2011年03月28日
後山川の山女達
3月26日 丹波川支流の後山川に釣りに行った。

30分並んでやっとガソリン満タンである。 家内の「やっと入れられたのよ」という苦労話をたっぷりと聞かされた後だから・・・ こそこそと、少しぐらい使ってもいいだろうと、多摩川上流の丹波川水系へ釣りに、静かに出かける。 コンビニで、家内が「いる」と云っていた水を、2L位は買っておこう。 これで、少しでも家内の気持ちを和らげる作戦である。

目指した後山川の林道に車は2台しかない。 そのうちの1台は、ゲートのずいぶん手前に駐車され、今まさにリュックを背負った若者が歩き出していた。 もう一台は、車止めよりずいぶん手前の広場にあることから、たぶん登山者である。
支度を済ませて歩き出す前に、先ほどの若者が会釈しながら通り過ぎる。 すぐに追いつき、タバコを吸いながら再度挨拶すると、彼は登山者ではなく三条小屋の管理人だという。 社長(彼はそう呼んでいた)の手助けをしていて、今月(3月)からやっているとのこと。 一度小屋に入ると3週間から9週間は小屋に篭るらしく、頭の下がる仕事である。 この後私の入渓地点まで話しながら歩いたので、単調な道程が大変短かく感じることができた。 楽しかった。

入渓地点のすぐ上にある小さな淵では、残念な思いをすることになった。 この流れに入ったときには、必ず山女が出てくる淵である。 最初は流芯脇に流して、本日の様子を探る。 「でたー」といい感じの引きが手元に伝わる。 この引きは25~6cmはあるに違いないと、きっと顔が緩んでいたのだろう。 まもなく外され、天国から地獄である。 顔が緩んだ分、隙ができたのだ。(そんな大層なものか?)
無念さがこみ上げてきて、いつもと違い少し粘ってみた。 もう一度悔しい思いをした挙句、18cmの山女をやっと引き上げた。 2度も外され、1尾上げることができたということは、今日のこの渓流は調子がよい筈である。

今日のこの流れには山女の魚影が多い。 せっかく上手く飛び出してきた山女は、私の竿が木の枝に引っかかったせいで、逃走に成功した。 次のポイントは、本川脇の水溜りのような浅い場所である。 小さいのはいるかもしれないと思ったが、出てきたのが18cmの山女だったので驚いた。 優しく本川に戻す。 彼のサイズであれば、本線が似合っている。
次の巻き返しでは、手応え十分の山女が、もぞもぞと毛鉤を咥えた。 20cmの体長で、とてもきれいな山女で、私の気分は高揚する。

200mも遡行していないが、山女は4尾出てきて、外された山女も3尾を数えた。 こんなに調子がよいのは、この谷では記憶がない。 そして、遠くからでも魚影が確認できるところも多く、うっかりすると走られる。 この谷も、もう少し暖かく、もう少し青葉があると、もっと楽しく、もっと景色に酔って釣り上がれるのだが・・・

調子がいいので毛鉤の消耗が激しい。 今度は、もう少し掛ける数を増やそうと、持っている一番小さな黒の毛鉤3号に取り替える。
岩魚の白い鰭が見える。 もう少し近づこうと一歩踏み出すと、私も見つけられたようで、淵の中へ消えていった。 ここで一服し、メモを確認しながら、彼が出てくるのを待つ。 しばらくすると「出てきた、出てきた」と一気に釣りモードになる。 さっき取り替えた小さな毛鉤を放り込むと、彼はピクッと上を向き、反転、咥えた。 一部始終見えている私は、岩魚が毛鉤を咥えた瞬間に竿を立てた。 いい手応えが伝わるものの、岩魚が暴れる姿が見えるものの、すぐに外される。 「竿を立てるのを、もう少し待てばよかった」と反省する。

小さな毛鉤は外される場面が多い。 毛鉤を交換してからは、ランディングできなかった山女が6尾で、ネットに収まったのはたったの2尾である。 巻き返しで出た大きな山女(25cmはある)は、外されないようにすぐに持ち上げ、ネットに寄せたが、足元まで来て落ちてしまう。 あわてて掴もうとしても、時既に遅し、流れへ戻ってしまった。 持ち上げた反動で、針が外れたのだ。 これだから、返しのない針は素人には難しい。

上流へ行くほどに山女は出てこなくなった。 加えて、風が強くなってきて、体もだいぶ冷えてきた。 今日は、股引も、長袖の下着も着ていない。 それでも、細長い箱型の淵までやってきた。 手前から攻めてみると一尾が飛び出したが、すぐに外される。 左岸の少し浅めの岸際を流してみると、今まで以上の手応えが竿に伝わる。 逃がしてなるものかと、無理やり引っ張り上げて、陸まで走る。 この日最大の22cmの山女であった。 私のテリトリィでは、このサイズは相当大きいのある。


【本日のまとめ】
釣果 山女:9尾
感想なし


支度を済ませて歩き出す前に、先ほどの若者が会釈しながら通り過ぎる。 すぐに追いつき、タバコを吸いながら再度挨拶すると、彼は登山者ではなく三条小屋の管理人だという。 社長(彼はそう呼んでいた)の手助けをしていて、今月(3月)からやっているとのこと。 一度小屋に入ると3週間から9週間は小屋に篭るらしく、頭の下がる仕事である。 この後私の入渓地点まで話しながら歩いたので、単調な道程が大変短かく感じることができた。 楽しかった。

無念さがこみ上げてきて、いつもと違い少し粘ってみた。 もう一度悔しい思いをした挙句、18cmの山女をやっと引き上げた。 2度も外され、1尾上げることができたということは、今日のこの渓流は調子がよい筈である。

次の巻き返しでは、手応え十分の山女が、もぞもぞと毛鉤を咥えた。 20cmの体長で、とてもきれいな山女で、私の気分は高揚する。


岩魚の白い鰭が見える。 もう少し近づこうと一歩踏み出すと、私も見つけられたようで、淵の中へ消えていった。 ここで一服し、メモを確認しながら、彼が出てくるのを待つ。 しばらくすると「出てきた、出てきた」と一気に釣りモードになる。 さっき取り替えた小さな毛鉤を放り込むと、彼はピクッと上を向き、反転、咥えた。 一部始終見えている私は、岩魚が毛鉤を咥えた瞬間に竿を立てた。 いい手応えが伝わるものの、岩魚が暴れる姿が見えるものの、すぐに外される。 「竿を立てるのを、もう少し待てばよかった」と反省する。




釣果 山女:9尾
感想なし
Posted by tenkara1nen at 21:50│Comments(0)
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