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2017年06月05日

 週に一度は小菅川

 6月3日 今日はのんびり、たらたらと小菅川を歩く。 と考えていたが、結局夕方まで・・・

こんなところを歩いて行く、とっても怖い

余り尖った顔ではないが29cmの岩魚である
 とっても疲れているので、このままでは仕事に差し支えると思い、軽い釣り上がりで山の中にいることを主とすることにした。 小菅川が大好きなので、週に一度は小菅川に行くことを努力目標にしているので、行く先は必然的に決まるのである。 と云うことで、小菅川に沿って進む。

コントラストの大きい小菅川
 小菅林道に、正確には途中までは県道に、入っていく。 車がなければ、二番堰堤から入ろうと思っていた。 一番堰堤、二番堰堤、共に車があり、一瞬この後ろからとも考えたが、狩場沢もあるしと先へ進む。 これが間違いであった。 この先尽く、全ての場所に車、バイクがあった。 ついでに工事中である。

暗くて色が出ない岩魚
 そうやって、先へ先へと進み、結局フィットの泣き声を聞きながら、終点までやってきた。 当然ここにも車があり・・・車はない。 バイクが一台あるだけであった。 車を降りて、辺りを眺め。バイクの運転手がどこへ行ったか想像する。 いくら考えても想像で、まぁどこへ行ったとしても、私は最終堰堤に行くことにした。

真っ二つに折れたSHIMANOのテンカラ竿
 決死の覚悟?で流れに下りて、さっそく竿を振り回す。 広い場所では岩魚が出てこないので、狭い石の下、石の横に毛鉤を落とすと、岩魚が出てきて毛鉤をく咥えた。 目の前なので、素早く竿を立てると・・・「パキッ」・・・岩魚は近づいてこない。 なんと竿が折れたのだ。 それも二か所!

堰堤の上、写真の手前がプールになっている
 18cm岩魚は取り込んだものの、余りに衝撃が大きくて、釣りモードに戻らない。 これで、テンカラ竿が一本だけとなり(3.6mの持ち出さない竿はある)、この後はDAIWAの胴調子を振り回すことになる。 今日は運勢がよくないのだと、心をなだめようと思っているときに、岩魚が出てきた。

いい天気である
 ライズする岩魚(らしい影)が見えている。 この岩魚なら釣れると毛鉤を落とす。 チャプッと出てくるものの、毛鉤をちゃんと咥えてくれない。 やっと咥えたときには、ラインが外れてしまい、そのラインが見つけられない。 二度目の不吉! この後には、27cmの岩魚が出てきた。 にもかかわらず、カメラを構えて少し下がった瞬間に逃げられた。 不吉! この時の私の姿は・・・ ・・・ 戻るべきか?

いい淵だ!
 竿が折れ、ラインがなくなり、27cmに逃げられる。 非常に不吉であり、先行者がいるかもしれない状況でもある。 釣り上っているときには、広いところではまず反応なし、狭いところでしか岩魚は出てこない。 それも水が少ないので、岩魚は注意深く、姿を見せれば飛んで逃げ、どうしても影の部分、石の脇(下)を狙うしかなかった。 それが良かったのか、いつも岩魚は潜んでいた。

21cm前後の岩魚たち
 岩魚は数多く出てくるものの、やっぱりいつも出るような場所ではなく、竿抜けのような場所ばかりである。 考えられないような、小さな小さな石の下に流れる巻き返しとか、倒木でできたダムの上の僅かな凹みとか、淵の奥の奥の石の下とか、そんなところから出てくる。 まったく飽きないどころか、先へ先へと私を誘う。 大きさも丁度よい7寸前後が続けて出てくるのだ。

緑がとっても濃くて、気分が良い
 少しの深場は、水の底まで見えるところが多い。 流れが石にぶつかり深場を作り、そのまま石の脇を曲がって下流に向かう。 そこに毛鉤を投げ込んで、流れに任せていると、黒い影がスッと出てきて、おおっ、しっかり咥えた。 この場所には、今までも岩魚はいたが、24cmのものは初めてである。 この辺りで、(釣りを)止められなくなるのである。

この壁はとっても高く垂直
 明日のことを考えるのなら、この辺りで釣りを終了しなければならない。 しかし、岩魚がどんどん出てくるし、だんだん大きくなってくるので、止められないのである。 こうなれば、釣りの時間を目いっぱい使って、明日は休暇にしよう。 日曜日なので、だいたいの人は休みなので、当然である。 今日は釣りにすべての時間を使うことにした。

写し方を勉強しているが・・・
 山葵小屋(廃小屋)を横目に釣り上る。 時間をそれなりに使いながら、4匹の岩魚に興奮しながら釣り上る。 棚のような流れがある。 2mほどの長さで、この上も下も淵になっている。 短い距離ではあるが、流れからはずれた石に囲まれたところに毛鉤を落とす。 予想通り、水面が少しだけ盛り上がった。 ピッと竿を立てると、重い引きが伝わり、DAIWAの竿がグネグネと曲がり、しっかり取り込んだ。 25cmの岩魚である。

この石の山を水が流れている
 次に、言いたくないけど公表したい、29cmの岩魚が出てきた。 この時は、感覚がおかしいのである。 奥の巻き返しで咥えたが、竿を立てても決して大暴れはしない。 重いとは思っていても大したことはない、DAIWAの胴調子はその戦いを見守ることができた。 やっと取り込んだ岩魚の計測は、何度も何度も繰り返した? 29.5cmまでは可能だが、どうしても尺を越えない!

なかなかいい色の岩魚である、おなかが膨れている
 ん~ いや~ どうしても止められない。 時間は、戻りを考えると、後一時間が限界である。 余韻に浸りながら、もしかするともっと、もっと大きな岩魚が出るかもしれないと、色気を出してしまうところが私らしい。 特に持ち帰るわけではないので、意味がないと知りつつも、竿を振り回してしまうのである。 まだまだ、修行が足りない!

数少ない淵らしい淵
 先日入渓した場所にやってきたので、ここからは景色も見ながらかな・・・ ちょぼちょぼ岩魚は出てきて、先へ先へと誘われていく。 3mほどの岩の落ち込みに振り込む。 落ち込みの出口では17cmの岩魚が出てきたが、落ち込みのところにも色気を出して毛鉤を落としてみる。 毛鉤が流れないので、引き戻そうとすると22cmの岩魚が咥えていた。 もう感覚もなくなってきたのか、落ち込みを越える。

大きく見えませんか、29cmの岩魚
 写真をいつも撮る淵にやってきた。 本当は、手前から振り込みたいところなのだが、ここはどうしても淵の縁に立たねばならない。 そうなると振り込めるところは限られる。 流れ出し近くにいた岩魚は逃げているので、落ち込み脇の向こう側しかないのだ。 そこに毛鉤を落とすと、落ち込みからピューと出てきて、パッと咥えて、シューと戻っていく。 堰堤で写真を撮れなかった27cmである。 これは幸運か?

最初のうちに撮った記念写真
 最後の場所となったところは、鳥小屋沢の元の出合いである。 こんなところにはいないだろうと思うような浅い流れで、真ん中に石がある。 その石を目がけて、斜めに竿を振る。 流れる毛鉤はすでに見えていない。 ラインが止まったので竿を立てると、しっかり岩魚が咥えていた。 この場所ではとても大きい26cmである。

こんな大きさの岩魚も出てきていた
 ここで終了である。 空は明るくても渓は薄暗くなっている。 ここから林道までは、あっちこっちに興味を示すと一時間以上かかる。 今日はすっと、真直ぐ前だけを見て戻る。 それにしても、久しぶりに使ったDAIWAの竿は、あんまり外れなくて、調子がよかった。 私の毛鉤は、胴調子がいいのかもしれないと感じた日であった。

とっても好きな淵
 最後に、竿が一本になってしまった。 渓流シューズも底が・・・ウェーダは水が入ってくる・・・フィットは車検で・・・どうやって交渉すべきか。 車検はいいとしても、同時に他のものは・・・ 交渉を検討中!

林道に戻ると月が・・・とっても青いから~





タグ :岩魚

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この記事へのコメント
良い感じに揃いましたね。
翌日私も入ろうとしたのですが ただ癒されるだけにしました。

横浜の方(MPVの)が入りました。 どうだったかはわかりまりませんが
テンカラさんが入った翌日だと厳しかったかもしれませんね。

良いことと悪いことが両方あってバランスが取れたのだと思います。
交渉が順調に進みますよう願っています。
Posted by こうたろう at 2017年06月06日 00:03
あっはっは、やっぱりあの車はてんからさんでしたか。
件の終点のスクーターは私でした。
昼くらいに戻ってきて車と椅子をみて待っていようかなとも思いましたが、ほかのポイントに行ってしまいました。

しかしさすがですね。私は先行者がいなかったにもかかわらず山葵田跡までで4匹くらいでした。
尺程度が2匹で小物2匹です。
最上流部は浅い、狭いでルアーには厳しいです・・と言い訳しておきますね。
Posted by 藤田 at 2017年06月06日 05:30
先行者(藤田さん)がいたので、いつもの流れで、大きな場所では出なかったのですね~
それでも多くの岩魚が出てきました(自慢)が、こうたろうさんの言う通り、その代償が大きかったのです。
喜んでいのかどうか微妙です。 きっとその気持ちが今回のブログに表れて、ちょっと自慢過ぎの、釣り人に悪影響があるかもしれない内容に見えます。
そんなつもりではないのですが、後で見たら・・・ちょっと問題があるようです。

少し成長しないといけません! 反省!
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2017年06月06日 21:51
つれなかったときの釣行は軽く流し、大量、大物の釣果があったときには、声高に言う(大げさ?)というのは釣り人の性ではないでしょうか(笑
Posted by 藤田 at 2017年06月07日 06:22
藤田さんの言う通りかもしれませんが、小菅川なので・・・
まぁ、良識ある釣り人の多い小菅川ですから、大丈夫でしょう。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2017年06月07日 20:55
 
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