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2024年04月30日

 なかなか出ない岩魚

 2024年4月26日 いい岩魚が出るんじゃないかと思って、後山川の沢に行った。 なかなか引き出せなかったが、大きめの岩魚を見られたので良かった。

終点で記念撮影
 昨日はだいぶ歩いて、小さな山女ばっかりを相手にして疲れた。 やっぱりこの時期は岩魚がいいのではないかと考え直して、後山川の沢で大きな岩魚を相手にしようと考えた。 少々時間的に遅いがフィットに乗った。 後山川は釣り人に人気があるうえに、先には雲取山があり、温泉山小屋もあるので登山者にも人気である。 いつも車がいっぱいなのが心配なだけだ。

ヤマブキが美しい

暗い巡視路をいく
 林道ゲート近くに車が6台あり、遅れたことを悔やんでも駐車場所を探すしかなく、幸いにしてゲート前に一台の空きを見つける。 これからどの流れにはいっても、この数であれば先行者に出合うことを覚悟しなければならず、慌てて出発しても意味がないので、間が空いた方が逆に良いのだ。 林道にはヤマブキが咲いているが、山道には花がないので寂しい。

流れはまだ暗い

振り向けば視力生っている
 路はしっかりしているが、落枝が多くて歩き辛いことこの上ない。 流れを時々見れば、毛鉤の振込みに邪魔だった落ち葉や落枝が見えなくなっている。 今年三回目であるが、一番いい流れに見えた。 最初に毛鉤を落したところで二匹も取り逃がし、思わず毛鉤の返しを見てしまった。 毛鉤を交換し、もう出ない場所を見ながらもニコニコである。

諦め切れずに粘った淵
 仕掛けを作ったら毎回バーブレスフックを付けているのだが、そのことを流れでは忘れてしまうのである。 よく出る場所で出ないのは何故だろうと考えるも答えは出ず、流れの脇にペチャペチャ毛鉤を落し、流れに巻き込ませるなど諦め切れない。 石垣を登っても最後だと諦め切れず、ペチャペチャ、ほったらかし・・・キュ~と引き込まれた。

ちょっと細いが今年最大の岩魚27cm
 ポンと合わせると更にギューギュー引き込まれていく。 持ち上げられる大きさではなさそうなので、潜られないように糸を張ったまま石垣を下りる。 いや~大きい! 石の下にもぐってしまったので引き出そうとするが、竿が柔らかいのでなかなか上がってこない。 既に網を持っているのでいともつかめず、外れることを恐れながらもドキドキしている。 やっと網に入れたのは27cmで尺には遠く及ばない。

ヒレが美しい岩魚22cm

登魚尾滝手前、正面に滝は見えている
 岩魚にしては細身ではあるが、最初に出たのがこの大きさなので先が楽しみになる。 流れは前回よりも浅くなっているとこもあるが、振り込みやすいので、あとは岩魚のいるところを当てるだけである。 いつもより狭くなり流れも激しくなっているが、やっぱりいると思って激しさに毛鉤を乗せると岩魚が出てくれた。 泳がせる隙間はないので「せーの」で持ち上げて、網で受け止める。 太っていて美しい22cmの岩魚でとても重かった。

滝の岩盤に乗って考える

滝を巻いている
 登魚尾滝は美しい姿を見せている。 斜面を登るか(上流を釣る)、一旦下るか(釣りを終了する)、ちょっとだけ迷ったが残り一時間半をチャチャッと上流の釣りに充てることにする。 竿をたたんで軍手をはめて、木の根を頼りに岩盤を登り、斜面を巡視路まで上がる。 何度も登っている斜面だが、そろそろ無理かと思う息切れである。

21cmの岩魚は計測ミスか?もっと大きい

真ん中の白いのが石、そこから飛び出すぞ!
 浅めの場所に緩く巻いている流れがあり、その中心に石がある。 透明な流れは、どこに何があるかすべて見えるものの岩魚は見えない。 それでも「あの石に岩魚はいる」と思い込んで毛鉤を落す。 ここでも何度もたたいた後にほったらかすと、今度は見えると同時に引っ張られた。 なかなかの手応えで、その引きを楽しんで引き寄せる。 大きさはそうでもない21cmであるが、とても楽しい岩魚である。

引きが楽しくドキドキした岩魚25cm

白泡の左の暗いところが怪しい
 とても大きな石と岩盤の間から水は落ちる。 狭くなっている分高さのない落ち込みでも深い淵ができている。 岩盤側に狭くて緩い巻き返しがあるので、そこを狙っている。 漂わせても誘っても反応はない。 それならばと、毛鉤を叩き込んでは流れ込みに巻き込ませ、深場の岩魚を誘う。 毛鉤に誘われて出て機岩魚は、逃しなるものかと毛鉤を追ってパックリと咥えこむ。 取り込むために淵にバチャバチャと入って、石に潜り込む前に網に入れる。 気持ちの良い25cmの岩魚である。

引っ掛かったので岩を持ち上げようか!
 逃げられた岩魚は多かったものの27cmが出てきたので、とても気分の良い釣りであった。 時間がなかったので、抜けた場所も多かった。 この二つを考えれば、岩魚はたくさんいるに違いないので、今後もこの流れにやってこようと思う。 渓流解禁の時の真木川から山女を持ち帰って以来、すべてリリースしているので、まだまだいるはずである。

この上の流れは止めよう
 願わくば、釣り人にあまりたくさん持って帰らず、私のためにも残しておいて欲しいものである。 これからは緑も濃くなっていき、もう少し草花も増えるだろうから、岩魚は数匹でも楽しいかもしれない。 まぁ、しかし、釣りに来ているのだから・・・



タグ :岩魚

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