2022年11月17日
調査不足で御前山
2022年11月14日 大岳山へ行こうと思ったが、林道が通行止めで、栃寄集落から御前山に登った。 完全に調査不足だった。

大岳山に海沢園地から登る計画で奥多摩へ向かう。 滝を観ながら、もしかすると紅葉が残っており、頂上から富士山を観る。 こんな計画も、海沢のキャンプ場を過ぎると通行止めになる。 通行止めは海沢園地の先のはずなのだが、新たな障害が発生しているのだろうか。 下に駐車する(無料の)場所はないので諦める。

どこへ行こうか。 時間は八時を回っているので、隣の御前山に決めて、栃寄集落の「奥多摩都民の森」へ向かう。 「体験の森」から御前山を目指すのだ。 ここは集落の一番上に駐車場所があるのだが、長らく来ないうちに駐車禁止になっている。 ここも駄目かと戻って「観光駐車場」に渋々停める。 駐車場とは思えない見晴しの良さである。

歩く工程も高さも長くなるが、もう他へ回る時間はないので、すぐに歩きださねばならない。 とんでもない急斜面の集落には紅葉が見え、そこにいた老人に「きれいですね~」というと「もう終わり」という。 私には丁度いい紅葉を見ながらアスファルトの道を登っていくと、見える景色が爽快なので、歩きも軽やかである。 暫くして体験の森に踏み込む。

北側の急斜面で日光はまだ入ってこない。 下の方にすぎ高檜が多くて、広葉樹は上にしかない。 急斜面がずっと続いて、やっと小尾根に乗ると紅葉が残っていたりするので休憩するが、そんな場所は一瞬の距離で、また急な登りが続く。 体験の森の中なので、休憩するベンチは結構あるのだが、ずいぶん登らないとたどり着けない。


葉が落ちているので枝を通して石尾根は見えている。 暗くて寒い路を進んでいるのに、汗びっしょりである。 休むと寒いので、疲れているのに休めない、でも休まないと登れない。 そして寒くなってすぐに歩きだす。 山用の下着から上着までを揃えないと、そろそろ山歩きが難しい。 寒いね~

三頭山から続く稜線に乗った。 いきなり風を感じてしまい、汗が一気に冷たい水に代わり、背中がびしょびしょなのが分かる。 しかも、空には一面の雲、南側が見えなくなってきている。 惣岳山と御前山の間の弛みにいるので、見えている惣岳山に行ってから、御前山に登った方がいいのだが、早く御前山の山頂近くまで行かないと、完全に見えなくなってしまうと思い、惣岳山を諦めて御前山に向かう。

階段になっていた登山道を急いで登り、富士山の見えるベンチまでやってきたが、恐れていた通り見えない。 辛うじて見えるのは、先日登った三頭山だけである。 すぐそこの御前山頂に向かう。

山頂標に立つ。 風は強くなり、ここまで誰にも会わず、寒さが一層身に染みる。 山頂での休憩・昼食を考えていたが、風も避けられないので諦めようか。 暫くすると一人の登山者がやってきた。 格好からするとトレランのようで、山頂周りをうろうろして、五分もせずに下りていった。 それに誘われるように、私も下る。


山頂からは南側は枝の間からしか見えないが、北側はわりと展望がある。 飛竜や雲取も見える。 ただ雲が・・・


昼飯休憩は風のない避難後田とする。 なんとなく以前のもの違うように感じるのは、久しぶりに見たせいだろうか。 ゆっくりと食事の準備をしていて、ふと顔を上げると大岳山がすぐ近くに見えた。 こんな近くで大岳山の全身を見たことはあるだろうか。 しきりに感心したものだが、避難小屋からちょっと下がると、もっと近くに見え、御岳山も街も見えている。


下り路が落ち葉でほとんど見えない。 下っていけばいいだけなので、なるべく凹みを踏んでいけばいいのだ。 ただ、落ち葉の下がどうなっているか分からない。 時には木の根や蔦のようなものがあって、私を貶めるトラップとなる。 路を失うな、トラップに気を付けろ、広葉樹の森をゆっくりと下っていく。


体験の森に入って、路が沢沿いになると登山道が付け替えられている。 今は水がない沢も数年前の台風で水が出て路が削られたのだ。 アスファルトの管理道になれば、安全に下っていき程なく駐車場である。 朝は感じなかった集落の紅葉を見れば、もみじの色付きと同時に落葉も美しい。

海沢園地への道が通行止めでやってきた栃寄、駐車場所がちょっと低くなり、標高差が大きくなった。 平均勾配21%余りの激坂で、戻ってすぐに太腿が痛くなってきた。 標高差870m以上もあると、今の私が登る山ではないのかもしれない。 このところ通行止めや駐車禁止が増えて、できるだけ奥へという願いは徐々に通じなくなっている。 次はどうする?
昨日久しぶりに釣りに行ってきました。 小菅川の冬季虹鱒釣場です。 3.6mの重いテンカラ竿と数年使っていないテーパーラインしかなかったので苦戦を強いられました。 装備を買わないといけないのでしょうか!?


















Posted by tenkara1nen at 18:00│Comments(0)
│山歩き