2021年09月13日
岩魚の少ない流れで
2021年9月11日 昨日泉水谷を諦めたので、今日こそと向かったが、やっぱり別の流れで釣りをする羽目になった。 一之瀬川に竿を出したが、大きめの岩魚も出なかった。
昨日駐車できなかった泉水谷のゲート前を目指す。 昨日よりも30分ほど速いので、今日は大丈夫だろうと見越していた。 泉水谷に到着したのは6時半、いざゲート前にくると眼も疑う光景があった。 なんと11台もの車が、道端にも停まっており、車を回転することさえ難しい状態である。 だいたいこの谷へはいつ来ればいいのだろうかと、無理に回転して、これまた昨日はいれなかった一之瀬川に向かう。
だいたい今年の釣りはどうなっているのだろうか。 行きたいところへは全く行けてない。 国道に駐車していた五台を横目に、国道をどんどん登っていく。 一之瀬林道に出て、静穏モードで作場平を目指すと、猿に出くわした。 しかし、今日は昨日のこともあって心に余裕がないのだ。 そのせいかなのか、目指す中川の駐車スペースに車はなかった。
天気はあまり良くないので、流れは結構暗い。 旧作業道を歩き、河原から陸へ上がって巡視路まで歩き、また川原を歩く。 あらためて流れを見ながら、どのくらいの水量なら、それはいつなのか、この白泡の下に入るのか、いろいろ、諸々考えながら歩く。 竿を伸ばしたいところを、ぐっと我慢して二股まで行く。 (ちょっと前から竿を振っていることは、内緒である)
二股に辿り着き、真直ぐ(右)に入っていく。 ここからは、何とも面白くない流れを遡り、わずかに竿を振って進む。 岩魚はほとんど出てこないのは、水量が多いからだけではなさそうだ。 これまでいた場所にきても魚影は見えず、当りもないからである。 これは絶対私のアームの問題だけではない。 毛鉤か? しかし、実際交換してもあまり変わりはない。
滑の流れをいくつか過ぎていく。 もう少し水が少なければ、滑の中を登っていくのだが、今日は飛沫が邪魔で脇を登っていく。 中には岩魚のいる滑の水溜りもあったが、基本的に釣りにならないのだ。 でも流れる水の透明度が高く綺麗で、少しでも流れが静かになれば、美しい青色が見える。 少々釣り以外のことに気持ちが動く遡行になってきた。
再び二股となり、先ずは右へ進んで、滑が連続する手前まで釣り上る。 岩魚はと云うと一匹だけ20cmを網に入れたが、後の二回は非常に残念だった。 流れに定位しているのが見えて、毛鉤を咥えるところまで見えたのに、ビクビクっと感触だけ残して外れた。 大きかったのにと肩を落とす。 もう一回は、これも見えていたので、その先に毛鉤を投げ込むと、どうしたことか毛鉤はほったらかしで、白泡の中に消えていった。
二股まで取って返して、左の谷に入っていく。 流れは極端に細くなり、その分淵も少なくなる。 簾のような滝があり、そこは浅い水溜りである。 一匹の魚影があり、振り込んだ毛鉤に反応したが外れた。 しかしもう一匹白泡から現れて、石の下に逃げ込んだ。 そこを狙って毛鉤を送り込むと、スルーと出てきてパックリ咥えた。 こんな場所にもいるもんだと感心しながら、石の流れを登っていく。
再び二股となり、もう水の流れは無くなりつつある。 左側が水量があるものの、右側に砂利の溜まった流れが気になって、登っていく。 しかし砂利がうずたかく、水の流れが細くえぐられていて、とても岩魚が棲めるような感じではない。 少し上に道らしきものが見えたが、ただの平らな場所でこの辺りで諦める。 今日はなかなか歩いたので、当初の目的は達したが、泉水谷はどうしようか。
岩魚 18cm
大きさはともかく絶対いる淵で、出てきた。 思った通りに巻き返しから淀むところに乗せて、ヒュッと出てきた。 実は思ったところの巻き返しが強すぎて、緩い方に落としたのである。
岩魚 18cm
みんなこんなサイズである。 2mほどの滝の端っこにゆらゆらしながら引き込まれ、ぐっと咥え込んだ。 引きがとっても強かったのは、擦れ掛かりだったからである。 合わせが遅いのだ!
岩魚 20cm
滑の流れの途中にいた岩魚は、どうしたことか他の岩魚とは色が違う。 真っ黒に見えた岩魚は、日陰の存在だったのを無理矢理引っ張り出されたのだ。
岩魚 22cm
浅い、とっても浅く背びれが水から飛び出すのじゃないかと思うくらい浅い。 そこにいた番と思われる岩魚の片割れである。 ビックリする。
岩魚 19cm
最後の岩魚である。 二股を右へ行って、次は左に行って、最後の二股は右に行く。 最後の二股のちょっと手前で出てきた岩魚である。 小さく見えるね~
残り少ない渓流シーズン、大風よ来るな!!
残り少ない渓流シーズン、大風よ来るな!!
Posted by tenkara1nen at 21:00│Comments(0)
│一之瀬川