2022年11月11日
展望を求めて黒川鶏冠山
2022年11月7日 紅葉の状況を確認しながら柳沢峠まで行き、紅葉のない黒川鶏冠山を歩いた。 標には「鶏冠山(黒川山)」と書かれている。

既に紅葉は山里まで下りてきているので、その紅葉が見頃か、色はどうなっているのか確認しながら柳沢峠まで行くことにする。 その後、峠から黒川鶏冠山に登って、大菩薩嶺の勇姿や多摩川源流の山並みを一望する計画である。

奥多摩の紅葉はだいぶ進んでいるものの、やはり光が当たらないと紅葉らしくない。 山梨県に入れば、山肌の紅葉は分かるところも出てくる。 見頃はもう少しのようであるが十分に楽しめる。 しかし峠に上るにつれて、急激に葉っぱが無くなっていく。
柳沢峠の市営駐車場では、モミジだけが残り真っ赤である。

気温4℃の中を歩き始める。 先ずは富士山が見えているのか確認のために茶屋へ向かう。 展望地に立って恐る恐る?富士山方向を見ると、裾野に雲はある者のしっかり観ることができる。 これで登る元気が出るのだ。

国道を渡って水源地ふれあいのみちを歩く。 森の木々に葉はなく、丸裸の山路を登っていかねばならない。 いつになく早足になり、すぐに見晴し台に着く。

多摩川源流部の山が良く見えて、「あそこは登ったなぁ」、「あの山に登りたいなぁ」、などと思う。 気持ちの良い眺めだ。

六本木峠を越えると南向き斜面となり、光が一気に路に溢れる。 しかも、ここからは下りとなって、楽々の楽しい歩きである。 ただ、下ったら登りが一段と長くなることは必至である。

下りきって林道に出れば、真っ青な空が見えている。 林道であろうと開けた場所は気持ちいいものだ、

暫く高低差のない路を歩くものだから、横手山峠まですぐに到達する。 しかしまだ、目的地までは200m近くの登りがあるのだ。
続く登りは堪え、へとへとになって三角点下に着くと、いよいよ神社の岩場を登らねばならない。

黒川鶏冠山、いや鶏冠山(黒川山)に到着する。 ここに三角点はなく、鶏冠神社があるだけである。 そして山梨百名山の山頂である。 神社の脇は断崖絶壁であり、覗くと今にも崩れ落ちそうに感じて、神社に手を合わせて引き下がる。


大菩薩嶺が目の前にどんと座って、奥には富士山が見えている。 東はちょっとした木々が邪魔ではあるが、奥多摩の山々が見えている。
断崖絶壁を思い出して恐くなり、早々に三角点を目指し戻る。

往きは素通りした弛みは、黒川金山からと落合からの路が出合う峠である。 どの地図にもこの峠名がないのは何故だろうか。 古い路のはずなので、きっと呼び名があったと思うのだが、如何に。
三角点下まで戻る。

三角点下の道標には、鶏冠山(黒川山)の表示がある。 鶏冠神社と同じ名前であるが、そっちは山梨県で、こっちは東京都が立てている。 見晴台へ向かいながら、少し高くなったところへ行けばそこに三角点がある。
山頂らしくないが、以前は樹木もなく見晴しが良くて、三角点を置くには最良だったのだろう。


結構細い稜線を少し歩けば見晴し台である。 鶏冠の西の端で岩があり、見晴しには打って付けである。 岩に立ってみる。 いや~素晴らしい眺めだ。

富士山は分水嶺が邪魔で半分余りしか見えない。

下を見れば落合集落や高橋集落が見える。 続く山々は、釣りでも随分通った場所である。

奥多摩源流の山々は青空の下じっと佇む。 気持ちいいね~

奥多摩源流部の山々を眺めながら、休憩、食事する。 いい眺めだ。

食事の後も離れ難く、暫く見晴台にいる。 下りは同じ路なので見るべき景色はないと思っていたが、路から飛び出したところから大菩薩嶺の北尾根が綺麗に見えている。 いつか聞いた一のたる、二のたる、三のたるが見える。

最近の山歩きは何故だか早くなっている。 鍛えられている証拠か、はたまた限界が分からない齢になったのか、もしかすると気分だけが早いのか。 柳沢峠が近づくころにはヨタヨタしていたので、疲れているのは確かなようである。


柳沢峠の市営駐車場では、モミジだけが残り真っ赤である。



多摩川源流部の山が良く見えて、「あそこは登ったなぁ」、「あの山に登りたいなぁ」、などと思う。 気持ちの良い眺めだ。



続く登りは堪え、へとへとになって三角点下に着くと、いよいよ神社の岩場を登らねばならない。



断崖絶壁を思い出して恐くなり、早々に三角点を目指し戻る。

三角点下まで戻る。

山頂らしくないが、以前は樹木もなく見晴しが良くて、三角点を置くには最良だったのだろう。








Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き