2024年03月22日
出ない上に雪も降って
2024年3月20日 後山川の山女を狙った。 人気の川に誰もいなくて釣り放題のはずが、期待外れに終わってしまった。

今日から気温が下がってきているが、流れの様子を見るためにも、この時期の山女を見るためにも、後山川に行くことにする。 今日は旗日なので、人気の後山川はいっぱいだろうと考えていたが、いざ到着すると一台の車もなかった。 これはすごい! どこでも自由に張られるとほくそ笑むが、一つ心配なのは気温が1℃ということである。


今日は塩沢で山女を狙う。 一人静かに林道をのんびりと歩き出す。 野鳥が結構鳴いているし、遠くに黒い姿も見えるので、なんとかしっかり写らないかと、竿の代わりにカメラを振り回す。 そんなことをして黒滝橋まで来ると、気配を感じて振り向くと、しっかりした装備の登山者が、いや釣り人が立っていた。 私の釣る場所を伝えると、物凄い速度で歩いていった。

竿を振り始める。 流れる水はおとなしく、どこからでも山女が出てきそうに見える、そんな流れも水量がないせいかもしれない。 しかし今日は寒いので浅い流れには出ていない。 深場を狙うことになるので、毛鉤を沈められる場所だけが頼りにである。 しかし深場で咥えられると、最初のあたりで起こったように、合わせ切れを起こしてしまう。 そして、合わせを考えていると動きの鈍い渓流魚には刺さらないのだ。


山女はいないのかと思うほど反応はないが、大きめの淵では魚影が見えているし、浅い水溜りのような場所でも毛鉤に興味を締めるものがいる。 淵の山女には毛鉤が届かないし、届いても見切られているような動きである。 浅場の山女は石から姿を現すものの、じっと見て戻って行ってしまい、二度と出てこない。 これはやっぱり、粗い巻きの大きな毛鉤では、山女の食餌にはならないのかもしれない。

塩沢林道が終わるころ、ふと後ろを向くと二人の釣り人が林道に立っていた。 一人が下りてきて、どこからどこまで釣ったかと聞くので話すと、まるっきり私と同じ場所を釣ってきたようである。 ついでに、もう一人いたはずでどこへ行ったか知らないかと云うので、本川か沢かは分からないが、後山林道を奥へ向かったと答える。 力なく戻っていった。

全ての落ち込みには砂利が溜まり、毛鉤を落せる場所は少ないが、少しでも広いところでは、何度も咥えているような気がしてならない。 すぐそこに魚影があり、毛鉤を引き上げると付いてくるものまでいるからだ。 咥えたときに引き込まないので、私が反応できないのである。 それならば粘ってみるかと、ここというところでは頑張った。


粘りが足らないと、更にしつこく狙って、やっとラインが一瞬止まったと考えて竿を立てた。 ビックンと一瞬重くなったものの、ただズルズルと引き寄せられるだけである。 山女はちゃんと咥えていたと思ったが、網を出した瞬間に落ちたのだ。 食いが浅いのか、合わせが緩すぎるのか、やっと姿を見ることができた。 20cmであったので山女を釣ったと云えると思い、やっと安堵する。

期待する大きな四角い淵にやってきて、とてもビックリする。 それは落ち込み以外が砂利で満杯であったことである。 広かった場所は全く毛鉤の落としどころがない姿のなっているのだ。 ならばすぐ上の滝はどうなっているのかと急いで登ると、滝つぼも静かな流れがないほど狭くなっていた。 これじゃあどうしようもないので、私の終点に向けて登っていく。


私の終点までやってくると初めて見る光景が広がっていた。 岩盤に囲まれた淵は九割がた埋まり、毛鉤は流れに乗せるしかない。 その落ち込みからの流れは不自然に曲がっており、細すぎてとても速いので、毛鉤は一瞬で流れ去ってしまう。 一つだけいいことは、水に浸かることなく安全に岩盤に取り付けると云うことである。 今だに二三度しか行ったことのない滝上は魅力的なのだ。

行くかどうか迷っているのは、雪が降っていたからで、その雪が激しくなってきて、取り付いた岩盤が黒く光っているからである。 暫くして、やっぱり下ることにして竿をたたむ。 流れの石はみんな黒くなって、濡れているのが分かるので、注意して下る。 幸いにして何もなく林道まで辿り着く。


雪が激しくなってきている中、後山林道まで来て岩陰で雪をやり過ごすことにする。 10分も経たないうちに雪は見えないくらいになったので、歩きを再開すると、なんと晴れ間も見える天気になった。 もっと釣ればよかったと・・・とは思わないが、私の終点が登られると分かったので、次が楽しみである。 寒いとテンカラじゃ無理なのかと思うが・・・
















Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│後山川