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2016年11月02日

 大峠から雁ヶ腹摺山(2)

 10月29日 雁ヶ腹摺山へ行った。 山頂からは、大樺ノ頭へ向かい、シオジの森を歩いた。 その2である。
 いや~ 今日は思わず飲み会になりました。 ベトナム帰りのお世話になった(お世話した)人達との同窓会です。 24時前に、やっと辿り着きました。 ブログを書けるだけ書いて、寝ましょう。

最もきれいだった紅葉・・・かな?
 雁ヶ腹摺山から大樺ノ頭に向う。 そこからシオジの森入り口(林道)まで下り、シオジの森を登り直して、トラバース道で大峠に戻る。 多少甘い考えだったことが、後に肌に染みることとなる。

雲が垂れ込むと幻想的になる黄葉

尾根道のカラマツ
 カラマツの中を歩く。 ずっと下り続けるのであるが、小さなピークはいくつかあって、なかなか疲れる。 しかし、紅葉したカラマツも少し残っており、疲れはすぐに吹き飛ぶ。 そして、そんな林の中に紅葉した木々が、まばらに現れて、雰囲気がよいのだ。

大樺ノ頭で記念撮影
 陽の光が尾根道に降り注ぎ、とても気持ちがよい。 紅葉もだんだんと現れ始めるなかを、疲れては休み、また歩く。 思ったよりも時間をかけて(かかってしまって)、大樺ノ頭に到着する。 展望はほとんどないが、木の隙間には牛ノ寝通りが見えている。

紅葉が終わっている頭の上

頭の上の紅葉と太陽
 ここで昼食にしようかとも考えたが、まだ時間が早いので、シオジの森の端まで下りることにした。 いい森になってきた。 植林もあるが、自然を思わせる背の高い広葉樹の中で、紅葉も鮮明に見え始めたのだ。 何しろ明るいのがよい。

こんなところに鹿がいたのである
 しばらく歩くと、いきなり「ヒー、ザザザッ」と音がして、びくっとなって歩みを止める。 鹿が逃げていく姿が見えた。 まだ紅葉の中を下っていく。 どうにも、思ったよりも下っているようで、帰りが多少不安になってくる。

この下で昼食、休憩

この紅葉は、真っ盛り、素晴らしかった
 ぐんぐん下りていくと高い木に囲まれた広場が現れる。 緑の葉が残る広場には、丸太の階段が二方向に向かっていた。 真っ直ぐ下る階段は葛野川岸の林道に下り、左に向かう階段は大峠へのトラバース道である。 とりあえずこのあたりで大休止とする。 下りも疲れるのだ。

日が当たると、紅葉はいつも綺麗だ!
 カップめんをずるずると食べながら、計画通り林道まで下りるか、このままトラバース道で大峠へ戻るか思案する。 このまま林道まで下りた場合の登り返しが不安だったのである。 一服しても時間はまだあるので、「うん!」と計画通りに下ることにする。

この色のバランスはどうでしょうか

高いところの紅葉は、歩いていてもわからないことがある
 この下りがまた急で、どんどん高度を落とし、紅葉観賞もそこそこに、ずんずん下るのである。 紅葉と緑の葉のコントラストが鮮やかなのだが、なかなか上手い具合に記録することができない。 野鳥も結構多く姿を現してくれるのであるが、これもまた記録が難しい。

左は自然林、右は落葉松の植林
 ちらちら紅葉観賞しながら、じっと野鳥観察しながら進んでいくと、葛野川に沿った林道までは、比較的早く下りてきた。 その速さが問題で、下りにもかかわらず足裏が痛くなっていたのである。 もう少しで、膝も痛くなるに違いないし、足が攣るかもしれないのだ。 ここまで来たのは失敗かも・・・

林道まで5分のところ、ここを登り返さないと
 葛野川へ下りられるかというと、川面まで高度がありそうで、路の検索はすぐにやめる。 改めて沢を登り返さなければならないのだ。 沢に岩魚はいないかと覗きながら、ゆるゆる登り始めたが、魚がいるような水は流れていない。 釣りになるようなら、力が湧いてくるのであるが・・・ 残念!

シオジの森のメインストリートを歩く・・・登る
 細い流れの沢を登っていく。 シオジの大木が沢の両側にそびえている。 太陽には雲がかかり、どうも全面的に曇りになっていそうである。 渓が暗いのである。 急な坂をよたよたと登っていく。 10mで休み、また10m登る。 これでは進まないと、しばらく息も絶え絶えに頑張った。

上を見れば、緑のシオジ
 こんな疲れているときに、右岸だ、左岸だという看板は、期待をしてしまってよくない。 あそこがトラバース道である、と期待してしまうからで、そこに「右岸道、左岸道」では、何の変化もないのである。 二度も裏切られてしまう。

こんな路もあるのだ、もっと綺麗だったのだがな~
 で、で、やっとシオジの森の入り口に着いた。 ここからは僅かな高低差しかないはずで、距離だけが課題となる。 歩き始めてすぐに、トラブル発生。 毛糸の帽子がないのである。 渓の登りで汗をかきすぎて、脱いで、カメラバッグに下げていたのだ。 落とした場所は限られており、距離もないが、疲れた体と精神では探しに行くのが無理だった。

これはまるで色が出ていない、紅葉だ

もっと光を~紅葉が写せな~い
 水平に近い路を進む。 チョロチョロと水の流れる谷をいくつ渉っただろうか、尾根をいくつ回り込めばいいのだろうか。 長い歩きに気落ちしていると、雁ヶ腹摺山からここまでで始めての登山者と出合った。 同じくらいの歳だろうか、すたすたと私を抜いていった。 その強さがうらやましい!

なんだか絵のような色である、見たことがない色かね~
 いつまで歩けばいいのだろうか、景色に変化がないだけに、気持ちまで滅入ってしまう。 景色が見えれば少しはいいのに、なんて思っていると、小金沢連嶺の山並みが見える場所に出た。 斜面の紅葉が、絵のように見える。 わずかな紅葉が、特に赤が、浮き出て見えるのである。 目もおかしくなったのか~

道と紅葉
 まだか、まだか? 地図ではのこぎりの歯のように渓と尾根を進むので仕方がないのに、ついに文句まで口をついて出てくる。 山に慣れていないと、こんなことになるのである。 そういうときには、細い急斜面の道、崩れ落ちた道など、危険なところは注意する必要がある。 気を引き締め直して進むのである。

朝、雲で見えなかった林道の紅葉
 やった~~ 林道が目の前に現れた。 大峠に着いたのである。 疲れた~
 結局6時間を超える山歩きになった。 富士山は登る前の峠から見たものが、もっともよく見えた。 葛野川の林道まで下りたのは、力不足で、沢は釣りのできるところではなかった。 まだまだ訓練か。

大峠からの富士山が一番よく見えた







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