2015年06月23日
長作地区の鶴川へ
小菅村の峠を越えて、長作地区へ釣りに行った。 まったく、全く釣れなかった。

小菅川の年間パスポートを持っている。 小菅川を全部知りたいと思うほど、小菅か好きなのだ。 しかし、なかなかすべての流れ、すべての路を走破することはできない。 特に長作地域は、白沢を駆け上り、鶴峠を越えなければならず、そしてそこが鶴川になるということが、足を遠ざける一つの要因になっている。 興味をそそる「音無の滝」というのもあるが、集落内の流れが、どうも・・・ しかし今日は、一歩でも小菅走破に近づくべく、長作地区へ向かう。

集落内へ入る前の峠から下りる道は一部新しくなっていた。 走りながら脇を流れる鶴川を見ていると、だいぶ綺麗になっているようで、釣りができるかもしれないと思わせた。 その証拠に、道路わきに駐車した車から、渓へ向かう釣りベストの人物がいたことでもわかる。 なんだか私もここで釣りたくなる。 いやいや、もう少し先へ行けば釣り場である。 すぐに長作観音堂、音無の滝への分岐を経て、小菅村の観光案内標識に到着する。

いいところです。 日差しはないが明るく、周りは野鳥の鳴き声であふれ、通う車もない、なんて素晴らしい。 のんびり、椅子を出して、実にのんびり、着替えながら缶コーヒを飲む。 緑を見ながら煙草を吹かし、プラプラ県道を歩く。 さぁ釣りに向かおう。 神社へ向かって、川へ下り、少し下って渓に入るのだが、浅い瀬が続くのに渓らしき切れ込みが見えない。 流れを頼りに谷を探すと、すぐに右岸からの流れが目についた。 しかし流れが細すぎるし、谷が開いていない。

細い枝葉をかき分けて流れを追っていくと、少しだけ渓が見えた。 まずはほとんど竿が振れない流れ、厚い流れも、淵もなく、たまにあっても枝葉が邪魔で、まったくテンカラ竿が振れないのだ。 しかし、この溪も数年前は、きっといい流れだったのだろう思われる。 それは、今の状態から倒木を取り除き、砂利や崩壊を見なかったことにすれば、すぐにわかる。 人間が作った、利用価値のある流れが自然に還り始めているのだろう。 しばらく歩いて、やっと最初の場面が現われた。

透明度も高く、あんまり隠れる場所のない淵である。 最初に振り込んだ緩い巻き返し、毛鉤がゆっくりと動くと、底から山女が姿を現し、じっと毛鉤を見つめて去っていった。 今日使っている毛鉤は、胴にはほとんど糸を巻いていない、見た目ハックルだけの♯10なので、山女にしっかり見極められたのかもしれない。 この後数度振り込み、淵の別の処にも毛鉤を落としたが二度と出てくることはなかった。 次の淵では、咥えるところまで見えたが、私の反応よりも早く毛鉤を放してしまい、若干の手応えだけ残った。

滑の滝が続くところへやってきた。 流れは細いものの、左右の壁も削られているので、普通には進めないだろうと思い、どうやって蒔こうか考えていた。 右岸が巻けそうであったが、結構きつそうだったので、とりあえず落ち込みの一番下まで行ってみると、なんだか真っ直ぐ登れそうに感じ、実際登ってしまった。 今日は何しに来たのかを忘れるほどである。 沢登とは言えない高さや幅だが、戻れるかどうか、どうやって戻るかを考えると、私には物凄い冒険なのだ。

まだ岩魚も山女も釣れない。 滑の流れや、小さな滝(落ち込み)を越えながら、時々毛鉤を飛ばしながら進むものの、二度ほど外されただけで、やっぱり釣れない。 また、細い滑の流れが現われた。 ここでも浮いてきた岩魚?がいたが、やっぱり手応えだけであった。 とてもすっきりできる場面がなく、もぞもぞ、うずうず、もたれたような状態で、滑を回り込むと上は二股であった。 右は水量が少なく斜面がきつい。 左がよさそうに見えるが、見えてる先から倒木があり、あぁ~ん~ こっちしかないか~

魚はいるのに釣れない、一度出てきて見切られたり外されたりすると二度と出てこない。 何だか面白くなくなってきて、流れも滑の流れになり、脇はザレ場のような斜面が続き、釣りも遡行も疲れてきた。 せめて岩魚が・・・山女が出てくれれば・・・ 戻ることにした。 当初の目的を達成しているとは、到底思ないが、ここらが私の潮時なのだ。

流れをそのまま下っていく自信がなくて、なんとなく路に見えたところを進んだ。 進むうちに、路は路でも獣道だと分かったが、時すでに遅し、流れの相当上に足場を構えていた。 別に戻ればいいのだが、それも嫌でもあるし苦しいので、鶴川は近いはずだとそのまま進み、少しづつ高度を下げる。 と、と、・・・見えた~~鶴川だ~ 予定外の帰り道であったが、下りたところは(計算通り?)入渓地点であることには驚く。

まったく釣れないのも悔しいので、鶴川を少しだけ遡る。 申し訳ないほど小さな山女が挨拶に来てくれて、本日終了とした。 本当に申し訳ない、小さな山女はたくさんいたが、その中でも大きな12cmである、申し訳ない。 終了だ、終了!!
もう少し散策の必要性を感じながら、終了する。










もう少し散策の必要性を感じながら、終了する。
Posted by tenkara1nen at 22:50│Comments(0)
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