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2016年09月13日

 今日も小菅にいます。

 9月11日 やっぱり週末は小菅川にいるのだ。

小菅川へ下りたところである
 昨日は釣りの戻りに斜面を這い上がり、足が攣ってしまった。 その影響は今日も出ていて、太股が凝っているのである。 揉むと非常に気持ちよく、急激に使いすぎたことがよく分かる。 そして今日は天気も愚図つくとのことで、庭(猫の額・・・より小さい)の雑草刈りを約束していたのである。

記録的に小さい岩魚、6cm
 なんだか雨の気配が薄く、西が明るくなりそうな予報をネットで見てしまった。 女房には悪いが、いろいろと理由を捏ねて、交換条件を出して、車に乗ることに成功した。 これでいいのか?家庭は? そんなことが頭を過ぎるものの、車はどんどん西へ進む。

こんなところを登ってしまった
 小菅村で何かあるのだろうかと思うくらい、昨日は村内に車が多かった。 今日は若い人を中心に沢山のグループが見えていた。 昼にはゼッケンを付けて走っている人もいたので、やっぱり何かのイベントでもあったようだ。 小菅村の広報にはなかったようだが・・・

なかなかいい大きさに見えるが、そんなに大きくはない岩魚
 源流部に入って行き、やまめ道の看板のところに停める。 先行して駐車する車があったが、今日はまるで構わないのである。 山にのんびり入ることも目的なのである。 と思っていると、老夫婦が斜面を下りてきた。 最後の石垣を下りるときに、奥さんが落ちたが、だんなは「何しているんだ、お前は!」と怒っていた。 これが日本人である。 タマゴタケの話をした相手である。

ここには大物の岩魚がいたが、夏からは影も形ない
 流れに下りていき、いつもの淵を覗く。 なんとしたことか、山女の影がただの一匹も見えなかったのである。 流されたとも思えず、釣り切られたのかと、なんとなく寂しい。 渓に入ってとりあえず竿を振ると、今期最小、6cmの岩魚が出てきた。 枯れ枝が引っかかったと思ったものが岩魚とは、この流れもおかしい。

大きくなってきた岩魚
 ゆっくりと斜面を登り、出合いの滝を巻いていく。 何度通っても怖い路であり、今回は路の裏が抉られていて、さらに注意深く急いで通過しなけばならなかった。 放置され、壊れた山葵田は砂利の流れに変わり、深場はところどころにしかない。 よく知った流れではあるが、徐々に変化する姿を見続けるのである。

この辺りが、流れのメインである
 前回岩魚が毛鉤を見に来たところに、今日も落としてみる。 やはり岩魚はいて、二度も見にきたが、どちらも毛鉤を咥えることはなかった。 網で掬ってやろうかとも考えたが、そんな反則(釣りではない)は考えただけで失格(釣り人ではない)である。 最初の出合までにいるはずの岩魚は出てこない。

色が良くない岩魚、これは小菅の岩魚じゃ~ない、なんてね~
 暗い流れに入っていって、岩魚って難しいと、改めて思った。 淵の左側に大きな石がある。 流れもほとんどなく、ゆっくりと巻いている。 そこにいるはずだと、懸命に毛鉤を振り込むが、岩魚は出てこない。 巻いている流れの一番奥に、試しに振り込むと、そこでチャプッと岩魚が口を出した。 ここの岩魚は、そこまでピンポイントでないといけないのか。

あんまりいい景色ではない、しかしこれも好きなのだ!
 また、山葵田跡が出合うところにやってくる。 この辺りしか岩魚のいそうな流れはないので、特に念入りに毛鉤を振り込んでいく。 落ち込みの流れの向こう側に、毛鉤を落とし、何度も誘ってみる。 やっと出てきたのはいいのであるが、大きさが「まだまだ」である。 しかし、だんだん大きくなってくる岩魚は、期待が持てる。 そして・・・

石垣の下から出た岩魚は、真っ黒だった
 流れからは振り込めないので、仕方なく岩の上に登って、落ち込み脇の巻き込み口に毛鉤を落とす。 ズズンとラインが引き込まれ、チョンと合わせると、ビクビクッと手応えが帰ってきた。 が、しかし、毛鉤だけが戻ってきた。 諦めきれずに、もう一度振り込むと、またしても同じような手応えで、今度はしっかりと竿を立てる。 まだまだ大きくはない岩魚21cmである。

やっぱりここまでやってきた、棚倉大滝
 大滝までは、まだもう少し釣り場が続くので、竿を振り回しながら流れを遡る。 終了前の山葵田の石垣の下、今日は流れが強く、下を通すのは難しいが、私はしつこいのである。 何度目かは記録していないが、やっと出てきた岩魚は19cmであった。 やはり、こんな細い流れでは、大きな岩魚は望めないのであるが、岩魚がいるから(小菅川が)好きなのだ。

最も大きかった岩魚は、取り込みに苦労した
 大滝が近づき、最後の小さな浅い淵になった。 大きさはともかく、ここには絶対に岩魚がいるはずなのだ。 慎重に右から、流れに移り、左の緩い流れに、竿を振り回し、しかし優しく毛鉤を落としていく。 おかしい、全く反応がない。 ここで、ピンポイントを思い出し、左の石の脇を、すぐ脇に、そして少し奥に、毛鉤を慎重に送り込む。 すると、やっぱり岩魚はいた。 本日最大?の23cm岩魚である。

ツリフネソウだろうが、正確な名前はわからない
 時間はまだ午前中であるが、今日は早く帰らなければならない。 それが今朝車に乗った条件であり、家では仕事が待っているのである。 釣り上ってきた流れを慎重に下っていく。 そして、昼前に車に乗り込み帰宅・・・するしかなかった。 ちょっとだけでも、小菅川に身を置いて、やっぱり「今日も小菅川にいます。」





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この記事へのコメント
たしか、9月11日は小菅でトレイルランの大会があったはずです。
たくさん人が渓流を走ると釣りにならないなーと11日の釣行はあきらめました。
Posted by 藤田 at 2016年09月14日 06:46
小菅村は、頑張っています。
小菅村のファンが、増えています。
いいことですね。

私も、ファンの一人です。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2016年09月14日 21:36
 
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今日も小菅にいます。
    コメント(2)