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2017年02月21日

 猟犬と離れた猟師

 山で出会った猟師の物語である。

猟犬を探しに行く猟師
 山の中の駐車場に一台の軽トラックが、大急ぎでやってきた。 荷台には二つの檻が積まれている。 猟犬用のものである。 熊でも出たのであろうか。 ドキドキしながら見ていると、少し離れたところにその軽トラックは停まり、蛍光色のジャンパーを着た猟師らしき人が降りてきた。 おかしい! その猟師は慌てるでもなく、ゆっくり歩きまわり、猟犬の檻に近付くでもなく、徐にガードに腰を下ろした。 彼は、ポケットから何やら取り出した。 竹笛である。 ポーッ、ポーッと間隔を置いて低い音色が山に響く。

 猟犬を呼び戻しているのである。 猟犬と離ればなれになったのだろう、山に向かって、稜線に向かって笛を吹き続けている。 犬の鳴き声は一向に聞こえてこない。 それでも、笛の音は間隔が詰まったり、空いたりしながら、ずっと響いていた。 猟師の気持ちはどうなのだろうか、今まで苦楽を共にしたであろう猟犬を諦めるわけにはいかない。 居ても立ってもいられないのだ。

 猟師は上着を脱ぎ、猟銃を取り出して、山を見詰めた。 とうとう山に入っていく決心をしたのだ。 装備と銃を再確認後に、他の猟師と連絡を取り、山道に踏み出していった。 姿が見えているときも、見えなくなっても笛は聞こえ続ける。 暫くすると、今度は「おーい、おーい」という声も聞こえてきた。 相当に大きな声である。 笛よりも主人の声の方がよいであろう事は、容易に想像はできるのだが、どこまで声が届くかは疑問である。 分かっていても、声を出さずに入られなかった猟師の思いが伝わってくる。

 車で下っているときに、二人の猟師の乗った別の軽トラックとすれ違った。 きっと、先ほどの猟師からの連絡で、手助けのために急いでいるのだ。 猟犬は無事に猟師のもとに帰っただろうか、気になるところである。

 (以上、勝手な想像ですが、なんだか正しいような気がします)




タグ :猟師

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