2024年03月09日
雪でボウズの小菅川
2024年3月7日 雪が残り、粉雪の舞う小菅川を歩き、竿を持っていたにもかかわらずボウズであった。 とっても寒い一日だった。

昨日小菅村には雪が降っただろう、もしかすると未舗装の源流部が雪で走られないかもしれない、そんなことを考えながら釣りに行くのを迷っていた。 何せ4時には起きていたのだから、うだうだ迷っていても仕方がないので、雪を楽しむと思えばいいと出発することにした。

途中雪は残っていなかったが、小菅村では道路脇に残っているだけに見えたが、遠くを見れば雪があった。 舗装道路は快適でも未舗装になると同時に真っ白な道に変わった。 幸いにして轍がくっきりと残るので、その上を走っていく。 道路脇に停めようとすると、方向転換は上手くいっても、フィットが唸り上手く寄せられない。

仕事路で川に下りていくときには、たっぷりの雪に足を取られないように怖々下りる。 河原に立てば雪原になっており流れだけが真っ黒く見えている。 早速竿を振れば、いきなり毛鉤の動きがおかしいのでピンと立てれば、小さな岩魚が飛び出して、チャプンと落ちる。 こんな状況でも出てくるのだと期待する。


平山沢の滝に向かおうとするも、雪が邪魔をして足元がおぼつかない。 石が多いところは、どこに穴が開いているか分からないのだ。 ズボッと沈まないように気を付けても、今度は石で滑ってしまう。 そんな苦労をして、出合い滝の滝壺を見れば枝がたくさんあって釣りにはならない。 一度水が出ないと沢は綺麗にならないのだ。

本川に戻って雪原を歩く。 山女も岩魚も出ないが、真っ白な川原が美しく楽しい。 と負け惜しみを考えながら儀菅沢に入っていく。 浅く石が多くて、足元がくりくりして歩き辛い。 銚子滝ともいえる滝もまた、枝葉がたくさん落ちていて釣りにはならず、それでも僅かな場所に毛鉤を散々落した。 ただ竿を振っただけである。

再び本川に戻って、竿を振るもののさっぱり反応がない。 最初の一階だけ反応があって、それからは全く変化がないのだ。 変化があるのは流れの模様で、河床が下がっているにもかかわらず浅いということである。 もう少し水が増えれば全体が深くなりそうであるが、今は山女の隠れる場所も限られ、毛鉤の落としどころもない。

気になっていた粉雪が激しくなってきた。 濡れる、というような感じではないが、見ればポケットの蓋が白くなっていた。 白糸沢の出合いの先は堰堤となって、今日の終了地点である。 最後の淵でもやっぱり反応がなかったので、淵をよく見ようと移動すると魚影が走った。 山女はいるのだ!

釣りはボウズのまま終了する。 戻りは石と雪に注意し、雪原に出てやっと安心する。 回り道をしながら雪を楽しみ、ルリビタキを追っていく。 しかし、県道に停車させたフィットが、雪から出られなくなっていないかとドキドキもんであった。 もっと暖かくなると予想していたのであるが、気温は上がっていないのだ。

県道に上がると、雪はほとんど解けていはいなかった。 フィットの足回りを確認すると、ちょっとだけ不安になったが、下っていることもあって轍に出ることができた。 雪の日は私のフィットでは苦しいので、行く場所は考えなければならない。 体もフィットも無事帰還!












Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│小菅川