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2015年05月11日

 これぞ岩魚(小菅川)

 5月10日 今思い出してもドキドキする事態が、小菅川の釣りで起こった。

今年も出ました、37cm岩魚
 ん~ 駄目か~ 引っかかったのかな~ ・・・・・・ おおぉ~~~ 咥えている~ 動かない! 私の毛鉤よ、外されるな~ 糸が切れませんように、と祈りながら浅いところまで引き寄せる。 竿は限界まで曲がっているのになかなか寄ってこないので、私が淵へ入り網を差し出すが、失敗の連続でドキドキが高鳴る一方であった。 そしてようやく網に入れたのは、なんと37cmの岩魚である。
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こんなところにも、小さな岩魚はいる
 昨日はしっかりと留守番をしていた。 あまりに暇だから毛鉤を巻き始めたが、うまく巻けないのですぐに止めて、渓流に思いを馳せる。 この毛鉤は姿は悪いが、フライフィッシング用の釣針なの、今まで持っているものとは違う。 この毛鉤を、岩魚が見つけて、ゆっくち近づき、ぱっくり咥える。

光の加減で緑色の岩魚
 我慢できずに、今日は釣りに行く。 小菅川の日曜日は大混雑で、源流部の駐車スペースには釣り人の車でいっぱいである。 仕方がないので、後ろから釣り上がることに決め(願わくは、足を踏み入れていないでくれ)、流れへ下りていった。 ここは、先日も来たところである。

これでも小さな岩魚しか出ない
 昨年同様に岩魚にこだわった釣りにしようと考えているので、目立った岩は見逃さず、巻き返しには必ず振り込み、大きな淵は毛鉤を沈めて探る。 最初に選んだ巻き返しは、40cm位で倒木にぶち当たる。 正確なショットができる私は、もちろん正確に振り込み岩魚が出てきた。 が、外れて、毛鉤は頭上の木の枝に・・・

今日の岩魚は皆綺麗だ
 最初から岩魚が反応してくれたということは、先行の釣り人はここにはいない。 ますますそう思って、ここに入ったことを幸運と思う。 そのうえ、岩魚が出てくれれば最高に喜ばしい。 この流れは、かつては「小菅川の山女が棲む最上流部」と云われていたらしいので、その山女が出てくれると申し分ない。 実は最後の山女を釣ったことがあるのだ。

細い流れが出合う
 毛鉤は昨日巻いたものが五本ある。 再び毛鉤を結んで同じところに振り込むが、もう出てこない。 確実に咥えていたので、彼も相当な衝撃だったのだろう。 そう云えば、この毛鉤はバーブレスなのである。 水から出したり出たり、流れの強いところに導いたり走られたり、私の力量では相当の注意が必要である。 頼りは深く曲がった鉤の形だけである。

色がとっても良い岩魚
 鏡のような水面に数回打ち込んで、その後毛鉤を滑らせた。 すごい勢いで山女が、いや岩魚が飛んできて、水面を滑っている毛鉤を咥えた。 いやはや、とんでもない興奮である。 滑らかな水面なので、底にある石まで見えているところなので、素早い動きの一部始終が見えているのだ。 浅い岸までゆっくり引っ張って、急いで網を出す。 26cmもある岩魚で、この場所ではとんでもない大物なのである。

こんな流れにはいない
 この後は、20cm以下のまだまだ大きくなる岩魚ばかりが出てきた。 釣り人がせめて7寸以下を置いていってくれれば、来年はとんでもなく大物になるはずだ。 入渓したところは、3。5mのラインに1mのハリスを付けた私の仕掛けでも振り難いところが多い。 とってもいい場所、とってもいい淵に振り込むことができないのである。 よしんば振り込めたとしても1回だけで、その場所は真横である。

測るときには陸にあげた37cm岩魚
 今日の最終地点の淵(堰堤の下)にやってきた。 いつもではないが、時々、たまに、ほんとに稀に岩魚が数匹出てくれる淵である。 期待をして振り込む。 ・・・ 反応がない。 水面をたたく。 ・・・ 反応がない。 左岸、右岸、堰堤際、どこも駄目である。 壁に沿って流れ落ちる水流に毛鉤を呑ませて、深く潜らせる。 ・・・ ・・・ 反応がない。 そして冒頭のこととなる。

ここには大物がいるはず
 引き上げたのは37cmの岩魚で、私の渓流釣りで最大の大きさとなった。 竿が折れないか、ラインは大丈夫か、ハリスが切れないか、毛鉤は外れないか、私は倒れないか、とにかくドキドキ、ウキウキ、大興奮のこれぞ岩魚、「The岩魚」となる一匹となった。



タグ :岩魚

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この記事へのコメント
尺三寸五分とは、やりましたね。
おめでとうございます。

さぞや さぞや 楽しまれたことでしょうね。
Posted by 杣女爺 at 2015年05月12日 19:04
杣女爺さん、ありがとう。

とても、いやぁ、言葉になりません。 貧弱な語彙を並べても、とても私の思いは伝わらないのですね~ 困った問題です。

最近頻繁に書き込んでいただき、とても嬉しく思っています。 秩父の谿に行きたくて、テンカラを振りたくて、そこに秩父の赤岩魚が喰らいつき、を夢見てホームページを見ていました。 まぁ邪心が少しあるので、メールを出せないでいるところです。

あんまり呆れずに、末永く優しい目で、見守っていただき、暇なときには、またお立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2015年05月12日 21:02
でかい、の一言ですね。
おめでとうございます。羨ましい限りです。
大興奮、わかる様な気がします。尺物はまだ、片手で数える程度しか釣った事がありませんから。
まだまだ未熟、精進が必要ですね。
Posted by 毛鉤爺 at 2015年05月14日 14:17
私もまだ片手じゃないでしょうかね。 最初の尺がついこの間です。
この日は急きょ巻いた毛鉤が、思わぬ好感度だったのでしょう。 幸運でした。
少し細かったので、彼には気の毒でしたが、陸にあげて計測してしまいました。
とにかく綺麗で、リリースするまでに時間がかかってしまいました。

いつか、メールを出せるまで精進したいと思います。
それまでは、あんまり呆れず、優しい目で、暇なときだけでいいので・・・
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2015年05月14日 20:25
 
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