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2023年02月05日

 浅間嶺はどこ

 2023年2月2日 浅間嶺からの眺望を期待して上川乗から登った。 気持ちの良い展望を堪能できた。 素晴らしい!

浅間尾根を歩く
 甲州街道、青梅街道に挟まれた古の甲州街道、村の生活道路としても使われていたという浅間尾根に登る計画である。 問題はフィットの待機場所をどこにするかである。 最初は払沢の滝から登っていくことも考えたが、道程が少し長くなりそうだったので、最終的には上川乗から登ることにした。 フィットの待機所は村営駐車場である。

上川乗から登り始める
 集落内はずいぶん通過したことがあるが、大きな民家が多いことに驚き、倉を持っているところもあって更に驚く。 一歩都道から離れるといきなり急坂となって、民家もすぐになくなる。 そして、地蔵の代わりか、観音様か、八基もの石がまとまっており昔を感じられる。

植林の中をいく

浅間尾根の稜線は近い
 路は時折ジグザクに高度を上げるが、ほとんど真っ直ぐに上がっていく。 しかも、尾根に上がった後に現れる小さなピークは避けて路が作られているので、登山用と云うより仕事用である。 辺りが植林の中と云うことでもよく分かるが、そこには景色に変化がないので隙間から射す光も寒い。 関東ふれあいのみち、何とかならないのだろうか。

休憩所からの眺め、正面は大岳山
 何となく険しいところもなく浅間尾根に上がると、目の前に休憩舎が見えた。 右へ行けば「浅間嶺・展望台」とあるが、とりあえず休憩舎へ向かうと、すごい展望である。 目の前に大岳山がド~ンと立ちはだかるように広がる光景である。 すぐ下には払沢から上がってきた路がある。

富士浅間神社、氏子はどこの集落か
 浅間嶺の方向は西のはずだが、尾根の標では東である。 もしかすると「浅間嶺・展望台」とは山頂ではなく展望台の名前かもしれないと考えて、尾根の路を頂に向かって登る。 すぐに祠があり、富士浅間神社とあった。 やっぱりこっちに浅間嶺があるのだ。

浅間嶺(小岩浅間)
 程なく浅間嶺に立つ。 山頂ネームプレートには、「浅間嶺(小岩浅間)」と書かれている。 もう一つには「小岩線源」とある。 住民たちが呼んでいた浅間嶺とは、富士浅間神社のあった小高いところかもしれない。 ともかく浅間嶺に立ったので、松生山を目指して休憩舎に戻る。

なんと眺めが良いのだ、左は御前山、右は大岳山
浅間嶺・展望台からの眺め
 標にあった「浅間嶺・展望台」へ到着すると、休憩舎よりも展望が広がっている。 実に広い視野で、右に馬頭刈山、大岳山、真ん中近くに御前山、左に雲取山や飛竜山、ちょっと歩けば三頭山、振り返れば富士山が頭だけ見えている。 真に気持ちの良い場所で、疲れも吹っ飛ぶというものである。

標柱には浅間嶺とある展望台、ここが浅間嶺?

雲取山方向の眺め
 これまで全く登山者に出会っていないが、あまりに長い時間いたためか、一人やってきて声を上げた。 それほど素晴らしい景色なのである。 ただ、標柱に書かれた名前が気になる「浅間嶺」である。 しかも立派な標柱である。 誰が立てたか分からないが、文字を頼ると檜原村が立てたかもしれない。

御前山はどっしりと

入沢山、誰がそう呼ぶのだろうか?
 下って登って、ちょっと下ってちょっと登る。 高低差はあまりないのに、そんなことを繰り返すと非常に疲れるのだ。 尾根に作られることが多い路は、ここでは疲れてしまうので、山頂下に作られている。 頑張って登った入沢山も展望が良く、いい天気にもかかわらず登山者が少ないのは私の自撮りには最高である。

三頭山が見える、この場所の視界が一番広い
 尾根上の歩きで少しでも展望があれば休んで眺める。 疲れた体にはこの展望が唯一の清涼剤であると、本当の清涼剤である茶を飲む。 上り下りはたくさんあって、まだか、この頂が松生山かと何度も騙される。 それほど疲れるのである。

松生山標
 アンテナが見え、その下には太陽光パネルが見えた。 なんだここは! なんと、松生山の山頂標がある。 ここが松生山なのだ。 想像していた山頂とは違って、アンテナが邪魔で趣がない。 片隅に切り株と丸太があって、そこから富士山が見えるので、隣の人工物を無視すればいい山頂である。

松生山からの富士山

頭の上の富士山、見えるかな~
 何せ富士山が良~く見えるのだからいい山頂には違いない。 富士山はここまで歩いた尾根上では、最もよく見える場所でもある。 近くの笹尾根が低くなっているところに富士山が顔を出しているのだ。 切り株に座ってじっくり茶を飲む、じゃなくて富士山を眺める。

軽快に?浅間尾根を歩く
 曇り始めた空を見ながら、来た路を戻る。 それにしてもいい尾根であった。 このまま戻るのが嫌になるくらいの景色であった。 後ろ髪を引かれる思いであった。




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