2012年02月13日
残雪の三頭山
2月11日 適度な運動をしろと言われたが、ただ公園を歩くとか走るとかは面白くない。 格好の理由ができたと喜び、山へ行くことにした。 「そのへんを歩けばいいじゃないの」と鋭い声が飛んでくるものの、「気分が乗らない!」と軽く(強く)受け流し、リュックを持って車に乗り込む。

今日は晴天で、寒い日である。 いつもの青梅街道ではなく五日市街道を進む。 場所的には近い距離にあるはずなのだが、道が走りづらく、混雑が激しいので時間がかかってしまう。 都民の森が近付くにつれて、車は少なくなり、なんだか寒さも増しているようだ。 それは、残雪が道路脇に増え始めたせいで感じることなのかもしれない。 8時半には駐車場に入ったが、ガラガラ状態である。 これも寒さのせいであろう。

今日は、石山の路で尾根へ上がり、三頭山を目指すのである。 準備を整えて出発する。 朝の空気は非常に冷たいが、なんだか清々しくて気持ちが良い。 一旦「森林館」まで登り、「大滝の路」は入ろうとすると、目の前はカチカチのツルツルになった雪路が現われた。 滑るかもしれないと思うものの、路は緩やかで幅が広いので用心すれば大丈夫と、なるべく踏み跡のない雪の上を歩く。

三頭大滝には誰もいないので、この景色はひとり占めである。 ただし、陽の光が凍結した滝に当たっていないので、少し暗いのが難点である。 滝はほとんど凍結しているが、最後の最後が凍結していないので、所々にわずかな流れが見える。 もしかしたら先週あたりは凍結していたかもしれない。 写真もそこそこに、「石山の路」へ向かう。

石山の路が始まる谷は、それこそ全面凍結していて、漏れ出した流れが山のように盛り上がっているところがある。 そして谷の雪はほとんど解けておらず、真っ白の中を歩くことになった。 流れだけではなく、路も凍結していて、非常に滑りやすい。 ここでもまた、注意しながら道の両端を歩く。 尾根までの道のりは、距離以上にきつい。

尾根は、残雪の残るところと、全くないところと二つに分かれる。 雪が残っていないのは、南に向いているのか、林がまばらなのか、暖かい風の通り道か、いろいろ考えられるが浅はかな考えはやめておこう。 ふと左を見ると富士山が見えた。 葉の落ちた林の隙間から見えているのだ。 雲はかかっていないので、頂上から見る富士山が楽しみになる。

大沢山(1,482m)の頂に到着した。 富士山は見えるが、目の前の木が邪魔で、すっきりした景色ではない。 障害物となる木は、あまり大きくはないので、以前は何の障害もなく眺望できたかもしれない。 多少残念であるが、避難小屋と頂上からは、見事に見えるはずなので気落ちする必要はない。

下りの雪道に注意しながら、避難小屋へ辿り着いた。 ここでは予定通りに富士山が見えた。 富士山の方角だけ高木が伐採されたように、ここから見る富士山は綺麗に切り取られている。 一息ついて、三頭山西峰に向かう。

山頂までの最後の坂には雪はほとんど残っておらず、アイゼンなしの私でも安全に登れた。 11時30分、やっと三頭山西峰(1,524m)に到着である。 2時間半以上かかって登ったことになる。 これは、スタスタサッサと登れなかったことを示しており、30分程度予定をオーバしている。 まだまだ計画を描けないのだ。
肝心の富士山であるが、雲がかかり山頂付近がわずかしか見えず、非常にショック受ける。 適度な運動のためとはいえ、富士山の絶景を楽しみに頑張ったのに、この仕打ちはないだろう。 まぁそんな大袈裟なことではなく、山頂に来ていた10人程度の登山者の心を代弁したにすぎないのだ。 残念である。(しつこい!)

昼食の鳥ちゃんこ(インスタント)を食べながら、往生際悪く富士山を眺める。 煙草を吸いながら、富士山方向を眺め続ける。 ますます雲がかかり、とうとう山頂の判別もできなくなった。 やっぱり、あと1時間、いや30分早く登っていれば見えたのだと、反省しきりとなる。 富士山が見えなくなったころ、広げた荷物をリュックに詰め込み、下山する。

北東側に斜面を下ろうとして躊躇する。 急な斜面で残雪が多く、確実に滑りそうな雰囲気である。 そう言えば、登ってきている登山者はみんなアイゼンを付けている。 アイゼンは持っていないが、簡易滑り止めは持っているので、少しでも不安を解消するために装着する。 「ふむふむ」 なるほど滑りにくい。 ただ、氷に刺さるわけではないので、全面的に信用することができず、変わらず慎重になる。 下りきったところで足元を見ると、滑り止めは今にも外れそうになっている。 これじゃぁと一歩踏み出すと外れてしまったので、気持ちよく?両足共に外してしまう。

三頭山の中と東の峰は登らずに迂回し、その後はひたすら下る。 非常に疲れる下りが続いたが、1時過ぎには「野鳥観察小屋」に着いた。 これまで二度訪れているが、まだ近くに野鳥が来たことはない。 この日も、鳥の声は聞こえても姿を見ることはできなかった。 時期と時間を鳥に合わせないと無駄足になる。

観察小屋を出て、寒風の中「かおりの路」で「森林館」へ戻る。 手がかじかんでカメラがうまく操作できない中でも、観察小屋よりも多くの野鳥に出会った。 この話は後日パート2で記載する。








肝心の富士山であるが、雲がかかり山頂付近がわずかしか見えず、非常にショック受ける。 適度な運動のためとはいえ、富士山の絶景を楽しみに頑張ったのに、この仕打ちはないだろう。 まぁそんな大袈裟なことではなく、山頂に来ていた10人程度の登山者の心を代弁したにすぎないのだ。 残念である。(しつこい!)




Posted by tenkara1nen at 22:55│Comments(0)
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