2018年03月20日
選択ミス、小菅川の沢
2018年3月18日 今日は小菅川の沢にある滝を目指した。 まったく渓流魚の反応はなく、選択ミスは明らかだ。 今日はほぼ坊主!

昨日と一昨日の丹波川の最上流一之瀬川で、結構いい思いをしたので、今日は小菅川へ行くことにする。 昨日はとても寒かったので、今日は暖かくなった流れを釣りたいと思っている。 幸いなことに、今日は暖かくなるとテレビが言っているので、陽が昇れば春になるに違いない。

小菅村に着くと、もみじ橋ではなんと0℃である。 またテレビに騙された(実は勘違い)と、車の窓も開けられない。 小菅川源流部に入っていくと、今日の入渓地点と考えていたところにバイクが停まっている。 暫く考えて、彼が沢に入っていなければいいだけで、本川はあとから釣ればいいのだと、ここに決める。
駐車したのはいいが、なかなか冷たいウェーダを履くことができず、ウソの集団を追い回したりする。 暫くして意を決し(そんな大層なものか?)ウェーダを履き、やまめ道から下りていく。

出合いの下流に立つと、二つあった淵が消え、流れは直線になっている。 砂利の溜まる小菅川では、水が出ると一気に流れの筋が変わっていくのである。 夏であればやまめも出ていそうな流れを渉り、出合いに立つ。
いつも山女の姿が見える淵も、今日に限っては全く見えない。 どうしたのだろうか、先行者がだいぶ釣り上げたか、水と砂利に流されたか、それとも石に隠れているのか。
沢を覗いてみると、またまた砂利が流れてきた模様、岸の平坦地もだいぶ削られていて、歩くことさえ難しい。 振り込むべき流れも淵もなくなり、すぐに出合いの滝に到達する。 まぁよい。 今日はこの滝の上へ行くので、いったん戻って、獣道で仕事道まで登る。

使われなくなった仕事道は、崩壊寸前で、特にさっきの滝を越える辺りは恐ろしい。 いつ落ちても不思議ではなく、なるべく山側を両手も使って進む。 再び沢に下りれば、山葵田の跡である。
以前少しだけ見えていた石垣が、今ではすべてが露出し、本来の高さが分かる。 人の営む力には驚かされる。 流れはというと、掘り下げられて、砂利は大部分が流されているものの、安心して振り込める場所はない。

先へ進んでいくと、上からきた砂利が溜まり、いくつかの淵は埋まっていた。 埋まっていないところは狭くて、水が多いときには白泡だらけとなる。 つまり、振り込む場所がないのである。 さらに上っていく。
淵らしき淵にやってきて、じっと覗くが魚影は見えない。 空しく、パチャパチャ毛鉤を意識させ、たまに誘ったりするが、何の変化もない。 まだまだ、この季節は釣りにならない。 多くの岩魚は石に潜った(閉じ込められた)ままなのかもしれない。 昨日の岩魚の余韻に欲をかき、ここまでやってきたが、どうも失敗だったようである。

目的の一つである大滝が見えてくる。 滝の落ち際に日差しがあって、飛沫がきれいである。 岩魚は一匹も出てこなかったが、この滝を見ながら、次はこの滝の上に行ってみようと考える。 山歩きで見た渓へ下りる路は、本当に釣りになるのだろうか。 そんなことを考えながら、再び小菅川本川に戻っていく。

本川の流れは、以前よりさらに平坦となり、この日は水が多かったのが、せめてもの救いである。 静かなたまりの端に毛鉤を落とすと、ぴくっと反応があり ・・・ 咥えていない。 山女が違和感を感じて毛鉤を放すまでは、時間が短くて付いていけない。
石の下の平坦な水面に落ちた蛾が引き寄せられて、ピチャピチャ暴れている。 面白いことが起きそうだと、じっと見ていると、山女がかぷっと顔を出す。 私の毛鉤は咥えきれなくても、本物はしっかりと咥えるのが素晴らしい。 蛾は私の毛鉤と同じくらいに思えたのに、山女はどうして咥えきれないのだろうか。 同じ場所に毛鉤を落とし様子を見ると、クンと反応があり合わせるが、やっぱり咥えきれない。

大きな淵の下段に底まで見える水溜りがある。 そっと近づいてみると小さな山女が回遊している。 これは絶好の機会だと、やんわりと毛鉤を落とす。 見ていると、山女が近づいて来て、もう少しのところで反転して逃げて行った。 私のちょっとした動きを感じ取ったのだろうか。 逃げた先は石の下なので覗いてみると、じっとして出てきそうもない。

毛鉤を落とした後に流れを渉っていると、微妙な反応が竿に伝わる。 見ると、山女がくねくねしながら毛鉤を外している様子、慌てて竿を立てたが間に合わず逃げられる。 私の場合たまにあることで、流れを渉るときにはだいたい毛鉤落としながら渉るのである。

この日反応している山女は、小さいもののようである。 流れと静かな水面の境目あたりに毛鉤を落とすと、かぽっと口が出たので、しっかりと合わせる。 しかし、針はかからずすっぽ抜け、山女はもんどりうって、水面でバチャバチャしている。 長い間大騒ぎするのは、相当の恐怖だったに違いないのだ。 5秒ほど続いたように思える。
まだまだ山女らしき反応はあったが、まったく針掛かりしない。 山女が下手、山女が小さい、毛鉤が大きい、最後は私が下手、これが一番の問題かもしれない。 とうとう三番堰堤が見えてくる。

今日は一匹の渓流魚も見ないまま終了するかもしれない。 何としても一匹だけでも見るために、最後の手段として、左岸側には堰堤の凹みというか、岩場に振り込んで毛鉤を巻き込ませる。 咥えた感触を確かめるようにラインを張っていくと、その感触が分かったので、竿を煽った。 最後にしていい色の21cmの岩魚である。 最後の最後に岩魚が出て、小菅のやまめでなかったことは残念だが、今日はこれで満足するしかない。

沢で釣ろうと思ったことが失敗だったのか、反省しながら本日終了!


駐車したのはいいが、なかなか冷たいウェーダを履くことができず、ウソの集団を追い回したりする。 暫くして意を決し(そんな大層なものか?)ウェーダを履き、やまめ道から下りていく。

いつも山女の姿が見える淵も、今日に限っては全く見えない。 どうしたのだろうか、先行者がだいぶ釣り上げたか、水と砂利に流されたか、それとも石に隠れているのか。
沢を覗いてみると、またまた砂利が流れてきた模様、岸の平坦地もだいぶ削られていて、歩くことさえ難しい。 振り込むべき流れも淵もなくなり、すぐに出合いの滝に到達する。 まぁよい。 今日はこの滝の上へ行くので、いったん戻って、獣道で仕事道まで登る。

以前少しだけ見えていた石垣が、今ではすべてが露出し、本来の高さが分かる。 人の営む力には驚かされる。 流れはというと、掘り下げられて、砂利は大部分が流されているものの、安心して振り込める場所はない。

淵らしき淵にやってきて、じっと覗くが魚影は見えない。 空しく、パチャパチャ毛鉤を意識させ、たまに誘ったりするが、何の変化もない。 まだまだ、この季節は釣りにならない。 多くの岩魚は石に潜った(閉じ込められた)ままなのかもしれない。 昨日の岩魚の余韻に欲をかき、ここまでやってきたが、どうも失敗だったようである。


石の下の平坦な水面に落ちた蛾が引き寄せられて、ピチャピチャ暴れている。 面白いことが起きそうだと、じっと見ていると、山女がかぷっと顔を出す。 私の毛鉤は咥えきれなくても、本物はしっかりと咥えるのが素晴らしい。 蛾は私の毛鉤と同じくらいに思えたのに、山女はどうして咥えきれないのだろうか。 同じ場所に毛鉤を落とし様子を見ると、クンと反応があり合わせるが、やっぱり咥えきれない。



まだまだ山女らしき反応はあったが、まったく針掛かりしない。 山女が下手、山女が小さい、毛鉤が大きい、最後は私が下手、これが一番の問題かもしれない。 とうとう三番堰堤が見えてくる。


Posted by tenkara1nen at 22:30│Comments(0)
│小菅川