2014年11月19日
紅葉の見頃:昭和記念公園
紅葉の見頃となった昭和記念公園を散歩でサイクリングした。 11月15日のことです。

二日酔いの時は、プラプラしながらも汗をかくのがよい。 多少気分が悪くても向かい酒で、いや水分補給ですぐに良くなるのだ。 といけばいいのであるが、なかなかそうはいかないのが世の中だ! 何の事だかわからなくなったが、とにかく国営昭和記念公園へ自転車で行って、紅葉を狩ってきた。 素晴らしい天候にも恵まれた紅葉狩りであった。

今日の目的は日本庭園のモミジなので、まずそこへ向かう。 途中にも赤くなった葉、黄色くなった葉が多くあったが、とにかく日本庭園へ急いだ。 おかげで汗をかき、多少気分も変わってきた。 駐輪場の手前に、多くのカメラマンが三脚を据えていたので、つい寄ってしまったが、そこにはススキ(白)、イチョウ(黄)、モミジ(赤)が重なった場所であった。

日本庭園の茶室あたりの楓は黄色、橙、そして真っ赤に燃えていた。 人が多く入っており、写真を撮るにも時間がかかる。 多くの人たちは、高そうな一眼レフカメラを持ち歩いていた。 いつものことだが、「羨ましい」、と妬んでしまうのである。 撮りたい場所には、必ずカメラマンが固まっているので、私はおとなしく順番を待ってシャッターを押す。

昨年はちょうどいい時期で、辺りはすべて真っ赤であったが、今年は時期が少し早いのか、遅いのか、グラデーションが綺麗であった。 私としては、この黄色から赤までのグラデーションが素敵だと思うのだが、女房殿は真っ赤でないといけないらしい。 紅葉は「赤」と決まっているらしく、辛うじてもう一つは銀杏の「黄」が、紅葉と云えるらしい。

池泉回遊式庭園は青空の色を池に落として、絵画のように青くくっきりとしていた。 茶屋からの景色は、まさに絵画館の中にいるようで、そこにいる人は絵画を見ているかのようである。 如何せん私の技量がもう少しあれば、茶屋の窓からの景色がカラフルにくっきり映るはずなのだが・・・まだまだかな~

ところどころにある紅葉は見頃で、光の加減で目に映る色は全く違う。 あっちへ廻り、こっちから眺め、やっぱり逆光が、それでも順光が、向こうへ廻ろう、時間も忘れて木の周りをうろついた。 そんなことをしていると、とってもいい色の紅葉が見つかるのだ。

紅葉の色には大きな差があり、緑の木の横には真っ赤な木があり、緑から赤までが一度に見える場所があったり、まったく飽きない庭園である。 加えて天候が良いので、色がはっきり出て、紅葉と水、空、そのほかの色との差が際立った。 このような天候のせいか、写真じゃないのではないかと思える、いい具合の写真も撮れた。

庭園の東の端にある小さなモミジの木が、水に浮かんでいるように思えた。 ここだ、と思う所にはカメラマンがいる。 立ち止まりスペースが空くのを待つと、カメラを持った人たちがどんどん集まってくる。 この日は園内放送でも言っていたように、たいへん多くの人が入園していた。 そして、その大部分のおとなはここにいるのである。

昭和記念公園には銀杏の大木がたくさんある。 立川口の銀杏並木が最もきれいだと思うが、残堀川に枝を出す銀杏もよい。 銀杏の木の下から空に伸びる黒い枝、逆光できらきら光る黄色い葉、とても色がよく、私の好みである。 綺麗だと思うのだが、見る場所の意見は合わない。

ボートが浮かぶ池も、いつもに比べれば混んでいる。 私のいる場所からは、池は逆光であるが、こういうときがいい色が出るのだと、しきりにシャッターを押す。 空の青、雲の白、椛の赤、目で見た感じよりもきれいに写った。 ここのボートは子供が子どものころに一度しか乗っていないが、久しぶりに漕ぎたくなった。 そんなことを思い出させる家族やカップルが乗っているのだ。

写真を撮った木の名前は、写したときは憶えていたのだが、家に帰り写真を整理している段階ですっかり忘れてしまった。 自転車を走らせていると真っ赤な葉をまとった木が目の前に現れた。 さっきも通った道なのだが、光が逆になるときの表情は全く変わるのである。 歩いて木の下へ行くと、さらに赤く、一面が赤くなったように見えた。
4時間ほどの公園散歩で、疲れた~ 人ごみもあったせいで、いろんな意味で「長すぎる」とは女房殿の言葉である。

◆ 紅葉の葉の中に一部緑の葉が残っていた ◆

◆ 流れに落ちた紅葉の葉に焦点を当てて ◆

◆ 銀杏の葉は写真ではないような色だ! ◆











4時間ほどの公園散歩で、疲れた~ 人ごみもあったせいで、いろんな意味で「長すぎる」とは女房殿の言葉である。

◆ 紅葉の葉の中に一部緑の葉が残っていた ◆

◆ 流れに落ちた紅葉の葉に焦点を当てて ◆

◆ 銀杏の葉は写真ではないような色だ! ◆
Posted by tenkara1nen at 01:30│Comments(0)
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