2020年07月06日
思うようにいかない一之瀬川上流
2020年7月5日 梅雨の晴れ間(曇り空)を逃さずに、釣りに行く。 釣り人、沢登りで思うようにならない釣りである。

一昨日は増水した小菅川に行った。 昨日は予報は別として、雨だったので休暇とした。 そして今日は、曇り空である。 雨が降る確率は低いと、どこの天気予報も云っているので、釣りに行かない手はない。 天気も良くなくて、時間が比較的早いので、釣り人は少ないはずである。 車に乗る。

晴れ間はまるっきり見えない。 しかし、西に行くにしたがって、要は時間が経つにしたがって、東の空に青空が見え始める。 西に向かっているので、ほとんど関係ないどころか、西の空には黒い雲が見えている。 車は、青梅過ぎから奥多摩湖を通過するまで同じ車列を保つ。

一人旅になって、一之瀬集落への県道に入り、東京都水源林の林道を走っていく。 笠取山の登山口駐車場は、以前の繁栄に戻りつつあり、その状況を見ると先が心配になるのだ。 目的の駐車場所には、前回諦めたときと同じ二台の車があったが、一台は辺りを検索する釣り人であるので、ここに決める。


歩き始めにあった真新しい足跡から、一人は釣り人が入っている気配。 まぁ今日は水量があるので、毛鉤の釣り人ではない筈で、恐らく餌釣りなのだ。 さっさと最終堰堤まで歩いて、流れに下りたつ。 ここから釣るつもりはなかったが、先行者がいるのかどうかを、釣りで確かめようと考えた。

岩魚は結構出てくる。 淵の中を毛鉤で釣ることはできないので、流れの緩いところや淀み、岸辺に毛鉤を落していく。 どうしたことか岩魚は結構反応する。 えぇっと思うくらい出てくるのだが、釣ってはいけない大きさ+αの小さい岩魚ばかりである。 もしかすると釣り人はいないのか?


あんまり小さい岩魚ばかりなので、毛鉤を落す場所を厳選して、目的の夏焼沢まで急ぐ。 出合いの下の滑に差し掛かると釣り人がいるのが見えた。 近付いて、どこへ釣り上るのか聞くと、もう上流を釣って、下りながら更に釣っているところだという。 しかも夏焼を釣ったという。 東谷は釣っていないというが、どうしよう。

どうしようと陸に戻っていると、なんと、ここで、沢登りのチームが登ってきていた。 こっちにも近付いて、どこへ行くのかと(わかっているのだが)尋ねると、やっぱり東谷を登るという。 気を付けてと笑顔で別れるが、心は穏やかではない。 ただでさえ毛鉤が難しい増水した細流なのに、沢登り三人が先を行くとなると・・・

陸を進んで、出合いの上に入った。 予定通りの沢である。 増水した細流で餌釣り師が進んでいき、8寸9寸を釣ったという流れに、ため息をつきながら毛鉤を落していく。 気持ちに反して岩魚は反応してくる。 小さな岩魚が6匹、収容できなかったのが4匹(多分小さい、そして多いのでメモは途中まで)、なかなか先行者が釣った後とは思えない。

右岸からの出合いを二カ所過ぎて、やっと岩魚のような岩魚が出てきた。 テンカラの釣り方とは到底思えないような、手長海老でも釣るように、岩の間に毛鉤をゆっくり落すと、ピューと咥えた岩魚である。 でも小さな19cmである。 ここまでで、最も大きな岩魚なのだ。 何とか深場を攻略しない・・・

倒木まで多くなり、だんだんと釣りにならなくなってくる。 やっと目指す淵までやってくる。 流れ込む水が多くて白泡が多いのだが、左岸側に透明な巻き返しがある。 ここにいなければ、この流れにはいないのだ。 毛鉤を落して流すこと二回、全く反応がない。 ここで毛鉤を小さなもの(3号)に交換する。 浮かすのだ。


小さな毛鉤の新品はきっちりと浮いてくれて、その一回目でジャブッと出た。 こっちがびっくりするくらい突然のジャンプであった。 久しぶりに見た岩魚の「ジャブッ」は、とても興奮するものである。 引きも良し、しかしすぐに上がってきて、掬ってみると22cmしかない。 それほど、ここまでが小さかったのである。

この先を始めていく渓まで出合いを二点進んだが、いい結果は生まれなかった。 どうしても忘れられないのがある。 岩盤の上に1mもない場所があり、反転流が石の下に潜っている。 毛鉤を落し誘導し、ちょこちょこと誘うように潜らせる。 すると急に引っ掛かり、ビクビクっと竿に感触が伝わり、力を込めて引き出す。 その姿が見えた途端に外れてしまう。 釣れたことより鮮明に残る出来事である。

目的の沢であったが、先行者がいたこと、水量があったこと、沢登りに選択肢が狭められたこと(私の選択ミス)、なかなか思い通りにはいかないものである。 天候が良ければ、初めての渓の苔に感動したのになぁ~
















Posted by tenkara1nen at 23:05│Comments(0)
│一之瀬川