2011年08月09日
雨にたたられ濁流を渉る
8月7日 いつものように小菅川に釣りに行った。

この日の天気はあまり良くないという予報であった。 「こんな日に何故行くの。昨日も行ったじゃない。」、「だって昨日は委員会があったので早く渓流を退散して、消化不良なんだよ~。」、いつもと似たような会話をしてから、車に乗り込む。

遅い出発だったので、先行する釣り人が多くいないことを念じる。 自宅あたりの天候はよかったが、小菅が近付くに連れて雲が多くなってきた。 それでもまだ日が差しており、雨が降るような空模様ではない。 駐車場に到着すると、車は2台あった。 1台は釣りであろうが、もう1台は山道の入口に停車しているので、もしかすると登山者である。
釣りの準備をしていると、山から人が下りてきた。 登山と思った人もあまりに戻りが早いので、釣り人かもしれないと「白糸の滝の上へ行かれたのですか?」と問うと「稜線まで行ったが、まったくキノコが出ていない。」と嘆き「本当は赤沢へ入りたいのだが、あの崖崩れではなね~」とまたまた嘆く。 赤沢へは迂回路を使えば行けることを伝えたが、対岸は獣が多いので嫌だという。 その年季の入ったキノコ採りが嫌だという迂回路を、これから私は使うのである。

林道から迂回路がある右岸に渡り、しばらく歩く。 川に下りるところと、左岸を林道まで登るところは勾配が急なので、注意して登る。 ここは濡れている場合は、相当に危ないので、脇にあるロープなどを使う。 牛ノ寝登山道から渓へ下りる。 まずは汗を拭って、煙草をふかし涼む。
今年何度も来ている渓ではあるが、ちょっと前には水が出たようで、岸部が洗われているところがある。 岩魚、山女の状態はどうであろうかと堰堤のすぐ上から、テンカラを振りまわした。 流れでは出ないが、落ち込み脇や緩い流れには岩魚がいる。 その岩魚達は、小さいものばかりが目立つ。

小さい流れなのに二股に分かれ、それが合流するところには、格好の淵がある。 3m四方位の小さな淵である。 そこにゆっくりと毛鉤を流すと、音もなく(当たり前だ)ゆっくりと影が近付き、自慢の逆さ毛鉤を咥えた。 竿を立てる。 しっかりと咥えているが、その場所と私の間は岩場で流れもあり直ぐには近付けないので、持ち上げて足元の別の淵へ落とす。 針が外れる懸念のほうが高かったが、運よくネットに収まってくれた。 しかも25cmの山女で、大満足である。

もう少し上のトロ場では、岩魚がジャンプ一番飛び出して、興奮する。 20cmで大きな岩魚ではないが、いつも飛び出してくるものには興奮する。 このためにテンカラを振っているようなものである。
強い流れの脇の少し緩い流れに毛鉤を流す。 2mも流せない状況なので、魚に気付いてもらうために数回流す。 すると、毛鉤の動きが止まった。 竿を立てると重い引きである。 しかしこの場所も、私は流れの中の岩場に立っており、毛鉤の位置までは落ち込みの連続である。 すんなりとランディンはできないので、山女の時のように持ち上げて下の落ち込みに下ろす。 すると、毛鉤が弾かれたように戻ってきて、尺はあった(眉に唾を付けてはいけません)筈の岩魚は自由の身となった。 残念! う~ん、やはりバーブレスフックの使用は力量不足か。 駄目か~、悔しい、惜しい!

堰堤下の淵は、堰堤から落ちる水流で風が強く、水しぶきも上がっている。 テンカラは無理と諦めて、いったん林道へ上がり、小菅川の最終堰堤下に入渓し再び竿を振る。 水が出たせいか、水の底にいるのか、はたまた落ち込みの奥にいるのか、流れる毛鉤に反応がない。 時々ある反応も咥えきれずに外され、咥えても小さい岩魚ばかりである。 最終堰堤も頑張って探ったが、これはという岩魚は出てこなかった。 と、そんな調子の時に、にわかに曇った空からポツリポツリと水滴が落ちてきた。
空を見上げると、いつの間にか空いっぱいに雲が広がり、雨が避けられない状況にあった。 今日は防水でないカメラを持っているので、濡れたら大変である。 釣りを早々に切り上げて、防水用にコンビニの袋を被せて、合羽の下に仕舞い込む。 退渓するぞ!林道へ急ぐ。

渓から林道へ上がる寸前で雨は大粒となり、激しさを増した。 カメラとノートの防水を確認したあと、意を決して雨の中に飛び込んだ。 ものすごい降り方で、100円の合羽はあまり役に立たず、すぐに服が濡れ始めた。 林道に落ちた雨は跳ね返り、湯気のように見え、目の前を曇らせる。 これが続けば、小菅川は一気に増水してしまうだろうと、歩く足元が速くなる。
迂回路を行き橋を渡るか、このまま進み川を渉るか、しばらく考えてこのまま進む。 川の増水は、まだ大丈夫と踏んだことと、増水しても渉れると考えてのことであるが、これが間違いの元である。 濁った流れは、いつもの岸部が見えないくらいに達していた。 「渉れるだろうか。」 不安は増すが、戻ることはせず、杖を頼りに時間を掛けて4回の渡渉を繰り返し、再び林道に上がった。

【本日のまとめ】
釣果 岩魚:1尾、山女:1尾
逃がした岩魚はどうしても残念!
雨への対応はいつも準備しておくべきだ。
濁流は慣れていても危ない。迂回路を使うべきである。


釣りの準備をしていると、山から人が下りてきた。 登山と思った人もあまりに戻りが早いので、釣り人かもしれないと「白糸の滝の上へ行かれたのですか?」と問うと「稜線まで行ったが、まったくキノコが出ていない。」と嘆き「本当は赤沢へ入りたいのだが、あの崖崩れではなね~」とまたまた嘆く。 赤沢へは迂回路を使えば行けることを伝えたが、対岸は獣が多いので嫌だという。 その年季の入ったキノコ採りが嫌だという迂回路を、これから私は使うのである。

今年何度も来ている渓ではあるが、ちょっと前には水が出たようで、岸部が洗われているところがある。 岩魚、山女の状態はどうであろうかと堰堤のすぐ上から、テンカラを振りまわした。 流れでは出ないが、落ち込み脇や緩い流れには岩魚がいる。 その岩魚達は、小さいものばかりが目立つ。


強い流れの脇の少し緩い流れに毛鉤を流す。 2mも流せない状況なので、魚に気付いてもらうために数回流す。 すると、毛鉤の動きが止まった。 竿を立てると重い引きである。 しかしこの場所も、私は流れの中の岩場に立っており、毛鉤の位置までは落ち込みの連続である。 すんなりとランディンはできないので、山女の時のように持ち上げて下の落ち込みに下ろす。 すると、毛鉤が弾かれたように戻ってきて、尺はあった(眉に唾を付けてはいけません)筈の岩魚は自由の身となった。 残念! う~ん、やはりバーブレスフックの使用は力量不足か。 駄目か~、悔しい、惜しい!

空を見上げると、いつの間にか空いっぱいに雲が広がり、雨が避けられない状況にあった。 今日は防水でないカメラを持っているので、濡れたら大変である。 釣りを早々に切り上げて、防水用にコンビニの袋を被せて、合羽の下に仕舞い込む。 退渓するぞ!林道へ急ぐ。

迂回路を行き橋を渡るか、このまま進み川を渉るか、しばらく考えてこのまま進む。 川の増水は、まだ大丈夫と踏んだことと、増水しても渉れると考えてのことであるが、これが間違いの元である。 濁った流れは、いつもの岸部が見えないくらいに達していた。 「渉れるだろうか。」 不安は増すが、戻ることはせず、杖を頼りに時間を掛けて4回の渡渉を繰り返し、再び林道に上がった。

釣果 岩魚:1尾、山女:1尾
逃がした岩魚はどうしても残念!
雨への対応はいつも準備しておくべきだ。
濁流は慣れていても危ない。迂回路を使うべきである。
Posted by tenkara1nen at 20:55│Comments(0)
│小菅川
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