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2023年10月22日

 紅葉を求めて笠取山(登り)

 2023年10月19日 もうそろそろ紅葉が見られると思って、私の定番、笠取山を歩いた。 実のところ計画は古礼山であったが、諦めて笠取山へ登ったのだ。 その山頂までである。
 山歩きに疲れてしまい、手も足も動かせません。 座った状態から立ち上がるのも一苦労なんです。 それでも酒だけは飲むものだから、すぐに寝てしまいブログが書けませんでした。 やっと落ち着いて、でも手足の凝りは酷い、記録を書けます。 次に山へ行くのはいつになりますか。

笠取山、山梨百名山山頂
 今まで二度も失敗した古礼山に登る計画に再度挑戦する。 それは小さな分水嶺に到着する時間が鍵となり、逃げ道がない古礼山へは、そこで判断するしかないのだ。 そんなことを云っても出発が遅ければ、最初から駄目なので、できるだけ早く出発した。 半分諦め気味の時間なのだ。

多摩川源流の山、水干の標もある
 できるだけルールを守り、できるだけガソリンを節約し、急いで向かった。 一之瀬林道に乗り、多摩川源流の山々を見ると、「もういいか」と八割方諦めている。 駐車場に着くと、車はたったの二台しかなく、うち一台はまだ準備中である。

作場平登山道入口辺り、だいぶ暗い
 予定よりも30分ほど遅いのだが、ちょこっと頑張ってみようと、準備を急ぎ駆け足で登山道に向かう。 駆け足と云うのは嘘で、そっと静かに歩き出す。 とてもいい天気なのに路は非常に暗いので、周りの景色がよく見えず、流れに魚を探そうとしても見えないので面白くないのだ。

ヤブ沢を岩魚を探しつつ登る

色はいいが、まだ紅葉ではない
 一休坂分岐まで頑張り、休む間もなく藪沢を進む。 非常に頑張ったからだろうか、ヤブ沢十字路で先を行く登山者に追いついた。 先に出たのだが、谷に光が入ってきていたので紅葉を探す。 沢の中では岩魚を探し、少しの光に色が見えれば立ち止まる。 そんなことをしていてもおってくる登山者に追いつかれることはない。

紅葉がなくても、木漏れ日の中もいい

ヤブ沢峠
 ヤブ沢が下になっていっても、杖を頼りにどんどん登って、藪沢に到着する。 木漏れ日の中は気持ちの良いものであるものの、紅葉は見られず、少し期待外れである。 頑張って歩いたので標準時間よりも早いはずだと思っていたが、僅か5分しか早くない。 少し休んで歩き出す。

紅葉が見え始める

木々の隙間から見える富士山と大母猿礼
 ヤブ沢峠から笠取小屋までの林道(ふれあいのみち)は、谷側は針葉樹林、山側は広葉樹林で、紅葉がなかなか美しい路なのだが、今はまだほとんど色付いていない。 僅かな紅葉を見れば、針葉樹の隙間からも富士山が見えている。 今日は天気が良くて、富士山が良く見えそうだと心が弾む。

笠取小屋の前にある紅葉、木じゃなくて蔦

笠取小屋から見る大菩薩嶺
 小屋が近づくと真っ赤な紅葉が見えた。 落葉松のようだが葉っぱが大きいので、三窪高原で見た蔦の一種である。 名前は分からなくとも赤は元気が出てくる。 小屋にあったベンチとテーブルは、以前登山者のマナーの悪さに小屋番が怒っていたので、なくなっている。 しかし、大菩薩嶺は以前のようにすっきりした姿で見えていた。

防火帯を歩く

紅葉が見えたので、路のないところを歩く
 小屋からは暫く木道を歩くのだが、傾きのある木道は歩き辛くてしょうがない。 すぐに稜線の防火帯となるので、その路を選ぶ。 抜けるような空の下広い草原を歩くのは気持ちが良い。 防火他の橋の方荷は疎らに紅葉が見え、立ち枯れの木も紅葉を引き立てる。 標高は少しづつ上がっていく。 そしてポツンと一本の紅葉があった。

国師が見えてきた

甲府盆地が見えてきた
 だんだんと乾徳山から続く国師岳方面が見えてきた。 空はますます広くなり、甲府盆地も見えてくる。 空は青いが盆地には雲が溜まっている。 とうとう富士山も見えてくる。 東京都の水道水源林のおかげで、富士山より高い木が見えてしまう。

路の脇にあったポツンと紅葉

少し離れたところに紅葉が並ぶ、美しい
 緩やかな上下を繰り返すので、私にはダメージが残っていく。 それを解消するには紅葉がいいのだ。 実際は解消できなくても、そんな気になってきて、再び歩きだせるのである。 近くにあればもっといいし、路が続いていればいいのだがそれはない。

小さな分水嶺からの眺め
 案内に従って少し登れば小さな分水嶺である。 到着予定より40分も遅いので、ベンチに腰掛けてどっちへ向かうか暫く考える。 今から古礼山に向かえば、きっと燕山(つばくらやま)で引き返すことになる。 二度歩いた経験上雁峠からの登りがとても大変なのである。 と云うことで、笠取山に向かうことにする。

笠取山の正面で、ドキドキする
 小さな分須入れを下りで、また小ピークに立てば、いよいよ笠取山の全貌が見える。 山頂に続く壁のような斜面に、真っ直ぐに見える路はいつ見ても恐怖である。 実際はジグザグなのだが、遠目には真っ直ぐに見えるのである。 ほなら行くで!

富士山がすっきり見えてきた

折るいていた道の傍は、実は紅葉だった
 少し登っては休み、休んでは後ろを振り返り、「富士山はまだかっ」とまた登る。 とっても歩みがのろいので、後ろからの登山者に追いつかれる。 ヤブ沢で抜いた登山者とは違う。 ずいぶん後から登ってきた登山者に抜かれたことになる。 情けないが、5分も登り続けることができないのだからしょうがない。 やっと富士山が見えた。

雁峠からの登りにある紅葉

古礼山方面は紅葉しているのか
 富士山を観たところで雁峠方面を見れば、紅葉が美しい。 計画では、あそこを登ったはずだと、途中まででも行けばよかったかとちょっとだけ公開する。 さらに歩みはのろくなり、休む時間の方が長いかもしれない。 なんて思いながら、辛抱強く「もう少し!」と自分を励ましながら登る。

登山者が崖と云った斜面を登る

山梨百名山の山頂標
 やっと最後の急坂を登り切った。 そこにはさっき抜いて言った登山者がおり、私に近づいてきてこう言った。 「崖ですね」 「崖ですよ!」 私はそれどころじゃなく、背負ったリュックを下ろしカメラバッグも外して楽になる。 ここは笠取山の山頂(三角点)ではなく、標には「山梨百名山 笠取山」とある。 しかし、180°以上の視界の広さがあって、眺めが抜群なのである。

パノラマ

大菩薩嶺
 ラーメンの準備をしていると、雲取山から縦走登山者がやってきた。 これから雁坂へ向かい、明日は甲武信ヶ岳へ行くという。 「すごいですね~」とだけ言い続け、山の同定を教えてもらいながらラーメンをすする。 やっぱり登山は宿泊しなければ、思う場所へは行かれない。 私には難しい計画である。

富士山

南アルプス
 大菩薩嶺から富士山、南アルプス、そして雁坂嶺方面を眺める。 荒川方面は木々の隙間から垣間見えるだけなのが残念だが、それも緑の回廊として保護されているのだから仕方ないのだ。 南側は東京都水道水源林、北側は緑の回廊、どちらも保全されている。 今回はこの風景までで、下りは次回。



タグ :笠取山紅葉

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