2021年09月21日
また、違う渓で釣り
2021年9月20日 今日も泉水谷を目指したのに諦めざるを得ず、いつもの一之瀬川で釣りをした。 結果はいつものように、あまりよくない!

二日間山へ釣りに行くのを断念していたので、今日は今年何度行っても車を停められない泉水谷に向かう。 今日こそはと思っていたので、私としては非常に早い時間に車に乗って、泉水谷到着は6時前である。 絶対だと思って三条橋を渡ると、なんとすでに9台もの車があり、とても私の駐車場所が取れそうにない。 国道に戻ると、そこにも5台の車があり、少し前に監視員が言っていた「キノコ採り」が増えているに違いないのだ。 この分では今年は、ここで釣りはできないであろう。

何時に来ればいいのだとガッカリしながら、一之瀬川のいつもの場所に到着する。 先客がいたが登山、キノコ採り、はたまた釣りか分からないが、まだ車の中にいて出発していない。 チャンス! 気温は8℃、とても夏とは思えない空気に浸る。 ぞくっとする寒さで、まくり上げていた袖を伸ばし、寒さを和らげる。

準備を始めると、なんとスープラが現れて私の脇に駐車した。 こんなところまで来るような車ではないので、運転者が非常に気になっていると、女性が降りてきた。 話すると、これから和名倉を往復するという。 「一泊しないと無理じゃないですか!」と云っても意に介さない強烈な女性で、スタスタと山に向かった。

私も出発だ! 林道を歩きだしたときに先着の車のドアが開き、「どこを釣りますか?」と聞いてきた。 これは問題だ! 初めて釣り人だとわかり、続けて「私は、堰堤の上を釣ろうと思っている」というので、「二股から左に入りますよ、そこまで陸を歩きます」と告げて、心とは反対にニコニコしながら、再び歩き出す。 コロナ禍だからだろうか、山はどこも人気で、人が必ずいて困ったもんである。(お前のせいだという声も・・・)


山歩きの調子は良い。 釣りで山を歩くときには、どうしても急いでしまうので、すぐに疲れてしまうのだが、さっき約束したので余裕があるのだろう。 いつものようには疲れずに、余裕で藪を突っ切り、緩やかな勾配を二股まで歩き通す。 そこでやっと休憩をとる。 今日は晴天で青空も見えているものの、この渓に光は届かず、相当に薄暗い。 暗い夏焼沢に踏み入れる。

白泡が淵いっぱいに広がり、毛鉤が岩魚に見えそうな場所はごくわずかである。 最初は、毛鉤を捕らえるところが見たいので、白泡の切れ目から流すが、その距離が短くて反応は出ない。 それでも岩魚はいるはずだと、石の横の白泡に毛鉤を呑み込ませて、淵の底を探る。 何度目かは記録していないが、「ん?咥えた?」、感触が伝わったので、竿を立てる。 実際咥えていたのだが、その引きが強くてどうしようかと迷いながら淵のすぐ下に下りる。 網を流れ出しに差し込んで、岩魚を引き寄せると、最初から23cmの岩魚であった。 幸先よし!


だいたい釣り難い流れで、浅く狭いので、岩魚が出てきても小さい。 大きな岩魚が悠々と暮らせるような場所がほとんどないので、やっぱり小さな岩魚を覚悟で毛鉤を落とす。 そんなところに毛鉤を落としながら、時間をかけて釣り上がっているので、その小さな岩魚はよく出てくる。

大きな岩魚は淵の底、石の下の流れが緩い所に潜んでいるに違いないのだが、その淵や恰好の石がなく、あったとしても流れが強すぎて毛鉤を送り込むことができない。 要は大きな岩魚には出合えないということである。

光が差し込み始めると、当然渓は明るく美しくなる。 ただ、木の葉がまだ青々としているので、流れに落ちてくる光が疎らとなり、私の目が付いていかない。 「これも年か」と思う。 ころっと動く石の山に苦戦しながら、時々流れをまたぎながら、小さな淵が現れたら丁寧に竿を振る。 大きな岩魚は出てこないが、それなりの大きさは時々出てくる。


細い倒木が覆いかぶさっていた淵は、釣り人たちが木を取り払ったのか、増水で砕け流されたのか、今は毛鉤を落としやすくなっている。 右に強い流れ、左に比較的緩い流れがあり、ともに大きな石が鎮座している。 緩いほうから攻めてみたが反応なし、今度は強い流れに二度ほど毛鉤を乗せると、黒い影が出てきた。 これは咥えるに違いないと中間の流れを渕尻まで流すことにして、毛鉤を送り込む。


「くるぞ、くるぞ」と期待していると、案の定黒い影は渕尻近くで毛鉤を咥えた。 「ふん」と竿を立てて、強い引きを楽しみながら網に入れる。 「すごい!」 尺岩魚のような面構えである。 しかし、尺には程遠い25cmであった。 それにしても素晴らしい顔つきである。


先調子のSHIMANOの竿に戻してから、合わせ切れを頻繁に起こすようになった。 今日も二度合わせ切れを起こしていが、この二匹はともに大物であったに違いない。 その二回はともに石の前で、とても流れが緩く淀んでおり、咥えるときも強い引きにならず、なんとなく動きが停まるだけである。 そこで「ふん」と竿を立てると「ぷつん」と外れるのである。 いや毛鉤だけがないのである。


かたい竿で合わせた時、小さいものは一瞬にして水かから飛び出し、もしくはすぐに引き寄せられる。 この日はこの連続だったので、大物に遭遇しても、見えないものだから、同じように対応してしまうのである。 「ちょん」と合わせてゆっくり引き寄せるのか、毛鉤の結び方が悪いのか、やっぱり竿が合わないのか?


釣りは二股から始め、水が少なくなる二つ目の二股までである。 それにしても、今日も予定外の流れで釣りをしてしまった。 そして、大きな岩魚も出てこない。 そこさえクリアできれば、納得できる釣りとなるのだが・・・ 釣り場の幅を広げないと、行き場がなくなってしまいそうである。





















Posted by tenkara1nen at 21:00│Comments(0)
│一之瀬川