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2017年01月31日

 カワセミはどこへ行く

 カワセミが棲み続けていることが分かってよかった。 しかし、とうとうフェンスから獲物を狙わなければならない状況に追い込まれたようである。 1月29日のことである。

こんなところから、何を見ているのだろうか、このカワセミは?
 我が街の河川改修が続き、だいぶ川の様子も変わってきた。 先日カワセミが飛び込んでいた場所は、コンクリートブロックが敷き詰められて、チョロチョロの流れに変わってしまい、とても飛び込める状態にない。 しかも、獲物(魚)を探すための枝も足場もなくなっている。 ここにはもういないと思っていると、散歩道に真っ白な糞が直線状に飛び散っているのが見えた。 川の流れに沿って直角に、白点(分)が並んでいるのだ。 「ん?これは?」 カワセミがいる。

向こうは河川工事中なので、餌場がなくなったのか、このカワセミは
 よく探してみるまでもなく歩行者を転落から守るフェンスの上に、浅い流れをじっと見つめるカワセミがいた。 フェンスの高さは川面まで5m、直線距離で4m、そしてカワセミが獲物を捕るべく飛び込む流れの深さが30cmくらいしかない。 こんな高さから、こんな浅場に飛び込めば、たとえ小魚を咥えたとしても、そのまま川底に突き刺さってしまうのではないかと気になる。 フェンスの横は橋で、時折車が行き交い、狩りに集中するのも難しそうである。 気になるどころか、気の毒になってくる。

いい場所に枯れ枝が刺されている、そこにマニアの作戦通りにカワセミがいる
 結局近づき過ぎて、飛び込むのではなく、下流へ飛んで行った。 そして、まだ旧河川の切れ込みが残る、ここには少々の深場がある、ところへやってくると、目の前にカワセミがいた。 カワセミファンが、撮影のため立て込んだと思われる枯れ木の先にいたのだ。 とりあえず、静かに自転車を停めて、まず写真を撮る。 もう少し近づきたいと、ゆっくり歩こうとすると、反対側から幼い子連れのファミリィが・・・ 敢え無く、力が抜けていき、カワセミも飛び去って行った。 ん~~~~ ニコニコして、自転車に乗る。

川の回りは、すでに春である(梅の花)
 まぁまぁ、我が街の河川改修は大事なことなのだろうが、カワセミの居場所がなくなることのないように願う。 生き物が棲めないところは、人も住めないので・・・ まだまだ住み続けたいので、そんな環境が保たれることを願う。




タグ :カワセミ

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