2023年08月28日
竿を取りに戻る釣り
2023年8月25日 先日先行者がいた一之瀬川本谷で、巡視路の奥に挑戦してきた。 釣れると思っていたが山女は全く釣れなかった。 三匹の小さな岩魚だけであった。
新青梅街道から青梅街道へ入っても車が少ない。 いつもと車の数が違っているのは何故だろうかと、考えながらフィットを走らせる。 学生生徒の夏休みが終わりに近づいているし、今日はサラリーマンの大部分の給料日なので、遊びに出る人が少ないのである。 学生生徒は宿題、給料日は家族総出で岩井(風意!)、疲れたお父さんの憩いの日なのである。
ズンズン進んで、笠取山登山口の作場平に到着する。 何としたことか、平日でも車が多い駐車場に車が一台しかないのだ。 今日はフィットを走らせながら考えたことが正しそうだと、自分の予想もまんざらではないと思う。 ゆっくり準備していると、その一台の車から出てきたのは老夫婦で、これもまた私の考えを後押しする。 さぁ歩くぞ!
釣りというのは難しいものである。 登山道が本谷を渡る場所から釣り始めるのだが、あまりに急いで歩いてきたものだから、十分に休憩を取った。 するとまたしても老夫婦が登ってきた。 挨拶をしたが返事が帰ってこなかったのは、ずいぶんヨタヨタ歩いていたからか。 安全に戻ってよ~
山女は出ないし岩魚はいるかどうかも分からない。 前回帰途期よりも流れの雰囲気がずいぶん違っているのは、水量の問題か、それとも前回の先行者と私で釣り切ったのだろうか。 そんなはずはなかろうと思っているが、山女はすぐにいなくなるので、考えられないことではない。 もしかしたら上流へ向かったかもしれない。
山女は上流にいると思って巡視路も越えたが、一向に山女は出てこない。 代わりに出てきたの岩魚である。 岩魚は下流の石が多い白泡の流れにはいるが、砂底の浅い真っ直ぐな流れではあまり出てこない。 筈なのに、巡視路を越えてからは岩魚しか出てこない。 山女がいなくなって、山女がいそうな流れに岩魚がいるのである。 ただ、小さい。
岩魚は出てくるようになったものの小さいし、私の背中の電池切れ、体力も時間切れで終了を決める。 竿を置き、ベストを脱いで、ベルトを外してレモン水と一緒にサンドイッチを食べる。 この行為がいけなかったことは後でわかるのだが、一息ついたら下るだけである。
巡視路の手前で陸に上がり、そのまま尾根を下った。 脚かつりそうな場所も越えて、やっと登山道に下りて、フィットまでゆっくり下った。 さて装備を解いていると竿がないことに気が付いた。 ふわぁ~ 終了したときに竿を立てかけたまま、記録を確認、ちょっとだけ食べて、そのまま下ってしまったのだ。
3.2mの竿はなくなった。 このままじゃ釣りに行かれないと思い、再び1,600m近くまで取りに戻ることにした。 ここは1,300mなので、約300mを登らねばならないのだ。 腰が痛い、本当に足が攣ってしまって、それでも頑張って終了地点まで登れば、竿は気に立てかけてあった。 下るときに再び足が攣って、装備を解くときにまた攣った。
山女は釣れず、岩魚は小さくて少ない、竿を忘れて、足が攣る。 私はいったい何しに来たのだと思いながら。この疲れ、足の回復で釣りは休暇としなくてはならない。 今度はどこへ行ったらいいのだろうか。 後山川片倉谷までの道が開いてくれないかな~
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│一之瀬川