2024年03月29日
解禁時の続きの流れ
2024年3月27日 昨日は雨、今日は平日なのでゆっくり行くと、先行者の後を追うことになってしまった。 散々な結果である。
昨日は久しぶりの雨になった。 そして今日は晴天の予報である。 絶対釣りに行くぞと意気込んだのはいいが、出るのが遅れてしまい後山川に着いたのは7時過ぎである。 となると釣り人の数が気になるところである。 ゲート前、広場、路肩、土捨て場に車が8台も駐車している。 一瞬、他の流れに回ろうかとも考えたが、どうせ様子見だと諦めて、誰かの後を追うことにした。
気温は1℃、今日は気温も上がるということなので、少々寒くても心配はしない。 そのため歩きも軽やかに?、すぐに体も温まり最終堰堤に到着する。 今日の目的は登魚尾滝の上を釣る予定ではあるが、流れが近付いたらどうしようもない。 ここも様子見だと称して、ちょっとだけ竿を振ることにする。 水量は前回よりも増えているので、岩魚の動きもよくなっているのではないかと思ったのである(理由は完璧)。
全く反応がないので、やっぱり釣り人が入っているのだろうと考えて、のんびり巡視路を歩いて上流を目指す。 揺れる膝を何とか騙しながら登っていき、今年初めて見る淵が倒木で狭くなっているのが見える。 まあ試しだからと、また理由を付けて斜面を下りて竿を振り始める。 ここでも反応がないまま巡視路が流れに下りてくるところにやってくる。 さぁここからだ!
竿を延ばしてみたが、橋の上の最初淵にも枝葉が多くて、毛鉤の振り込みが難しい。 仕方ないかと、いざ竿を振ろうとしたときに上流から釣り人が下りてくるのが見えた。 ひや~ これじゃぁテンカラ釣りは役に立たないと思い、話をして時間を潰す。 立川の釣り人は4時に到着し、しばらく休んでから巡視路でここへやってきたと云い、餌はミミズでわずか4匹しか釣れなかったと云って、魚籠の中を見せてくれた。 20cm前後の岩魚である。
煙草を吸って、珈琲を飲んで、それでも時間はわずかしか消化できない。 やむなく釣りを開始する。 餌釣りが一旦釣った後、その釣り人が下りてきた狭い流れから岩魚を引き出すのは難しいのだ。 言い訳通り岩魚は出てこないが、光が渓に差し込んでいるので歩くだけでも楽しいと、これまた自分に言い訳をする。 そして、浅いところで岩魚が見えた。
それを皮切りに岩魚はあっちこっちで見かけるようになる。 釣り人が「釣れない」と云っていたことが信じられないほどたくさんいて、テンカラなら咥えてくれると思いワクワクしてくる。 しかし、浅いところの岩魚は私の毛鉤には反応しないし、少し深いところの岩魚は反応しているようだが私が反応できない。 いずれも釣られないということである。 あんまり悔しいので、その魚影をたくさん残すことになった。
流れは水量が戻りつつあり、昨年とは違う広がりを見せているところが多い。 但し、溜まった砂利は押されていないので、浅く狭いところばかりである。 また、落ち葉が渕尻に溜まり、巻き返しには落ち葉が漂う。 毛鉤はすぐに引っ掛かってしまうので、そんな障害のないところに毛鉤を落すかない。 それは岩魚がいないところに懸命に毛鉤を落すということである。
目的の滝までやってくる。 大きな巻き返しは大量の落葉や枝・丸太が漂っており毛鉤は落とせない。 終了するしかないと思いながらも、すぐ上の様子も見たい。 今の私には少し危険だが、滝の脇を4mほど登った。 そこは今までになくいい感じに見えたので、竿を出してみるがやっぱり反応がない。 戻ろう、と思ったときに岩魚が見えた。 私の立っている横2mのところである。 じっと下がって毛鉤を落し、ニ三度流すと消えてしまった。
岩魚は見えていても咥えない。 流れはテンカラ向きに見えるし透明度も高い。 しかし、せっかくの透明度も落ち葉や枯枝が邪魔で難しい。 もう少し落ち着けば流れは綺麗になることだろう。 今度は今日の続きから上流を目指すことになるのだろうか。 自分の力の衰えによる危険度考えながら、慎重に下っていく。
Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│後山川