。 すると川崎ナンバーのミニバンが上がってきた。 ゲートを開けて入ってきたのか? 鍵の在処を知っていたのだろうか? しかし、100mも歩かずに車が戻ってきた。 この車は工事か、見廻りか、無法者か?

たった一匹の山女は小さい

釣り始めた辺り
 3kp手前で流れに下りてみれば、水量はテンカラに丁度良い感じである。 早速釣り始めるも、山女はなかなか出ない、と云うか合わせられない。 それでも頑張っていると、わずかに水面に出た山女に反応できた。 ただ、その山女が15cmであることは残念である。 でも写真ではそれなりに見えている。 小さい!

この岩魚を皮切りにずっと岩魚が

山女は見えてても釣れず、ジャブッと出ても外れてしまう
 流れのすぐ横を流せば岩魚が姿を現す。 これもまた17cmで小さい。 すぐに期待の淵にやってくる。 魚影は見えているが私の毛鉤は咥えない。 ならば淵の脇の石の傍、静かな水面に目を向けて、第一投でバシャッと出る。 出た~と喜んで、パンと竿を立てると、ブルブルと震えて一瞬で外れる。 大物山女だったのに(釣り人の話)。

岩魚はだんだん大きくなってくる

白泡のないところを狙う、沈めて正解
 いい場所だが未だ白泡だらけの場所がある。 二本の筋から大量の水が落ちて来ているその間を狙う。 水面は一瞬しか流せないので数回で諦めて、思いっきり引き込ませて留める。 二回目だか三回目に、留まるはずのハリスが動いたのでサッと立てると岩魚23cmが咥えていた。

いつの間にか網に入っていた岩魚の幼魚

期待したところにはいない、出ない
 この岩魚をリリースするときに違和感を感じて、網の中を見てみると、なんともう一匹岩魚がいた。 いつどこで入ったか思えば、岸辺で釣った岩魚23cmを掬ったときに、流れを避けていた幼魚も一緒に掬ったのである。 岩魚はこんなところで流される危険を避けていたのだ。 しかしながら別の危険がやってきてしまった。

細くても尾びれが大きいのは引きが強い

流れは美しく透き通り、山女の姿が見える
 ホウロク沢出合いの先まで歩くと、流れに山女が見えたので下りていって狙う。 そこにいるのにどうしても咥えず消えてしまった。 残念過ぎるので、同じ淵の僅かな巻き返しを狙うと、ギュッと引き込まれる。 さっと竿を立てれば岩魚がしっかり咥えており、結構な引きだったのでもしかしたらと思って・・・わずか19cmである。

いつもこの角度狙うが、思ったようにはならない
 とても残念なことがあった。 広がる流れの片方が巻いており、毛鉤を落すと強烈なあたりがあり、すっと竿を立てるとギュギュッと引き込まれ、パツンと外れる。 目の前の水中で山女がクネクネとのたうち回っているのだ。 見ていると悔しさがこみ上げて、このまま離れられず、反対側の岩盤際を流して岩魚19cmを引き出す。

最も大きかった岩魚23cm

岩壁に沿った流れに岩魚がよくいた
 岩盤際を少し狙おうと考えて毛鉤を流してみる。 辺りは白泡が多いが、脇の筋が岩盤に沿って流れているところで、ス~と流れる毛鉤が急に止まって合わせる。 流れもあるのでその抵抗は尺ではないかと思えるほどであるが、ちらっと見えたのはそうじゃない。 それでも引きは強く外れないかとドキドキしながら淵に入って収容すると、岩魚は23cmであった。

諦めた目の前の山女が気になる
 3.5kp下の淵までやってくると、いつものように山女の泳ぐ姿が見える。 なかに七寸は超えていると思えるものがいたので、それを狙う。 駄目だ! 全く反応しない。 水面直下を流し、じっと耐えて沈めて流し、十分乾かした毛鉤を浮かせて、最後は水面を引っ張ってみる。 どの方法にも食いつく気配はなく、ついに根負けしてしまう。

今林道に這い上がっている、見える淵は3.5kp下
 山女は一匹、くねくね逃げたのが一匹、ジャブッと出て外れたのが一匹である。 あとは岩魚ばかりで、この渓が山女の流れだと思っていたのを考え直さないといけない。 釣り方の問題だろうか、多くの山女が釣られてしまったのだろうか? 泉水谷は岩魚の流れになったのか! 釣りは終了である。

(釣り人1)
 もう時間がない中下り始めると、オニヤンマのバッヂを付けた釣り人に出会う。 二度目だと思うのだが、お互いに初めてのように話をして、全く同じ流れを釣ってきたことが分かる。 「それでか」と納得し、どこまで釣ったか教えて二人と別れたが、帽子に付けたオニヤンマが気になってしようがなかった。

(釣り人2)
 もう一人釣り人に出会った。 その釣り人は林道に元気なさそうに座り込んでいるので、怪我しているのかと近づいて大丈夫かと聞けば、お握りを食らっていた。 怪我しているわけじゃなくて休憩中のようで安心したが、林道に座り込んでいる姿は初めて見たかもしれない。



タグ :岩魚

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