2025年03月15日
深い浅い岩魚きつい
2025年3月13日 源流部の奥に今季初めて行った。 山葵小屋辺りまでではあるが、今年も岩魚がいてよかった。

昨日は暑いくらいの気温になった。 今日も昼は暖かくなるとテレビは競って予想している。 ということは小菅川の奥もだいぶ雪が解けているはずだと思い、思い切って最終堰堤に入ることにした。 流れに下りたつまでが最も危険なので、そこに雪でもあったらとても進めない。 もしそうなら山道を歩いて、もっと奥に入るしかない。 と考えていた。

源流に入っていくのだが、解禁日にあんなにたくさんあった釣り人の車が一台もない。 水量がなく、釣りが難しいと大半の釣り人が判断し、水量が戻るのを待っているのだ。 源流部奥にも当然車はないので、ゆっくり準備できる。 ただ、気温が3℃なのでとっとと出発しなければ体が冷える。 今日はウェーダを履いて流れに向かう。


滑ったら10m以上は滑落する斜面に雪はなかったのは良かった。 それでも十分に注意を払って流れに下りる。 ウェーダはこういう時には動き辛くていけないが、先には少し深いところがあるのでしょうがないのだ。 寒そうな流れに下りれば確かに寒いので、ポットの茶を飲んで一服、ほっとして釣り始める。 水は少なくて、大きな石が動いていたりして、岩魚がいそうな雰囲気のところもある。

最終堰堤は雰囲気がよくて、ガボッと水面を割って岩魚が出てきそうに見えた。 昼くらいになればいいのかもしれないが、まだ朝の寒い時間である。 昨日同様に、毛鉤を落ちる水に吸い込ませ、底に潜む岩魚を誘い出そう。 何度目かにやっと岩魚に届いたようで、ちゃんと咥えてくれた。 若い岩魚である。 その後も満遍なく攻めたが、二匹目は引き出せなかった。

堰堤を超えるのは一苦労である。 普段は何ともないのだが、雪が残っているせいで急斜面が危なくて、一歩一歩足元を確認しながら越えた。 越えた先は雪が目立ち、流れは変わっていないように見えたが、少し進むとだいぶ違っていた。 流れに深場が全くなく、砂利が敷き詰められたような流れになっていた。 暖かくなるまで、水が多くなるまで待つしかない。

昨年は落ちてきた石や倒木で竿が振られなかった場所は、振り込み自体はできても、肝心の淵が狭くなっている。 これで水が多くなれば毛鉤は落とせない。 そのすぐ上流にあった広めの淵は砂利で埋まっており、倒木の隙間しか場所がない状態である。 そこを引っ掛かるのを覚悟で攻めたものだが、引っ掛からなかったのは良かったが、岩魚も一掛けられなかった。


すぐに私の通らずになり、去年はここを通過していない。 そこは今年はもっと狭く浅くなっていたが、岩盤に近いところだけが深くなっていた。 ウェーダを履いているとはいえ、股下までは確実にありそうなのだ。 何処を進めば最も浅いか、バッグを濡らさない深さはどこか、茶を飲みながら検討する。 結局、股下まで浸かって越えた。


二年ぶりの流れはほとんど変わっていなかった。 ガコ~ン すぐ後ろに石が落ちてきた。 恐ろしくなって釣りもそこそこに速足になり、この時期はヘルメットが必要かもしれない。 そう云えば新しい石や砂利は、そこかしこにあり、結構危ない場所だと改めて思う。 この流れは、私には向いていないかもしれない。 もっと先へ行こう。


枝が覆い被さったりする流れは、無理して竿は振らずに陸を歩き、山道が近づけばそこを歩いたりして、山葵小屋の桟橋までさっさと行く。 ビックリしたのは日向で岩魚が出たことであった。 岩魚も寒さを感じて、日向ぼっこをしていたのか。 昨日の暖かさで動き出したものの、間違えたことを知り・・・日向になったのだ。

毛鉤を巻き込ませるような場所がないので、深場に毛鉤を届けられない。 わずかに見つけた場所に吸い込ませて奥に届けば岩魚は咥えてくれる。 しかしながらそれは毛鉤を失うことにもつながる。 それでもやってみれば、23cmの岩魚が出てくれるのである。 これは毛鉤の深さだけが問題ではなく、昼近くには日差しが谷にずっと差し込んでいるので、きっと10℃以上になったいることもあるだろう。


山葵田跡の石垣が切れたところで本日終了である。 数は釣られなかったが、今年も岩魚がいることは分かったし、流れの様子も分かった。 特に去年釣らなかった流れは、ずいぶん浅くなり一雨来なければ、埋まった岩魚が出てこないと考えた。 あと、落石が起こることも、分かってはいても実際目の当たりにすると怖い。

後は、妙見五段の滝までの様子と沢の様子を見に行くか? 岩魚の状況を確かめに行かねと、考えた次第である。 でも、この土曜日からは丹波川も解禁するので・・・

















Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川