2021年05月23日
少し濁った高橋川
2021年5月22日 今年はまだ行っていない高橋川の上流へ行った。 ちょっと厳しく、とっても楽しい日になった。

持っている年間パスポートで釣りが可能で、行っていない場所はまだたくさんある。 そこで、今日は泉水谷の一番奥を目指すのである。 今日は晴れるとの予報もある中で、我が家を出る時から雨が落ちてきていた。 雲も低く垂れこめているが、奥多摩方面は若干赤るのが頼りである。

辺りは明るくなり、私の前を走る車は多いものの、山梨県に入ると二台になる。 一台はダンプカーなので関係ないが、その後ろの車(目の前の車)は問題である。 どこへ行くのだろう、やっぱり釣り人か、丹波山村を過ぎてもまだ走り続けているのだ。 案の定、泉水谷に曲がってしまい、思わずまっすぐ進んでしまった。


こうなれば一之瀬高橋しかない。 上り坂で少々速度を上げて向かっていると、前に車が現われた。 また、まさか、不安が過ぎると、やっぱり高橋川に向かった。 そして犬切峠に向かったところを見て、真っ直ぐ高橋集落の奥へ向かう。 まぁ、ここもまだ来ていないところなので、良しとしよう。 釣り難いところなのだが・・・


準備して、メモをしていると一台の軽トラックがやってきた。 二人が下りてきて話をすると、釣り人であり、私がテンカラだと知ると話は長引いた。 切り上げ時を考えながら、釣り場の状況を話しして別れる。 早く釣りに向かいたかったのである。 軽トラックがすぐに上流へ向かうのが分かり、そしてまた下っていくのが分かった。

竿を振るのが難しい流れである。 細い木々が流れの脇に生えている。 そのうえ、狭い、浅い、砂底、毛鉤を落したくなる場所は、歩いて歩いてやっと見つかる。 そしてまた歩く。 しかし、その僅かな場所からは岩魚は出てくるので、振り込めなかった場所に隠れているに違いないのだ。 私には14㎝から18cmの岩魚しか会いに来てくれない。


二段堰堤を越え、堰堤も越えて来たが、堰堤からは岩魚は出てきていない。 堰堤は渓流解禁からずいぶんと責められたのだろう。 とにかく広い場所が堰堤下しかないのである。 堰堤近くに狭くて深く、石もあり、おまけに木も沈んでいる。 そんな場所に毛鉤を落すと、黒い影が毛鉤を引っ手繰った。 とても嬉しい23cmの岩魚であった。


昔の工事用道路が横切り、堰堤をいくつか越えると、気分がなえる大堰堤である。 手前は散歩護岸の水路となり、雰囲気は良くないが、ここで昼食とする。 水路を見ていると大きな石が沈んでいるので、毛鉤をパチャパチャと落し様子を見る。 食べている間も見ていると、小さな岩魚が石から出てきた。 ここへはどうやって来たのだろうか?


時間はまだ昼である。 大堰堤の上へ行くかどうか悩む。 一度行った堰堤上は広すぎて、私のテンカラでは太刀打ちできないし、その上の流れは石が多すぎて、毛鉤を落す場所がない。 ただ、大堰堤下流には、以前はなかった橋が架かり、道もしっかり作られており、旧道につながっていた。 やっぱり行って、もう一度確認することにして、堰堤を越えていく。


堰堤横から池を見る。 綺麗な色をしており、技術があれば美しい写真になる。 そして、ラインさえ届けば探れるとも思う。 池に下りていく途中から、チャプチャプと水面に波紋が現われた。 岸に近いところにもあるので、期待が膨らむ。 ゆっくり静かに流れ込みを見ると、一匹の岩魚がこっちを見ていた。 これならここがパラダイスになるかもしれないと、しゃがんで竿を振る。



10 3.2mのテンカラ竿に約4mの仕掛けにもかかわらず、どんどん岩魚が飛び出した。 最も興奮したのは、ジャンプ一番飛び出した岩魚である。 しかし、竿振りの姿勢がどうしても私の釣りじゃなく、しかも釣り堀状態は好みじゃないので、早々にパラダイスを退散することにした(釣りの状況は別のメモで残す)。 もっと上流を目指すのだ。

歩きはじめたのだが、やっぱり石だらけで、毛鉤を落すべきところが見当たらない。 100mくらいだろうか、歩き続けて、2~3回竿を振って終了を決める。 足元がおぼつかないので、左岸の路に上がって戻ることにする。





















Posted by tenkara1nen at 17:00│Comments(0)
│丹波川