2025年04月12日
悔しさが残る釣り
2025年4月8日 一之瀬川源流部で岩魚に悔しい思いをさせられた。 藪の沢なので3mの竿を使ったのが、悔しさの原因となる。

今日はいい天気なので朝は相当に寒いに違いない。 一之瀬川の源流部に行きたいと思っているが、きつい歩きは控えたいので、すぐに釣り始められて短い距離で終了できる中島川源流部とする。 寒さに耐えるため熱い茶を魔法瓶に詰めて持って行こう。 と思っていたのに忘れたのが上着である。

フィットに乗って7℃だった気温は、一之瀬林道では0℃になっており、展望所ではじんわり寒い。 さすがに四月、入学、新入社員、仕事始めで平日に山へ来る人はいないが嬉しい。 フィットを停めてウェーダを履き始めると、寒さがしみてくるので、雨合羽を防寒に使うことにする。 役に立つのか~

この流れは竿を振る空間が狭いので、最近使っているSHIMANOの3.3m胴調子じゃなくてDAIWAの3m先調子(テーパーライン用)を使うことにする。 熱い茶を飲んでから釣りに向かうが、最初の場所だけ竿を振って先へ行く。 竿が振りにくい。 藪が迫り白い砂が溜まっているので、少しでも深く石があるところを求めるのだ。


二回外された後に最初に岩魚が出てきたのは、流れの向こうに石があって暗い場所である。 流れに毛鉤が向かっているところで咥えたのは20cmの岩魚である。 やはり石があって少し深さもないといけないのだ。 暗い流れは寒さが身に沁みるが、岩魚が出てくれればここ度は踊るのだ。

なかなか気温が上がらないので、茶を飲んで温まるしかない。 来ている雨合羽は多少有効なようだが、温かくはない。 流れは左右に分かれる。 中島川と中瀬川である。 中瀬川が少し水が少ないように見え、この時間では日当たりが悪そうである。 中島川は日当たりが良さそうである。 でも帰りを考えて・・・ 迷ってしまう。


岩魚がいそうな場所は流れ込みに木が横たわり、仕方なく手前側の石に向かう流れを狙う。 すると一回目で岩魚が咥えたのだ。 きっと今か今かと待ち受けていたに違いない。 しっかり咥えてくれたのは、真っ白な20cmの岩魚である。 白い砂が溜まる浅く陽当たりがいいので、白くなっているのだろうか。


横瀬川に向かう。 レベルラインを使っているので、竿は胴調子のSHIMANO3.3mを使っていた。 久しぶりの先調子のDAIWA3mはあまりに難しい。 軽いレベルラインで、手元に重心があり、先っぽで毛鉤を飛ばすのは難しくてしょうがないのだ。 期待の場所はいくつかあり、最初の場所で石の脇から出た。


浅いが両脇に石がある場所は更に浅くなっているが、魚影が見えていて、何度か流していると場所を移動してしまう。 そこに毛鉤を送り込むがなかなか咥えないので、暫く休憩すると、元の位置に戻ってきた。 その最初の振り込みで咥えた。 おかしい、場所の問題か~ 岩魚は茶色だが白っぽい20cmでとても美しい。

やっぱり竿のせいか、合わせが上手くいっていないのか、外される場面が続く。 その中で、詳しいメモを残す場面を二つ。 岩魚がとんでもないところにいる。 驚いたのは、私の毛鉤を嫌がり、背びれを露わにする浅い場所をバチャバチャと進み、洞窟のような場所に隠れたのである。

特に悔しかったのが箱のような場所である。 岩魚が毛鉤を追って浮いてきて咥えるのが見えたのに、合わせが上手くいかずに外れる。 このくらいならまた出るかもしれないと思って、再度毛鉤を流せばやっぱり咥えた。 取り込むぞと網を差し出すと、寸前で外れてしまう。 とっても悔しい美しく大きな岩魚であった。(釣り人の話)


CS滝まで行ったものの外されてばっかりで気落ちする。 やっぱりまだ竿振りに慣れていないからだと決める。 滝は左から登られるのだが、その岩盤がぬるぬるしているので怖いのである。 中島川に戻ったほうがいいのか、滝を登って釣るべきか、記憶にある流れの様子と隣の流れを比較し、一旦下ることにする。


中島川に戻って竿を振る。 小さな落込みが階段状になっている。 中ほどに大石にぶつかる流れがあり、流れる場所は、一部が石に遮られて、とても静かである。 毛鉤をチャポンと落すと、ヒュ~と岩魚が浮いてきて反転する。 出たのは色が薄い21cmの岩魚で美しい。


終了も近くなり、陽当たりもよくなって休憩にはもってこいである。 暖かさも伝わってくるので雨合羽は脱いで、茶をすすりながら、外れた十回を考える。 すると、雪が少し残っているところがあった。 陽当たりいいにもかかわらず残っているのは、この標高が1,400mを軽く越える場所だからだろう。

随分前に崩れた場所が見えるともう終了である。 ここからは岩盤の流れとなって、転がる石が頼りだが、水が少ないので望めないのである。 その始まりには大きな石が淵を作っていたが、今では白い砂がたくさん溜まっており、岩魚が留まって餌を待つ場所がない。 それでもしつこく竿を振り、無駄骨となる。

岩盤の流れを上って、巡視路が復活しているかどうか確認するか。 このまま釣ってきた流れを下っていくか。 随分長く迷って、迷って、とりあえず写真を撮って選択する。 下っていく。
竿は慣れないと、仕掛けが合っていないと十回も外すことになるのだ。 これからも使うか、悩むところである。






















竿は慣れないと、仕掛けが合っていないと十回も外すことになるのだ。 これからも使うか、悩むところである。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│一之瀬川