2025年05月01日
毛鉤を失う釣り
2025年4月27日 先日諦めた中島川を釣ってきた。 最初山女、あとは岩魚、そして毛鉤を多く失った釣りになった。 知ってはいたが、何度も行くところではなさそうだ。

先日(24日)行くつもりであったが、車が二之瀬にだけあって、もしかして後を釣ることになるかもしれないと思って諦めたのだ。 その中島川を中川出合いから釣るのである。 GW前に行こうと思っていた中島川が、とうとうキャンパーが押し寄せる期間になってしまった。


気温0℃の中を中島川出合いまでやってくると、笹(葦かも)が刈り取られており、流れに毛鉤が振り込める状態になっている。 竿が振られる状態にしてくれているのはいいが、肝心の山女が出てこないのである。 チョロチョロ流れる川に毛鉤を振り込んでいくが、出てくるのは小さな山女ばかりで手応えがない。


そんな中、第一キャンパーが現れる。 流れを向いて活動中なので、今山女が出てくれればいい観客になるのだが、そうは問屋が卸さない。 それでもすぐ先で山女が出たので、キャンパーの方を見るがそれどころではなさそうだ。 すぐあとに別のキャンパーが現れ流れを渉っていく。 彼は道のないところにテントを張っていた。 どうしても一人になりたいのだろう。


小さな山女を相手にしているのでだいたいは外れてしまうのだが、その外れた毛鉤が引っ掛かってしまうので始末が悪い。 キャンプ場の開けたところはいいのだが、藪が迫り、木が迫っている流れに入っているのだ。 ここからはだいたいそんな流れになるので、竿振りは十分な注意が必要なのだ。 でも、結局多くの毛鉤を失くしてしまう。


やっと17cmの山女が続けて出てくる。 これまで小さな山女ばっかりが相手だったので、17cmでも十分興奮するのだ。 流れ込みに巻き込ませて流すとスッと追って出てきて咥えたのだ。 手応えは大物でもすぐ引き寄せてしまう。 次は静かな巻き返しであり、場合によっては大物で・・・出た~ とても興奮するものの17cmである。


大きな石の下が空いている。 岩魚が出てきそうな場所なので、丹念に攻めようと考えながら毛鉤を落すと、最初から岩魚が出る。 と思ったら山女であり、もう少しで七寸である。 このあと一か所いい場所があるので、きっとそこには20cmを軽く超える山女がいるに違いない。 楽しみにして先へ行く。


楽しみの場所は取っておいて、そこまでの間にある流れに毛鉤を落し歩く。 あまり期待はしていなかったが、なんと岩魚が出たのである。 大きな石の下を、水は円を描いて流れている。 円の中心は流れが止まっているので、そこで餌が流れるのを岩魚が待っていたのである。 17cmと小さな岩魚ではあるが、岩魚は手応えがあって楽しい。


期待の場所にやってくると如何にも岩魚がいそうな様子であるが、きっと山女が出るに違いない。 流れにも静かな水面にも、何度も毛鉤を流し落すが、何の反応もない。 こうなれば誘うしかないと思って、落ちた毛鉤をピッピと動かす。 するとギュ~と引き込まれ、竿を立てると強烈な反抗に合う。 あまりに強烈だったので期待するが、何と20cmの岩魚で擦れ掛かりである。


最初で最後の中島川の堰堤まで釣って終了である。 最初山女ばっかり、藪の中の終わりころは岩魚ばっかり、以前は堰堤まで山女がいたのに、山女の棲家がずいぶん下がってしまった。 大した数は出なかったのに、毛鉤だけは相当な数を失ってしまった。 それは、そろそろ私が山女を釣るのは難しくなったということでもある。 ならば、岩魚の季節になった頃でもあるので、もっと上へ行こうか。
<GW後半はどうする>

一ノ瀬高原の林道の状況、作場平は臨時駐車場を含めて満車、中島川橋に1台、中川橋には6台、みはらし亭は10台くらいだろうか。とにかく高原地帯は登山、釣りで大賑わいである。 特に中川は、見たこともない6台があり、ほとんどが釣り人だろうと思うので、暫くは釣りにならないだろう。

一ノ瀬高原キャンプ場には、二人のソロキャンパーが活動中である。 観客としては少ないが、帰りには別の二人に入れ替わっており、そのうち一人は竿を延ばして仕掛けを作っていたので、この後中川、中島川などにその竿を出すのだろう。 今週はきっと多くのキャンパーがやってきて山女釣りを楽しむのだ。 この辺りには釣り場がなくなるのだ。

小菅村では多摩源流まつりが開催されるなかで、「フィッシングイベント」と書かれていた。 ただ、祭りのスケジュール表にはこのイベントが載っていないので、本当に開催されるのか、何が行われるのか分からない。 どうせ渓流は満員で釣りにならないのだろうから、行ってみようか? どうしよう?

















<GW後半はどうする>



Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│一之瀬川