2023年09月25日
気持ちよい釣り泉水谷
2023年9月20日 ガソリン不足で途中の泉水谷で釣った。 それが良かったのか、気持ちよい釣りになった。
一之瀬川の源流を目指している。 出発が遅かったので焦って出てきて、水と食料以外に気を使わなかったのがいけなかった。 山梨県に入って村を通過すときに、何気なくガソリンを確認すると、ゲージが三つである。 10リットルも残っていないのだ。 まぁこれだけあれば経験上150kmは楽に走られるのだが、心が怯えてしまい予定変更で泉水谷に入ってしまう。
急遽やってきたゲート前には車が四台、バイク一台で、多いなぁと思いながらもフィットを停める空間が残っていたのは幸いである。 時期的には茸採りが増えてきているはずなので、釣りでかち合う懸念は少ないだろうとぼちぼち歩き出す。 さすがに小室川出合い辺りは釣り人がいるだろうと思ってやり過ごす。
今まで釣り人がたくさん入っているだろう2.5kポスト過ぎで流れに入る。 もう力も気力もなくなっているようで、これ以上歩くのが難しいのだ。 それでも久しぶりの泉水谷のこの流れは、とても美しく気持ちよく竿が振れるようであった。 さて、山女は私の毛鉤を気に入ってくれるだろうか。 竿を振り始める。
普段行く流れと違って、毛鉤を落す場所はいっぱいある。 しかし大きい流れは、あっちこっちに毛鉤を落し、同じ場所に何度も振り込んでしまうので、とっても時間がかかってしまうのだ。 すぐに引きを感じて竿を立てると、素晴らしい山女、、、岩魚が出てきた。 完全に山女を狙ったはずなのに岩魚である。 おかしい。
山女がいる流れに毛鉤を乗せているにもかかわらず、岩魚しか出てこない。 岩魚が落とされてきているようで、山女はもっと下に落とされたのかもしれない。 時々外れたりビクンと反応が伝わったりしているのが山女であろうか。 岩魚は大きめなものも出てくるし、流れが広いので引きを楽しむことができる。 なかなかいいね!
岩魚が四匹出た後にやっと山女が出てくる。 透明度の高い分厚い流れを追ってきて、スッと前を向いたのでポンと竿を立てれば硬い引きが伝わる。 岩魚と違って山女は水面からでればすぐに大人しくなるので、しっかり咥えてさえいれば何とかなるのだ。 この後は暫くの間、山女には外されっぱなしである。
流れる毛鉤が止まったので軽く合わせ、水面に引っ張り出し頭と腹が見えた途端に流れに戻った。 まぁまぁの大きさだったのでガッカリである。 次は、流れがぶつかり深場を作り、流れ出しは少し盛り上がっている場所である。 見えたと思ったので合わせるとやっぱり咥えている。 場所が場所だったので持ち上げようとして落ちてしまった。 大きかった!(釣り人の話じゃないぞ!)
泉水谷は竿が自由になる場所が多くて気持ちよい。 釣れなくてもいいのだ! なんてことはなくて、頑張って釣ろう。 護岸の下から山女が出てきて毛鉤に向かった。 咥えたと思って竿を立てると空振りで、山女はびっくりして消えてしまった。 これだから山女は難しいのだ。
山女が難しいのなら岩魚を狙えばいい。 少し狭い場所に毛鉤を落し、岩魚が出るのを待った。 すると今度は山女が出てきてはっきりと咥えた。 なんとも素晴らしい色をしたもので、久しぶりの色である。 泉水谷の山女は、ここへきて大きくなり、もうすぐ産卵の時期を迎えるのである。 もう少し頑張れ~と解離す。
大きな青い淵へ出て、なんだか満足感が漂う。 疲れていることもあるのだろうが、青く静かな淵は気持ちを穏やかにしてくれる。 20cmの岩魚と戯れて、本日の終了を決める。 500m位の美しい流れの釣りで、なかなか手応えのある釣りで、ここで良かったと思う釣りだった。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│丹波川