2023年10月02日
最後まで出ない岩魚
2023年9月28日 最後の一之瀬川は一之瀬川の中川東谷と決めていたのに、先行者がいていくことはできなかった。 今年は最後まで大きめの岩魚さえ釣られなかった一之瀬川である。
渓流釣り期間が間もなく終了するので、最後の一之瀬川を計画する。 やっぱり中川の東谷を釣り上り、最後に大物を期待するのである。 先行者がいたらどうしようか、最後はそんことには囚われず、計画通りに釣るのである。 国道から林道に入ると、そこかしこと車が停まっている。 釣りとキノコ採りであろうが、中川がだいぶ心配になってきた。
車が一台あった。 綺麗な車なので釣りではないと思ったが、二股まで陸を歩いていると二人の釣り人が見えた。 陸を歩いているので二人に知られずに追い越すことも可能であったが、最後に釣り人の常識を破っては来年が心配だと、下りていって声をかける。 行く先を聞いても要領を得ず、行くな行くなとさんざん言われたが、最後は許してくれた。 しかしそれは、四日前に釣った(釣れなかった)夏焼沢であった。
この釣り人たちとは戻りにも出合い、話をすれば一之瀬川と高橋川で出会った釣り人であった。 一月に三度も出会い、今日も魚籠一杯の獲物を持っていた。 前回は山女で今回は岩魚である。 大きなものは出なかったと云っていたが、見せてくれた岩魚の中には結構大きいものもあった。 やっぱり東谷に入りたかったと悔しいので、さっさと分かれた。
二股に到着し、珈琲を飲みながら四日前の釣りの状況を思い出す。 小さな岩魚しか出なかったことを思うと、どうにも気持ちが乗ってこない。 しばらくすれば、こうしててもどうしようもないと思い、竿を振り始める。 前回同様に岩魚は出てこないので、小さな場所に毛鉤を落せば、それはそれは小さな岩魚が出てくる。 小さな岩魚はいるのだ。
深みにのある淵ではいつも期待するのであるが、水が少なくなっているせいなのか、岩魚は上を見ていないようで、まるっきり反応がない。 広めの淵はすべてこうで、一か所だけ毛鉤を追ってきた岩魚は、色が良いけど小さなものであった。 淵で出たのはこの一匹だけである。 最も興奮した場面ではあった。
流れやちょっとした落ち込みから出た岩魚の中には、これは大物だと思う感触が二度あった。 その二度とも19cmであるにもかかわらず、大物に感じたのだから、いかに小さな岩魚を相手にしていたかが分かる。 淵からは出ないし、流れからは小さい岩魚だし、いったいどうすればいいのかと思いながら釣った。
上流の二股まで来ても状況は一向に変わらないので終了することにした。 東谷はどうだったのだろうか、釣り上れなかった子を悔しがりながら下っていく。 そしてまた前に述べた二人の釣り人に出会って、再び悔しがってしまう。 本当に残念だった一之瀬川最後の釣りとなった。 バイバ~イ
さて最終日(9月30日)はどうする!
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│一之瀬川