2020年03月28日
小菅川の本川は・・・
2020年3月27日 控えていた小菅川源流の中流部に、流れの様子を見に行った。 相当に砂利が流れて、どこに溜まっているのか、確認したかったのである。

どこへも行くなと要請された。 国も都も会社からもである。 会社からは23区内は仕事であっても出ていくなとの達しで、「土日の山もですか」と問うと、「山はよい」と云われる。 人のいない山であればいいが、山小屋はどうだろうか。 まぁいい、車で一人、山で一人、朝起きてから寝るまでに、女房以外とは話さない釣りだからいいだろう。

こんな時期の平日だから、車は少ない。 小菅川にの流石に車は少ない。 最上流まで行くかどうか、林道を走りながら思案する。 昼から天気が崩れるようなこともテレビが云っていたので、車が白糸の滝駐車場に現れたところで決断し、下流側に戻る。 狩場沢への道あたりに車を停めて準備する。

堰堤の上に下りていくのだが、小菅川が見えると、というか見えない。 堰堤から落ちる水の音は激しく聞こえているのだが、そこへ続く流れが見えないのである。 急な斜面を下りると、確かに砂利で埋め尽くされた川原になっている。 そこには、ずっと前に取れただろう鹿の角、流れを長い間見ていただろう角が転がっていた。

砂利の上を歩いて行く。 以前あった小さな淵はさらに小さくなって残っていたが、山女はいない。 そこからは、水の流れも見えるが、とても魚が棲みかとするような流れにはなっていない。 さらにその上にあった淵は無くなっており、ただただ歩いて行くしかない流れである。 狩場沢の出合いが近づくと、流れは二段になっている。

狩場沢から流れ出た土砂の量は、とんでもなく多い。 しかしながら、元々あった流れは残っており、小さな魚は住めそうである。 登っていくと岩がごろごろになり、出合いの滝に辿り着く。 滝つぼがなかったのだが、周りの砂利がほとんど流れ落ち、小さな淵ができていた。 雰囲気は岩魚の棲家なのだが、岩魚が棲み付くには、まだ時間がかかりそうである。


林道から路で降りてきて、狩場沢に渉る橋は流されて、右岸に張り付いていた。 相変わらず砂利の河原を少し進むと、新しい丸木橋がかかっていた。 流れは浅く狭いので、釣り人には役に立たないし、狩場沢の山葵田は壊れているので山葵農家にも必要ない。 茸採り、山登りの人のための丸木橋なのだろうか。 どちらにしても、私には必要のない橋である。 水が少ないのである。

本川があまりに釣りにならないので、沢に入って行く。 しかし、出合いに水の流れはない。 ちょっと入っても、水たまりのような場所しかない。 魚は確認できないが、毛鉤を落としてみると、勢いよく岩魚が逃げていった。 いたのだ! もっと確認しないといけないぞ~ 水が少なくて、神経質になっているのだ。 岩場を登って、足元を見ると山女が泳いでいた。 私と目が合った山女は枯葉の中に隠れてしまう。


水量の少ない滝の下には淵がある。 明るいところを散々毛鉤でたたいたが反応はない。 左岸側の暗い岩場に毛鉤を通すも反応はない。 諦めるか。 まだまだ! 一番奥の流れから、毛鉤をちょんちょんと動かしながら流す。 すると、姿は見えないが、ラインが引き込まれたので、竿を立てる。 十分気持ちよい引きを楽しんで収容すると、20cmの少々黒っぽい岩魚である。

流れの脇には土砂が山積みになっている。 よく見ると土砂が積もってもいるのだが、本川の河床が低くなっていると言った方が良さそうである。 深場にあった石が洗われて、プールの下流が良い流れになっている。 山女は釣れないが、小さな山女の姿はあちこちで見えているのだ。 虫が豊富に出てくるようになれば、すぐにでも大きくなって、私の毛鉤でも出るようになるだろう。

本川では一匹の山女も岩魚も出てこない。 ちょっとだけ毛鉤に寄ってくる、毛鉤の着水と同時に逃げていく山女しかいないのである。 そんな様子の中で少々気落ちしていたが、流れの変化は面白く、今後が楽しくなりそうだと竿を振り続ける。 この流れの最後が近づくと、パシャっと山女が出た。 ググっと手応えも十分であったものの、楽しむ時間もなく外れる。

堰堤が見えた。 石を越えることなく、流れをそのまま歩いて行かれるようになっていたので、好意に甘えて堰堤下まで行く。 荒れた淵で釣りにならなかった。 それにしても水が少なく、山女も岩魚も敏感になり、底に潜ったままなのだ。 あまり敏感でないのは、小さな小さな山女なので、咥えることも難しい。 チャプチャブの誘惑には乗らない。

最後にまたしても沢の出合い上に毛鉤を放り込む。 反応はないが、私は諦めが悪いのだ。 何度も毛鉤を流した後に、更に誘うこと数回、その時淵から岩魚が浮いてきた。 咥えることはできなかったが、岩魚がいることが分かってすぐに諦めることはないのだ。 誘う毛鉤が水面を出る瞬間に岩魚が飛びついた。 手応えが良かったので、大慌てで淵に近づき、竿を枝に引っ掛けながら収容する。

尺には届かなかったが、頭が大きく色が良く、昨年の台風をやっと生き延びた岩魚である。 尺に近いわけではない26cmなのだが、見た目も感触も尺を感じさせる岩魚だったのである。
釣れない釣りが続いている。 小菅川の本川も私の毛鉤、釣り方では難しいことが分かった。 しかしながら季節が進めば、釣りになるかもしれないと思った一日でもあった。















釣れない釣りが続いている。 小菅川の本川も私の毛鉤、釣り方では難しいことが分かった。 しかしながら季節が進めば、釣りになるかもしれないと思った一日でもあった。
Posted by tenkara1nen at 17:00│Comments(0)
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