2022年12月12日
楽な路から六ツ石山
2022年12月11日 石尾根への楽な路はないものかと考えて、三ノ木戸から登った。 思ったほど楽ではなかった。

以前六ツ石山へ水根から登ったのだが、「二度と登らない」と決めるほど疲れ果ててしまった。 そのため計画していた石尾根の歩きもできないで下ってしまったのだ。 少しでも石尾根を歩きたくて楽な路を探していると、三ノ木戸からの路が楽そうに思えた。 林道奥まで行かれれば高低差も少ないのだ。

気象予報士は曇り/晴れの予報をしているが、きっと予報は予想だと信じない。 久しぶりの氷川の街に入ると、何だか街の様子が違って見える。 少し人口が増えたかもしれないような感じである。 街から一旦斜面を上っていくと、「ブウォンブウォン」とフィットが呻き続ける道である。

林道終点には既に三台の車が停まっている。 端っこに停めてフィットから下りると素晴らしい景色である。 大岳山から目の前に御前山が大きく見えている。 天気は私の予想通り晴天で、気持ちの良い歩きを期待できる。 しかし歩き始めるといきなり暗くなり、晴天の南向き斜面にもかかわらず暗い林の中を歩くことが多い。

結構楽な路だと思えば急登になり、再び楽な路だと思えば危険な路で、もうそろそろと思えば長く永遠と続くのではないかと思うほど真っ直ぐだらだら登ることになる。 どこから登っても奥多摩の路で楽なところはないのだと、つくづく感じる。 いやいやしながらやっと尾根まで登って休憩する。

意外にきつかったと思って一息ついて六ツ石山方向を見ると、防火帯の急坂が見える。 ここを登っていくと、さっきから見えている大岳山と御前山が大きく見え始める。 きつさが増してくれば休み後ろを見る。 防火帯の上にどっしりした御前山が見えてくる。


進みは相当に遅いが、少しづつ高度を上げれば、今度は大岳山が後ろに見てくる。 大岳山は、いつどこから見ても同じ姿を見せてくれるし、頂上までの一登りがきついことがよく分かる。 そう云えば、先日道が通行できずに諦めたので、今年はまだ登っていないことを思い出す。

狩倉山への路が分からない。 実は見えていたかもしれないのだが、あまりに急な防火帯なので、無意識に避けたのだ。 尾根からトラバース道に入ってしばらくすると戻るような踏み跡があるが、道標は奥多摩駅を示すだけなので、六ツ石山からの戻りに使ってみることにして、ちょっと進めば縦走路と六ツ石山の分岐である。

五分登れば六ツ石山である。 雲がだいぶ出ているので、富士山の裾野の形は分かっても全体は見えない。 まぁ、雲がなくても山頂から富士山は望めないのだが、木の葉が無くなっているので散々見える場所を探してしまう。 鷹ノ巣山や大菩薩嶺の方向が少し見えるだけである。


とっても静かな山頂にいると、ヘリコプターの爆音がたくさん聞こえている。 場所は長沢脊稜の方向なので秩父で何かあったのか。 明日は我が身かと気を引き締める。 一機だけ山頂の上空を飛びぬけていったのは別の理由か。 気になるがこれ以上長居する理由はない。


さて狩倉山である。 来るときに見た尾根に続く踏み跡を辿る。 急坂をちょっと進めば岩が飛び出ているので、もしかすると富士山が見えるかもしれないとその岩に登る。 やっぱり富士山が見えるではないか。 暫く休憩し雲のかかる富士山を眺める。 結構長い時間を過ごして、いよいよ狩倉山である。

狩倉山の山頂らしきところに立ったが山頂標はなく、「道ではありません」の案内と同時に規制線が張られている。 その規制線の先に何か見えるので、ちょっとだけ歩けば山頂標であった。 展望はないので景色は木々の隙間しかない。 辺りを検索すれば、手袋が片方だけ置かれている。 そしてここは東大の演習林の中のようだ。

尾根の防火帯を下っていく。 私にはあまりに危なく膝も心配なので途中から路に復帰する。 下りは楽かと思えば膝の負担が大きく、真っ直ぐ下りることはせず、常に大回りする。 でも、時間は登りより格段に短く、あっという間に林道への分岐に下りる。 さて、ここからは三ノ木戸山を目指す。

平坦な路が続く明るい尾根路なので記念写真・・・ ふと気配を感じて上を見ると猿がこっちを見ている。 5mくらいしかない、すぐそこである。 十分な時間を使って観察した後に三ノ木戸の丘に向かって登る。 (猿については別途記録を残す)

丘が平坦になったので、恐らくこの辺りが三ノ木戸山に違いないと思い、最も高い位置まで登り山頂標を探しながら歩く。 なかなか標はない。 その代わりではないが四阿が見えたので、そこにありそうな気がして急ぎ探せば、やっぱり山頂名があった。 何の変哲もない頂とも思えない場所にある。 しかし名前があると云うことは・・・

三ノ木戸山は平らなところが広く、何か重要な場所だったに違いないが、今は「農大」の標があったように演習林になっているようだ。 東大の演習林もあるので、この一帯は林業の試験場でもあるのだ。 「農大」とは東京農大の事だろうかと、少々気になった。

路のきつさは水根からよりはなかったが、どんな山でも奥多摩の山はきつい事と心せよ。 尾根路らしき場所、景色が見渡せる場所は、期待したよりはずっと少なかった。 まぁ、一応目的達成である。



















Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き