ナチュログ管理画面 淡水釣り 淡水釣り 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2016年10月23日

 笠取山の紅葉は

 10月22日 笠取山の水干ゾーンを歩いてきた。 紅葉は見頃のものもあって、楽しい山歩きとなった。

一之瀬林道から車がきた方角を見る
 朝は曇っていた。 丹波山村まで来て、やっとお日様が顔を出してきた。 車は次々といなくなり、一之瀬集落へ向かう車は私だけとなった。 奥深い、高度感のある林道を進む。 山と青空がとても綺麗である。

作場平辺りの紅葉は、もう少しのようである
 作場平の駐車場に到着する。 登山者と思しき人たちが、5~6人出発するところである。 広い駐車スペースは、戻って来た時が心配なほど埋まっていたので、登山口近くの駐車スペースに停める。 誰でも登れる2000m近い笠取山は、いつも人気なのである。 ほうら、私の先輩たちも登り始めた。

ヤブ沢峠、一休坂の分岐点での紅葉
 前にいる登山者に追いつかないように、後から来る元気な登山者には道を譲り、つまり、ゆっくりと登っていくのである。 最初は釣りのことばっかり考えながら、ちらちらと流れを見ながら登っていく。 一休坂分岐にやってくると、先を歩いていた団体が休憩していた。 傍を抜けて、上空を見ると、落葉松の間に紅葉である。

もう疲れてしまったので、記念撮影でごまかす
 ヤブ沢峠への道を選び、さらに流れの脇を登っていく。 私の力をもってすれば、4回以上の休憩で大丈夫なはずである。 (休み過ぎという話もあるが、仕方がないのだ!) 紅葉で疲れを癒そうと思っても、殆んど紅葉はない。 程なく?峠に辿り着き、一気に笠取小屋に向かう。 小屋からは大菩薩嶺が見えるのであるが、今日は雲に隠れそうである。

防火帯の紅葉は、とても綺麗だった
 小屋から防火帯へ向かうと、小屋番の人から「道が違う!」と言われ、慌てて言い訳しなければいけなかった。 防火帯では、紅葉が見られる確率が高いのである。 思った通り綺麗な色をした木が多くあった。 木道をなるべく歩かないように、木道は帰りのために取っておくのである。 青空があれば景色は綺麗なんだが、今は雲が広がってしまい、色がなくなってしまっている。

雁峠方面の山肌に紅葉が・・・
 低い丘に登ると、前には今から向かう笠取山が、後には富士山が頭だけ見え、雁峠(燕山方面)を見るとぽつぽつと見える紅葉がくすんで見える。 これはこれで、幻想的にも見える。 でもやっぱり光が欲しいのだ。

小さな分水嶺、向こう側が富士川と荒川と書かれている
 いったん下って、雁坂峠(雁峠)への分岐をやり過ごし、また丘に登る。 そこは「小さな分水嶺」と称する場所で、降った雨が多摩川、富士川、荒川に、ここで別れ流れるのである。 今日は一番文字が判別できる「多摩川」を代表とした。

僅かな紅葉
 下りていくと僅かな紅葉があり、また丘を登っていく。 だんだんと笠取山が近づいてきて、戻ろうかという考えが、頭に浮かんだりする。

写真だと綺麗に見えるが、実際には・・・
 真下の登山道(見えているのは巡視路・遊歩道)まで下るのが嫌になってくる。 ここを下りれば100m以上の直登が待っているのである。

足を滑らせたら、踏み外したら・・・ぞっとする
 いよいよ最後の登りである。 ゆっくりゆっくり、休み休み、写真を撮りながら・・・理由としては無理がある、とにかく時間をかけて登る。 この登りの角度を伝えられるかと、真横を写してみた。 この場所でやるものではない、ぞっとする。

山梨百名山の山頂(笠取山)
 山梨百名山の山頂に到達した。 もう体力の限界、これ以上動けない。 山頂には、5人の登山者がおり寛いでいた。 風がビュービュー吹く中で、お茶しているのである。 優秀なストーブを持っているようで羨ましい。 ここでの昼飯は諦めて、景色を眺めるだけとする。

落葉松林
 黄金色に輝く(光があれば)落葉松林はきれいだった。 そうなんですね~もっと光を!

一本の紅葉
 眼下には、たった一本の紅葉は目立つ。

富士山は、少しか見えなくても、元気をもらえる
 雲に浮かぶ富士山は、頭だけしか見えていない。 それでも十分に、私に力を与えてくれる。

水日は、干上がっていた
 笠取山の三角点を目指す。 ここまで来ても富士山は頭だけしか見えなかった。 少しだけ待ってみたが、いつまでたっても雲が抜けていく気配はなかったので、水干へ下る。 その道にも紅葉はあったが、疎らなものばかりである。 下りきってぶつかった水平道を、右へ進めば水干である。 いざ、覗いてみると、今日も最初の一滴を見ることはできなかった。 いつも干上がっているのだ。

本日の昼飯、カップ麺カレー味
 ここには椅子とテーブルがあるので、昼飯にした。 久しぶりに山で湯を沸かす。 持っているストーブは、家庭用ボンベで活躍するのであるが、ボーボーと音がうるさい。 食べるのはカップ麺、だいたい麺ばかりである。 簡単だから、すぐにできるから。 登山者が沢山通過するところでずるずると食べる。 そういえば半年前に使った鍋は、洗っていなかったが・・・大丈夫か?・・・もう遅い!

こんな渓を下っていく
 飯を食った後は下るだけである。 みんな下るのは早いのだが、私はグズグズで回りを見ながら、登るときよりも遅い。 一休坂を下っていると、数人に抜かれた。 紅葉はまだ早いような感じの渓なので、水の流れを気にしながら、水のある景色をと考えていたが、紅葉がないと色がない。 生き物も見つけられず、どんどん下っていく。

一休坂で記念写真
 一休坂の十字路が近づくと、だんだんと紅葉が見えてきた。 同時に野鳥の鳴き声も聞こえてくる。 紅葉はいい感じに赤くなっているものがあるのに、光がうまく届かないので、どうしても写らない。 まぁ、下手と云ってしまえばそれまでであるが、もう少し光が届けば見た目も変わるはずなのである。 とりあえず、この辺りで記念写真!

もっと光があれば、もっと赤く
 最後に、この日最もきれいだった。 綺麗だったはずのモミジを見ながら作場平まで下っていった。





このブログの人気記事
キャンプの中の釣り
キャンプの中の釣り

2021年丹波川解禁
2021年丹波川解禁

2021年渓流開幕戦
2021年渓流開幕戦

歩いて岩魚に合う
歩いて岩魚に合う

岩魚が生き返った
岩魚が生き返った

同じカテゴリー(山歩き)の記事画像
2024/10~2025/1の山歩き
特徴のない閻魔御殿
雪の三窪高原
きつくて面白い赤指山
小菅川の氷を探し
藤尾山か天狗棚山か
同じカテゴリー(山歩き)の記事
 2024/10~2025/1の山歩き (2025-02-04 18:00)
 特徴のない閻魔御殿 (2025-01-29 18:00)
 雪の三窪高原 (2025-01-25 18:00)
 きつくて面白い赤指山 (2025-01-21 18:00)
 小菅川の氷を探し (2025-01-17 18:00)
 藤尾山か天狗棚山か (2025-01-14 18:00)

この記事へのコメント
おはようございます。

体力維持に余念がありませんね。見習わなければ。

笠取山、もう紅葉が見頃でしたか。作場平からしばらくは川を覗き込んでの山歩きですね。私も同じくで、釣り師の悲しい習性(笑)
Posted by show_imprezashow_impreza at 2016年10月24日 06:28
昨日、友人と奥多摩、小菅に行きましたが紅葉はまだのようでしたが、丹波の方はすでに紅葉がはじまっているのですね。
山が色つく季節になって、楽しみが増えますね。
Posted by 藤田 at 2016年10月24日 06:53
こんばんは、いつもありがとう、show_imprezaさん、藤田さん

山歩きもできるだけ流れのあるところを目指してしまいますね~
やっぱり釣り人の性でしょうか?
取りあえず渓流を歩き、または検索し、最後は富士山が見えるところ、でしょうか。

笠取山の途中は、流れは細くとも、岩魚が上っていたりします。今回は、いませんでした。
そして、紅葉も中途半端な状態でした。 今年はあんまり色付きがよくないのかもしれませんね。

また、暇なときにはよろしく、お立ち寄りください。
Posted by tenkara1nentenkara1nen at 2016年10月24日 21:10
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
笠取山の紅葉は
    コメント(3)