2024年07月30日
滝を見るだけの釣り
2024年7月26日 暑い夏休みの小菅川の沢でテンカラを振り回した。 ボウズかと思うほど岩魚は出てこなかった。
最近は昼くらいになると雨に降られている。 今日もまた昼くらいには雨になると気象会社が予想しているので、雨が降る前に戻らればならない。 今日はキャンプで賑やかな小菅村、小菅川の源流部入口にある棚倉沢に行くことにする。 きっと相当な人が入っていることと、水が少ないだろうことからあまり岩魚の期待はできないが。
観光バスも来ている村を抜け源流部に入ってすぐに停める。 昔の林道で小菅川にかかる桟橋を渡り、山葵田に向かう山道に入る。 いよいよ怖い小径だと覚悟すると、何と路の土砂が取り除かれて、手摺のような真新しい補助ロープが取り付けてある。 山葵田はなくなっているし、間伐や枝打ちも一旦終わっている。 一体だれが何のために!
渓への下りにもロープがあり、流れに下りる最後には脚立が延ばされて設置されている。 これはいったい何なのだろうか。 森の整備をするのだろうか。 いやいや右岸上空にはモノレールが設置されているので、上から下りて来られるし、左岸上空には谷に沿って路があるので、以前の枝打ちのようにそこから下りてくれば良いのだ。 何のためか分からない。
流れの水は少なくて、プレッシャーが高そうである。 それより、振り込め強う場所がなくなっていることの方が問題である。 隠れるところがありそうな浅い流れに振り込むしかなさそうである。 ということで、そんな場所に振り込みながら歩くが、今日はボウズじゃないかと思うほど全く反応がない。
期待している淵にやってくると、狭くなっているし、流れ出しの位置も変わっている。 振り込む前に検索すると、新しい流れ出しに一匹定位しているように見えた。 まずはそこを目指して毛鉤を流すと揺れるので、確かに岩魚がいる。 もう一度流すと、どうしたことか勢いよく淵に消えた。 見られたか! クソッ! 石に乗るともう一匹が走った。 見えなかった~
二筋の落ち込みからの流れがすぐに一本に合わさる。 その合わさりに毛鉤を流す。 その景色から絶対いると考えて、三回、五回、七回としつこく流して無理矢理引き出す。 やっと岩魚らしいのが出てくれたのだ。 岩魚は21cmであるが、小さいものばかりを相手にしていると、とても手応えがある大物に感じるのだ。 これは楽しい。
滝までやってくる。 滝下の石の積み重なりにも時々岩魚はいるのだが、石じゃなくて滝が恐ろしくて、終了を決める。 両脇が開けた滝を眺め怖がり、今日は水が少ないななどと思いながら、茶を飲みながら一服する。 記念写真を撮っても、まだ10時であるがこのまま下っていく。
今日の釣りを思う。 出てきてくれと願った深場や流れからは全く出てこなかったのは何故だろうか。 毛鉤が落ちて飛びつくのじゃなくて逃げるので、私の毛鉤が悪いのか。 毛鉤に相当慣れてしまって、私の大きな毛鉤には興味を示さなくなった。 やっぱり水が少なすぎて岩魚が神経質になっている。 ん~ やっぱり毛鉤かな~
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川