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2018年10月08日

 青空の下の山歩き

 2018年10月7日 昨日は調子が悪かったので、今日は山を歩こうと出掛けたのだが、短時間しか歩けそうもなくて、三窪高原をちょっとだけ歩くことにした。

ハンゼノ頭から見る富士山
 金曜日の酒が、私の体を蝕み、日曜日の体調にまで及んでしまった。 しかし、昨日に比べれば格段に良くなっているので、軽い山歩きなら良さそうに思えた。 渓流シーズン終了後に計画した山歩きがあるのだが、その距離は歩けそうにもなかった。 更に起きるのも遅かった。 と云うことで、柳沢峠まで車で行って、三窪高原を歩くことにした。

とても青い空、日差しが強い
 台風はまだ東北辺りにいるようだが、関東は台風一過の晴天である。 それと同時に南から暖かい空気を置いていった。 車に乗り込むと暑いので、気温を確認すると25℃である。 当然窓を開けて走っているのだが、このところの気温とあまりに違うからだろうか、ちっとも涼しくない。

山ブドウが色付き、そろそろ生き物が寄ってくるだろう

楓は極僅かしか色付いていない、色もあまり良くない
 奥多摩湖から大菩薩ラインに入っていくと、自転車が多くなって、非常に走りづらい。 伴走車というか、先回りする車かはわからないが、私の前を走って自転車を抜くたびに手を振っている。 どちらも邪魔だと思いながらも、明るくなった緑を眺めれば、気分も落ち着く。 丹波山村を過ぎて、やっと自転車が少なくなり、気温も下がって20℃になった。 遅い時間になってしまったし、天気がいいので、ちょっとだけ柳沢峠が心配だった。

わたし好みの色付きのものもある

私は明るい林の真中を歩いているのだが・・・
 紅葉のない駐車場に上手く停めて、椅子を出し準備するのだが、少し体が重い。 極力荷物は減らして、歩き出す。 体が重いせいか、登りは非常にきつく、休み休みの歩きとなる。 山の紅葉はまだのようであるが、ところどころにあるわずかな紅葉に目をやる。 最も赤くなっているのは、なかなかはっきり写せない山ブドウである。 光の中のものを見たいが、みな遠くて難しい。

色付いた楓

柳沢の頭から見る富士山
 それにしても青い空が気持ちよい。 やっと柳沢の頭まで上がってくると、そこには一人の年配の登山者がいて、「富士山が綺麗に見えてますよ」と挨拶よりも先に言うので、私もすぐに富士山の方を振り向いた。 確かに富士山の輪郭がはっきりわかる景色である。 一休みして、青と黒と白の景色、秋の空に雲が浮かぶ風景を眺める。 いいね~ なんて思っていると、もう一人、年配の登山者が上がってくる。 軽く歩くにはいいところなのだ。

ハンゼノ頭
 紅葉になり始めた多摩川と富士川の分水嶺は明るく、緑の葉は気のせいか黄色く見える。 軽くアップダウンを繰り返すと、ハンゼノ頭である。 息を切らしながらも、360度遮るもののない丘の頂上は、素晴らしい景色を見せてくれる。 真っ青な天頂が気持ちよくて、山頂をぐるぐる回って山を見渡す。

ハンゼノ頭から見る富士山と太陽
 富士山から南アルプスが連なって見え、甲斐駒ヶ岳まで見えている。

ハンゼノ頭から見る甲斐駒ヶ岳
 驚いたことに、金峰山の塔頭(五丈岩)も見えていた。

ハンゼノ頭から見る金峰山(五丈岩)
 一度登った北奥千丈岳、国師ヶ岳から一度登ってみたい甲武信ヶ岳までが連なる。

ハンゼノ頭から見る甲武信ヶ岳
 何度も登った笠取山、断念した唐松尾山から雲取山が見える。

ハンゼノ頭から見る雲取山
 登ってきた方面には、当然の如く黒川鶏冠山や大菩薩嶺が間近に見えている。 これで1,681mとはとても思えない! なんとも素晴らしい展望である。

ハンゼノ頭の北側斜面から
 あまりに景色がいいので、ここで昼食にする。 今日持ってきているのは、会社の非常食で期限切れ寸前のものである。 捨てるのももったいないと、欲しい人に配ったものである。 昨年は、結構重宝した非常食なので、今日も美味しくいただくのである。 だが、しかし、あまりに待ち時間があって待ちきれず、中途半端な仕上がりとなってしまい、全く美味しくない。 大失敗!

このリンゴみたいな、サクランボみたいな実は何だろうか

コハネイナゴのようだが・・・

葉脈がよく見える紅葉
 もう戻ることに決めて、下る準備をする。 キアゲハがやってきて、一時の小さな興奮を貰って、下り始める。 下りでは、赤とんぼ(たぶんアキアカネ)が所々に現れる。 だいたいが平らな分水嶺上なので流れはないので、彼らのこの先が心配である。 イナゴは林道にまでおり、いったい何を食べているのだろうかと考え込んでしまう。

このくらい赤い紅葉が多いといいのだが・・・

国道傍の紅葉
 チチッという野鳥の僅かな鳴き声が至る所から聞こえるが、姿を見ることはなかった。 アカゲラの鳴く声も遠くに聞こえるが、これも姿は見せない。 姿が見えるのは、コガラとコゲラくらいであった。 安全な林道なので、しっかり探したのだが難しかった。 もう少し葉が落ちないと、野鳥を探すことが難しいのだ。 そうやって、林道で無事駐車場へ戻る。
 リハビリ山行きとしては、まぁまぁ正解だったとしよう。





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この記事へのコメント
こんにちは、釣りが終わり寂しいですが、テンカラさんの「山編」も楽しみにしております。7日はいい天気でしたね。私は、日向沢から大菩薩嶺に行きました。日向沢から設置してあるモノレールの終点を発見しました。又、ニジマスでお会いできればと。
Posted by Kasakoo at 2018年10月09日 13:33
私は8日に大菩薩嶺に行ってきましたよ。
酷いガスに覆われて、道さえ見えない天候でした。

日向沢右岸尾根のモノレール終点は確認したことがありません。 小菅大菩薩道はこのところ下りでしか釣っていませんし、その時にはへとへとなので必死で足を運んでいるんです。
余裕のある時に、私も探しましょうかね~

今期の虹鱒はどうなるか分かりませんが、出会うことがあればよろしく~
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2018年10月09日 20:00
 
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