2023年03月11日
山女は出るか?
2023年3月9日 小菅川本流源流部では山女は出てくれるのか確かめに行った。 水がほとんど流れてなかった。

水が少ないことは分かっていたが、小菅の山女をまだ見ていないので是非源流部で見たいのだ。 中黒茂沢出合い下から、白糸沢(今倉沢)出合い先までを予定する。 今までの私の釣りで、最も山女が出た流れなのである。 ただ流れの様子が気に入らないので、沢も探ることにする。

昨日の0℃よりは暖かい3℃である。 昨日からジャンバー止めたのだが、朝は失敗かもしれない。 流れに無理して下りると砂利が溜まった渓が待っており、曲りにある岩がちょっとだけ水溜りを保っている。 山女がいてもおかしくないと思い、盛んに毛鉤を落したが、反応がない。 ゆっくり近付き覗くとピュ~と下流へ山女に逃げられた。


流れが消えた陽の当たらない河原は凍り付いていて、それを見た途端に寒くなる。 砂利が溜まってとっても広い河原を毛鉤は落とさずに歩く。 伏流となって、ほとんど水がない渓はどこまで続くのか。

沢に入って、出合いの滝まで行ってみる。 低い滝だが登ることはできないので、滝壺で終わりである。 その滝壺は最近になくいい感じであるが、山女も岩魚も出てこない。 夏なら出てきそうである。


小菅川に戻って歩いていると、ちょっとした深場があった。 ここなら溜まっていると考えたが、やっぱり反応はない。 それでも遠巻きに覗いてみると魚影が見えたので、後ろから観察する。 よく見ると小さな山女が20匹くらいいるようだ。 このプールではちょっと多すぎる!

沢に入って行こうとするが、出合いには水が全く見えない。 林道下の滝まで歩いてもほとんど水がない。 滝の手前の水溜りでは山女が回遊していたが、私の姿に驚いて隠れてしまった。 滝は僅かな水しか落ちておらず、葉っぱや砂利が溜まったままである。


唯一出た山女は、大きな淵を諦めたそのすぐ後であった。 浅い複雑な流れで石の横に落としたとき、ラインが引き込まれたのだ。 場所は岩魚だったが、咥えていたのは山女であった。 18cmではあったが色よい小菅の山女である。 小菅の山女は少なくなった? アーム?

白糸沢に魚影がなかったので、出合いで飯を食っていると山女が現われた。 まぁ、飯を食い終わって殻にしようと、ちょろちょろ見ながら食っていると、そのうち消えてしまった。 仕方がないので、出合いの滝全体でも見ようと少し登る。 見えない!

今日の最後となる堰堤へ向かう。 水が少ないせいで、流れやコンクリートの淵がたまり場になっているように見えた。 ここが一番時間を使ったかもしれないが、ピクンともしない。 山女は本当にいるのか!

竿をたたんで入渓地点まで戻る。 最初はタオルで覆面し、途中マスクにして花粉を防いだが、戻りは何もしていなかった。 河原の写真を最後に撮ろうとして、どうしてもくしゃみが出て鼻水が垂れたので、タオルを出してしまった。 「これはこれでいい」、と思うしかないのだ。













Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川