2017年07月31日
鹿にドッキリ
渓流を歩いているとドッキリする時がある。

釣りの予定は全てキャンセルとしたが、それでも諦めきれずに小菅川で竿を出した。 本川は釣り人が三人もいたので、渓に入っていった。 その渓はすぐに滝となってしまうが、その浅い滝つぼにも毛鉤を落とそうと近付いた・・・ ドキッとして、一歩下がった。 なにやら茶色の物体が見えたのだ! その正体を見極めようと目を凝らすと、角を持った雄の日本鹿であった。 とっても狭い流れで、水も溺れるほどはない場所である。
転落死:
狭く切り立った渓底へ滑り落ちた。 上空の斜面を餌場に向かう途中、お腹が空きすぎて焦ってしまい、思わず濡れた石に乗ってしまった。 「しまった!」 足を滑らせたのだ。 彼は体をねじり、足をバタつかせて這い上がろうとするが、この場所は動物でさえ登るのが難しい急斜面なので、敢え無く力尽きてしまう。 それでも落ちたところが淵であれば、まだ良かったかもしれないが、あいにく滑の流れで、水量もないので、岩に体を強か打ち付けるしかなかったのである。 頭を打てば、ひとたまりもない。
溺死:
ずっと上流で事件は起きた。 まぁ、上流も同じような景色ではあるが、違うのは山葵田の跡が続くというところである。 その辺りでは、動物が転落するということは、人ならまだしも、考えにくい。 そんな油断から、何気に渉っていた浅瀬に鉄砲水が突然発生し、彼は一気に押し流され、立つこともできないまま溺れたのである。 息絶えた彼はそのまま流されて、滝つぼに収まってしまった。

まぁ、落石に当たったとも考えられるが、どれもしっくりしない。 しかしながら、鹿のような野生動物でさえ天命を全うできないのが山、渓である。 渓流の釣り人は、よほど注意しないと、同じような未来が・・・

転落死:
狭く切り立った渓底へ滑り落ちた。 上空の斜面を餌場に向かう途中、お腹が空きすぎて焦ってしまい、思わず濡れた石に乗ってしまった。 「しまった!」 足を滑らせたのだ。 彼は体をねじり、足をバタつかせて這い上がろうとするが、この場所は動物でさえ登るのが難しい急斜面なので、敢え無く力尽きてしまう。 それでも落ちたところが淵であれば、まだ良かったかもしれないが、あいにく滑の流れで、水量もないので、岩に体を強か打ち付けるしかなかったのである。 頭を打てば、ひとたまりもない。
溺死:
ずっと上流で事件は起きた。 まぁ、上流も同じような景色ではあるが、違うのは山葵田の跡が続くというところである。 その辺りでは、動物が転落するということは、人ならまだしも、考えにくい。 そんな油断から、何気に渉っていた浅瀬に鉄砲水が突然発生し、彼は一気に押し流され、立つこともできないまま溺れたのである。 息絶えた彼はそのまま流されて、滝つぼに収まってしまった。

Posted by tenkara1nen at 23:10│Comments(5)
│渓流の動・植物
この記事へのコメント
確か去年の8月くらいに、小菅川で釣りをしていて死亡したという記事があったようなきがします・・
無理はしないように、無事に帰れるように心がけましょう^^
無理はしないように、無事に帰れるように心がけましょう^^
Posted by 藤田 at 2017年08月01日 11:25
安全第一ですね。 雨が降ると滑りやすい崩れやすい等々
いつも以上に慎重にですね。
ランデイングネットの柄の材料....。 鹿角
鹿角だけでも そこそこの値段で取引されるみたいですよ。
こういう見方をするなんて
渓に行けないと なんか嫌な性格になってきたかも.....。
いつも以上に慎重にですね。
ランデイングネットの柄の材料....。 鹿角
鹿角だけでも そこそこの値段で取引されるみたいですよ。
こういう見方をするなんて
渓に行けないと なんか嫌な性格になってきたかも.....。
Posted by こうたろう at 2017年08月01日 15:48
やっぱり安全第一です。 藤田さん、こうたろうさん
藤田さんのおっしゃるのは、昨年棚倉小屋跡辺りの登山道でも滑り落ちた人のことでしょうか。
先週は、狩場沢から牛ノ寝に向かう山道で熊に襲われた登山者がいますね。
今年の小菅村では熊がだいぶ目撃されているようなので、
山歩きは足元だけでなく、周りにも、装備にも注意が必要なようです。
鹿の角は考えましたが、どうしても角に触ることができませんでした。
引っ張れば角は離れるものでしょうか? もしそうなら、引っ張ったかもしれません。
が、もし角が離れずに水に沈んだ鹿の顔を見る羽目になると・・・
藤田さんのおっしゃるのは、昨年棚倉小屋跡辺りの登山道でも滑り落ちた人のことでしょうか。
先週は、狩場沢から牛ノ寝に向かう山道で熊に襲われた登山者がいますね。
今年の小菅村では熊がだいぶ目撃されているようなので、
山歩きは足元だけでなく、周りにも、装備にも注意が必要なようです。
鹿の角は考えましたが、どうしても角に触ることができませんでした。
引っ張れば角は離れるものでしょうか? もしそうなら、引っ張ったかもしれません。
が、もし角が離れずに水に沈んだ鹿の顔を見る羽目になると・・・
Posted by tenkara1nen
at 2017年08月01日 20:32

写真から&時期的に まだ鹿角は完全な白ではないですね。
秋に角の成長が終って春には生え変わるらしいですね。
で 鹿角は頭骨から外すのは 写真の状況だと 簡単では無いらしいです。
尚 カモシカは外せないと聞いたことがあります。
熊は全国的に目撃が増えていますね。
小菅では 林道で工事をやっているので常に工事の人が居るから見る?
そういう訳ではないですね。
熊同士で 連絡とって 人間は危険な動物じゃないと 思っているのか?
空手でも習うか?
秋に角の成長が終って春には生え変わるらしいですね。
で 鹿角は頭骨から外すのは 写真の状況だと 簡単では無いらしいです。
尚 カモシカは外せないと聞いたことがあります。
熊は全国的に目撃が増えていますね。
小菅では 林道で工事をやっているので常に工事の人が居るから見る?
そういう訳ではないですね。
熊同士で 連絡とって 人間は危険な動物じゃないと 思っているのか?
空手でも習うか?
Posted by こうたろう at 2017年08月01日 21:27
やっぱり、この角はよほど本気でないと取れませんよね~
熊は、つい最近、退治した空手の師範がいましたね~
習うのは、今からでは遅いような気がしますよ。
熊鈴4個で我慢しましょうかね。
熊は、つい最近、退治した空手の師範がいましたね~
習うのは、今からでは遅いような気がしますよ。
熊鈴4個で我慢しましょうかね。
Posted by tenkara1nen
at 2017年08月01日 21:58
