2012年02月19日
どこへも行けなかった
2月19日 どこへも行けなかった日である。

この土日、また寒くなった。 この寒さを気にして、着膨れしたつもりであったにだが、車に乗ると寒くなり、なかなか温まらない。 恒例の千曲川上流部での私のシーズン開幕を目論んでいたが、あえなく中止とし、冬季虹鱒釣場に変更する。 今日は青梅マラソンで街道が規制されているので、秋川方面から奥多摩湖を目指す。 進んでいくうちに、道路標識には不穏な表示が現れる。 「奥多摩周遊道路、積雪、通行止め」
一昨日に降った雪が残っているのであろう。 いずれにしても、戻るわけには行かず、先へ進む。 その前に、桧原村の仏沢の滝に向かう。 この寒さだから相当凍り付いているはずである。

車を降りると寒さがじわじわ染み込んでくる。 トイレを使ったあとに遊歩道へ向かうが、手袋をしても、余り役に立たず寒い。 Gパンは凍り付いているのではないかと思うくらいに冷たく、ひざが悲鳴を上げている。 程なく滝に到着する。 寒暖計が下げてあったので見てみると、なんと「-6℃」を示している。 寒いはずである。

残念ながら凍結はなく、滝つぼが全面的に凍り付いているだけである。 滝自体は、滝の横にツララが下がっている程度である。 それでもカメラマンは4人ほど来ていた。 光が差していない滝なので、あまり綺麗な白に写らないと思うのだが・・・ しかし寒さは、さっきの寒暖計で分かるとおり半端でない。 とにかく寒い、下着が半そでなのが問題である。

いよいよ奥多摩周遊道路へ入っていく。 いつも素通りする入口にある「夢の滝」に立ち寄る。 この滝は滑の滝なので凍り付いていると思ったが、全く氷がない。 都民の森までの道は、全くもってきれいな道で、雪の降った跡は全くない。 都民の森を過ぎようとすると、通行止めの遮断機に車はさえぎられ、駐車場へ導かれる。

駐車場に出てみるとやっぱり寒い。 何か食べないと体は温まらないのだが、あいにく今日はコンビニに寄っていないので、食べ物を持っていない。 駐車場の売店に飛び込み、この時間に食べられるもの、カレーパンを食べる。 鳥の鳴き声を聞きながら食べていると、目の前の気にヤマガラが現れた。 慌ててシャッターを押した。

野鳥を追いかけて、登山靴も履かずに登り始めていた。 森林館まで来ていた私は、戻るのをためらい、結局このまま散策することにしたのである。 森に野鳥がたくさんいるが、特に建物周りには多い。 暖かいのか、餌が多いのか、そういえば以前餌を手に持って写真を撮る人もいたくらいだ。 私にはできないけれど・・・

昨日の朝方まで降っていた雪はまだまだやわらかく、踏み跡も少ないので音がよい。 「キュックー、キュックー」 擬音はイマイチだが、とにかく気持ちのよい踏み音である事に変わりない。 途中に、カケスやコゲラも現れて、カメラをあっちに向けこっちに向け、ズームを延ばし縮めたが、シャッターは押せなかった。

先週来たときの滝よりも凍結は進んでいた。 また日の光もだいぶ当たるようになっているようで、前面的に日が当たる時期も近いだろう。 しかし、寒い。

滝までの道は平坦で雪も余りないので、運動靴でも何の問題もなく来れたが、これから先は雪が残っている。 滝の上へ向かうところから、道は真っ白になり、靴は滑り、雪が入りだした。 野鳥観察小屋までは行こうと、少し谷を登ったところでしばし思案する。 せめて登山靴を履いていればと後悔して、先へ進むのを諦めた。


一昨日に降った雪が残っているのであろう。 いずれにしても、戻るわけには行かず、先へ進む。 その前に、桧原村の仏沢の滝に向かう。 この寒さだから相当凍り付いているはずである。









Posted by tenkara1nen at 23:55│Comments(0)
│山歩き