2021年08月02日
岩魚が美しい一之瀬川
2021年7月31日 一之瀬川上流に釣りに行った。 毎年のように出てくる大物が今年はまだ出てこないが、岩魚は美しいものばっかりであった。
国道411の土砂崩れ通行止めが、28日の夕方解除された。 昨日行きたかったが、新型コロナウィルスワクチン接種(2回目)だったので、世の中のため(家族と自分のため)にもすっぽかすわけにはいかなかった。 先週、尺岩魚にもう少しという岩魚が出たので、同じ流れで何とかなるのではないかと考える。 まるっきり同じでは無理だろうから、途中から夏焼沢に入れば残っているに違いないのだ。
車が崩落現場に近づくと、トンネル出口で片側交互通行になっている。 私の時間では車は列を作って走っているので、足止めを食らうかと思いきや、上りが少なくすんなりと通過できた。 やっぱり奥多摩周遊道路経由とは、時間差が大きい。 7時過ぎに一之瀬集落の林道に到着する。 作場平の駐車場に車が少ないのは、昼から天候が崩れる予報だからか。 それでも登山者と違う釣り人は、私が望む釣り場にはしっかり車を停めている。
今日は人(釣り人)がいようといまいと、中川で釣りをしようと決めて来ているので、恨めしそうに先着の車を見ながらも準備する。 安全靴よりも重い渓流靴をロボットのように動かしながら、最終堰堤まで急ぐ。 駐車場所の気温は17℃なので、快適に歩いてくる。 流れに立って歩き始めると、更に涼しくなって、立ち止まると寒いくらいである。
だらだら歩いて、巡視路から竿を伸ばす。 先週と同じところから釣り始めるので、めぼしい所だけ毛鉤を落とす。 出合の下の淵には、今日も魚影が2~3匹見えるので、今日もトライしてみるがゆらゆらするだけで、毛鉤を捕らえてはくれない。 すぐ上の出合いには綺麗な黄色に見える魚影だったので、何とか頑張ってみたが数回目に逃げられる。
出合を左に上っていく。 この流れにはあまりいい場所(適度の淵)がないので、ずっと歩いてちょっと釣りが続く。 私の場合、それが嫌なので、こんなところにはいないだろうという場所にまで毛鉤を落としてしまう。 岩魚は、少しづつではあるが出始めたので、結構楽しくなってくる。 その出てくる岩魚はみんな黄色っぽくて、橙色の腹や斑点が美しい。 背中は黒くなく白っぽいのだ。
大きさもだんだんと大きくなる予感がして、最も期待する淵に静かにゆっくりと上がってくる。 透明度が高く白泡以外の場所はすべて底まで見えている。 魚影はない。 まずは毛鉤が見えるところに数回落とすも反応なし。 白泡に二度三度潜らせて流すも反応なし。 今日は留守のようだ。
岩魚は上に行ったと判断する。 すると、少し登ったところに魚影を発見する。 大きく見える魚影に、慎重に毛鉤を投げ込む。 毛鉤が横を通過するときに、岩魚はくねっと横を向いて飛び掛かった。 ドキッとしながらも、合わせばっちりと思ったが、ビクンと手応えだけを残して、白泡の中へ逃げていった。 そして二度と出てこない。
この後も一回大きな岩魚(釣り人の話)に逃げられて、計2回は非常に残念で疲れてしまう。 これは絶対毛鉤のせいではなく、ましてや腕のせいでもなく、竿のせいに違いない。 そう云えば以前にも同じ状況があった。 先調子の竿(SHIMANO)が折れて、胴調子の竿(DAIWA)で釣っていた時に、同じ状況だったと記憶する。 胴調子は振り込みでは上手くいくのだが、合わせではガツンと立てたつもりでも力が弱いようである。
先調子の竿を買わねばならないが、そんなことは置いといて、さっさと先へ行こう。 二股が近づくころから、岩魚はいなくなった。 と云うか、私の毛鉤には反応しなくなったのだ。 それでも二股まで行き、今度は右の枝に入っていったが、やっぱり反応はない。 これはもう諦めるしかないと思った瞬間に、足の調子が、膝の痛さが気なり始める。 終了である。
大きな岩魚は出なかったが、この渓は動植物がたくさん見られるので、それも楽しみなのである。 ゆっくりあっちこっち見ながら下っていく。 鹿の鳴き声は聞くが見えない。 何事もなく車に戻しかなかった。
もう行く場所がないよ~ 尺岩魚が出てこないよ~ どこへ行けば出てくるんでしょうか!? 誰か教えてよ~
Posted by tenkara1nen at 20:00│Comments(0)
│一之瀬川