2024年03月23日
雪山での釣りのよう
2024年3月21日 山女はもう私には無理なのかと、高橋川へ行った。 いや~全く修行のようであった。 怪我までしたのだから。

後山川の山女の流れにいって山女が釣れないものだから、私には山女は無理なのかと考えて、高橋川で山女を狙う。 もう一つ、岩魚のいる流れは雪が残り危険ではないかと思って、比較的安全な場所にしたかったのである。

高橋川を目指して西へ行けば、家ではいきなりフィットが渓谷を鳴らしたのが、ぐんぐん気温が下がっていく。 国道から集落へ向かえば、路面は凍結し、雪が残っている場所も多い。 気温はとうとう-6℃になってしまい、辺りが白くなったところで停車する。

エアコンオンのフィットの中で準備を済ませ、少しでも外気温が上がらないかと待ったが、どうしても上がらないので意を決して歩き出す。 すぐ横の流れにはいってもいいのだが、護岸が続く場所を避けるように、雪の中を歩いていく。 右岸の雪は特に大量で、ここはどこだ、雪山か、と思うくらいである。 寒いのは気温だけじゃなく、風が強いせいもある。 これが竿を出したくない要因でもある。

流れ自体は、そこかしこに山女が泳いでいそうに見えるが、一切反応はない。 この寒さじゃ深場の底に、石の下でじっとしているに違いない。 せっかくや豆を釣りに来たのに、このままじゃ帰られないと、冷たい流れを歩いては雪の陸を歩いて竿を振る。 釣れない理由が寒さと云うしかないか。


流したラインにはすぐに氷の粒が付き、重くなり毛鉤を飛ばせなくなる。 いちいち氷の粒を捕るのが大変である。 そんな時府と毛鉤を見ると、なんと毛鉤が氷に覆われていた。 これじゃあ釣りにならないと何とか解かそうとするも無理で、新しい毛鉤に交換する。 そこからは、一カ所振り込んだら、毛鉤をケアして先へ行くことにする。

仕掛けのケアに時間がかかり、雪の赤は歩き辛いし疲れるので、時間はどんどん過ぎていく。 災難、無理はこれだけじゃない。 雪の中の勇姿を写そうとすると、なんと電池切れである。 時間を置くしかないと思い、そこからは一眼レフの望遠を使う。 近くでは写せないのだ!

悪いことはまだ続く。 大量の雪を歩くのが嫌で、歩いたことのない雪の少ない斜面を歩いた時のことである。 油断したのか足を滑らせてしまい、付いた手が棒切れに触れ、それが顔に飛んできたのである。 ああ~ 感覚的には鼻血が出たかもしれないと手を顔に当てると、鼻血じゃないが血が出ている。 怪我しているのだ。 タオルで怪我している場所を確認して絆創膏を張る。 散々である。


急に釣りの意欲が無くなったが、大堰堤までは何としてでも行って、見ておかねばならない。 いざ到着すると、堰堤上のプールが真っ白である。 全面凍結、その上に雪が積もっているのである。 流れ込み辺りがちょっとだけ黒いだけである。 真っ白で美しい景色である。 温存したカメラで自撮りをやってみると、なんと動作した。 そこで釣り終了である。

山女は一匹も出ず、出たのは岩魚が一匹だけ、外れたのが一回である。 -6℃の寒さ、風もあって雪が多く残る中、毛鉤まで凍り付き、カメラは電池切れ、挙げ句怪我までして、散々な釣りであった。 この状況は私のせいではなく、時期が悪いと考えるべきか。 判断不能である。 最後に、ゲーターに氷が張り付き、取ることもできない寒さがったのだ。











Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│丹波川
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