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2016年05月07日

 悪路を越えて

 5月5日 今季初めてで、久しぶりの後山川で釣りを楽しんだ。

ここに停められたのは久しぶり
 三連休の最終日、しかもこどもの日、家族サービスしなければならないのだ。 こんな日に釣りをする人は少ない筈である。 今日は、前回撤退を余儀なくさせられた後山川へ行くのである。 「絶対大丈夫」と祈るような気持ちで、車に乗った。 天気は申し分ない。

さすが東京都の林道
 林道ゲートまでは県道らしいが、この県道がひどいものである。 轍で道の中央部に石が集まり、FITの底が擦る。 ときに轍は穴となり雨水が溜まり、深さの分からないものとなり、いきなりのFITが傾く。 落石があると、替えたばかりのタイヤが危ない。 しかしゲートの先は、しっかりした道に変わる。 東京都のなせる業である。 時速10kmくらいか、15分も悪路を進んだ。

山は新緑に包まれる
 ゲート前に車一台しかない。 その手前は三台あったが、きっと登山者に違いない。 と思い込み、思った通りだと、ニコニコしながら準備をする。 隣の軽トラックだけが多少気になるものの、だいたいにおいて釣り人の多くは本川または上流部へ向かうことが多い。 これも、個人的な感想なのだが、いずれにしても今日はいい釣りになるはずである。

最初の岩魚、色が黒い
 30分ほど歩いて、いよいよ釣り開始とする。 最初の淵はとてもいい感じで、魚影も見えたりするのだが、流れに下りると魚影は消え、結局一度も渓流魚を釣ったことがない。 やっぱり反応はない。 最後の場所として選んだのは、落ち込み脇の澄んだ水面である。 浮いてきて毛鉤を咥えたのは、20cmの岩魚である。 諦めていたが、珍しい!

岩魚は向かって左側にいた
 水は勢いよく流れていた。 大きめの淵は毛鉤を振り込むにはちょうど良いので、テンカラをぶんぶん振り回しながら釣り上る。 しかしながら、水面を割って出てくるものはなく、水中で静かに毛鉤を咥えるものばかりである。 まだ、体の反応が悪く、殆んど加えている感触がつかめず、ピクピク感だけ残る。 その後、状況は一変する。

これでも18cmの岩魚

大きな山女なんだが、写すのが難しい
 深場をたたいて叩いて岩魚を出し、流れの筋からは山女が続々と出てくる。 岩魚を狙って岩の脇の巻き返しに振り込んで、思わぬ20cmの山女が毛鉤を咥えた。 しかも、その同じ淵の岩の下を狙うと、22cmの岩魚が出てきた。 同じ淵から、山女と岩魚が出てくることは、私にとっては非常に珍しい。 そんなに大きな淵ではないことから、仲良くするのも難しいだろうに、と余計なことを考える。

緑に包まれる流れ
 淵からの流れ出しが細くなり、深くて澄んでいる。 白泡の切れ目辺りに毛鉤を落とし、流れに任せている。 カタに差し掛かったところで、急に山女が現われて反転した。 非常に興奮する光景で、よく合わせ切れしなかったものだ(後で考える)と、取り込んだ山女は23cmもあり、とてもいいサイズである。

山女
 流れを細くしている石は流れに沿って大きいので、その脇を毛鉤を沈め気味に流す。 二度、三度、毛鉤が動かなくなったので軽く合わせると、強烈な引きが伝わった。 またしても同じ淵に山女と岩魚がいたようで、やっぱり22cmという大きさであった。 この流れでは、流心に山女がおり、岸際の大石に岩魚がいるのである。

緑の山女
 いつもは途中で道に上がったりしながら釣り上るのであるが、今日はずっと流れに沿って歩いた。 越えきれない場所には足場があったり、倒木や崩落で歩きやすくなっているのかもしれない。 そんなことだから、釣り時間はどんどん過ぎていく。 また、釣りの成果がとっても良いことも、時間を使うこととなった。 岩魚、山女の写真を撮って、「ふ~」と後ろを見ると、全く進んでいないのである。

色を写すのが難しい流れ
 本日の主役が現われる。 今度出たのは流心ではなく、大きな岩の緩い流れから出たのである。 しばらく岩魚も山女も出なくなっていて、今まさに小さな山女に外された。 「やまめは毛鉤を咥えるのが下手だからな~」、仕方がないと思いながら、反対側の緩い流れに振り込んだ。 流れ始めてすぐに水面が割れて毛鉤が消えた。 あまりに引きが強く、逃げられないように素早く(心)・・・ゆっくり(体)引き上げると、なんと25cmの山女であった。 本日最大である。

色の良い自然の岩魚
 余韻に浸りながら、その場を離れるのも惜しまれて、糸の解れた毛鉤を交換する。 調子の良かった黒い胴に白い毛は、もう持っていないので、他のものにせざるを得なかった。 そのためかどうかは分からないが、時々反応があるだけで、渓流魚の顔を見ることが殆んどできなくなった。 そして、壊れた林道が谷と交差し消えていく所までやってきた。

岩魚
 余りに反応がなく、糸の解れた毛鉤を少々補修して再び結ぶ。 2mほどの落ち込みからの流れが大きく曲がり、いい具合に深くなっている。 ここならいると思いながら毛鉤を流すと、山女がもんどりうってくねっている。 この山女は、なんと私の毛鉤を咥えて、異常を感じて外していたのである。 時すでに遅し、白い魚体は白泡の中へ消えていき、二度と出てくることはなかった。

お腹の斑点が大物の証
 歩きやすくなった流れと云えども時間はものすごい速度で過ぎていく。 今日の最後と決めて、大岩を登り、四角い淵の場所までやってくる。 余りに静かな水面は、生命反応があまり感じられないが、とりあえず一番手前を流すと、感じとは裏腹にジャブッと水面が割れた。 ただ、山女は下手だから・・・外された。 仕方がない。

滝のような落ち込み
 一段上にある本日最後の最後の淵に振り込むと、本日最後の山女が出てきてくれた。 21cmで今日の中では大きいとは云えないが、その野性味のある引きと、取り込んだ時の色は釣りの最後を飾るには最高であった。 やっぱり後山川は素晴らしい。 悪路を乗り越えてきたかいがあるというものである。 意気揚々と胸を張って車まで戻る。

記念写真






タグ :岩魚山女

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