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2016年05月23日

 気になっていた塩川上流へ

 5月21日 昨年、千曲川源流に行く前日に、短い時間竿を出した塩川が気になっていた。

本谷川の分岐、左岸側の入口
 益富ラジウム鉱泉の先の流れがあまりにきれいに見え、印象深く残っていたのである。 前回よりも少し先まで釣りたいと、今日は頑張って早起きしたのだ。 なんと4時前に起きたのである。 まだ夜なので、目を覚まして方でないと、車に乗れない・・・ 4時半過ぎにやっと塩川に向かった。

岩魚は白いし反転が薄い
 高速道路は順調すぎて、みんな時速100kmを越えているのではないかという速さである。 付いて行くことができないものの引っ張られ、韮崎まではすぐに到着した。 ここからはのんびりと塩川の上流を目指して広域農道を走る。 車はほとんど走っていないが、この時間にしてはバイクが多いので注意しなければならない。 瑞牆湖からは、益富ラジウム鉱泉にハンドルを切る。 まったくもって順調!

浅くて高低差のない流れ、緑が眩しい
 民宿「渓月」でおばちゃんと話しながら釣り券を求める。 早めに車に乗り込んで、もう少し上流へと向っていると気が付いた。 ガソリンがあまり入っていないのだ。 FITのパネルでは、「あと150km走れる」、となっているが、ここまで170kmを越えているのである。 給油しないと帰宅できない距離で、高速道路を下りてからここまでにガソリンスタンドはなかった・・・かも・・・ 高いガソリンを買うことになりそうである。

岩魚
 先日同様に道路脇の流れは雰囲気があり、岩の白さと水の透明度は素晴らしい。 ただ前回よりも、なんとなく赤く見えるのはなぜだろうか。 記憶違いか。 クリスタルラインに入ってからすぐのところに車を止める。 さぁ、釣りの準備をして、早くテンカラを振り回そう。 流れに下りると、水はなかなかきれいだったので、安心して竿を振る。

いい雰囲気です、向こうの石の下から出ました
 流れに下り、竿を出せば、きれいな流れに光がさして、気分爽快。 大きな石の裏側の緩やかな流れに毛鉤をぽちゃんと落とせば、早速岩魚が飛び出してきた。 「うぉー」 という暇もなく黒い魚影は去っていった。 きっと尺近い岩魚であろう(釣り人の話)が、もしかすると幸先良い?悪い?、それは釣り上がれば分かることである。

この岩魚の引きはなかなか気持ちが良かった
 やっぱりこの流れは、私に合っているかも。 川幅は狭く、深くて大きな淵はない。 岩魚の潜みそうな、餌を待ち構えていそうなところが分かる大きさである。 欲を言えば、もう少し高低差があると、岩魚も棲みやすいはずなのだ。 大物は最初に取り逃がしたものだけではあるが、20cm以下のものは、飽きることなくだいたいの場所で出てきた。 倒木を3本越えて流れがいったん分岐する。 当然分岐が合流するところでも岩魚は出てきて、分岐が始まるところでも出てくる。 ここでは22cmの岩魚であるが、残念ながら流れの中で静かに咥えた。 しかし、なんとなく大物に見える。

素晴らしくいい景色です
 姿がはっきり見える場合が多く、中には飛び出す岩魚も数回おった。 それは、興奮する場面が多いということで、遡行に時間がかかるということである。 そうやって、のんびり、ゆっくり、たらたらと緊張感を持って竿を振り続けた。 出合いでは、左岸側は流れが細そうだったので、右岸側へ進む。 相変わらず小さな岩魚ばっかり出てくる。

岩魚
 橋が見え、そこを潜り抜けると、なんと予想もしていなかった車が見えた。 その通り、ここは林道(クリスタルライン)が流れの近くを走っているので、車があってもおかしくない。 しかも舗装道路である。 釣り人の車でないことを願っても、ここで目玉となる景色も施設もないはずなので、釣り人に違いないのである。 肩を落としながらも振り込んだ流れで、奇跡が起きた。

流れ
 ものすごい引きに出合った。 結果は26cmもある岩魚であった。 小さい岩魚ばかりだったので、この大きさは大物であった。 浅い流れの石のわきを流した時に、水面に変化があったので合せた。 浅いと思った石のわきはそこだけ深く、逆光で見えなかっただけであった。 引きは強く、ジャバジャバと浅い瀬を暴れ回り、外れないかひやひやドキドキしていた。 必死に外れないことを願い取り込んだ。

背中に傷を持つ岩魚、26cm
 早速岩魚を眺めると、背中に深い傷と浅い傷があった。 これはどうしたものかと考え、放流魚かもと考えた。 しかし、背びれのあたりが斜めにえぐられており、こんな傷は見たことがない。 しばらく考えていたが、結局考えは固まらず、優しく放流した。 この後は、まるで釣れなくなった。

出合いの流れ
 と思っていると、斜面の上に4台の車が見えた。 そうか、釣れない理由はこれかと、もうここで釣れなければ、切り上げようかと考えていた。 その流れから、またしても意表を突く岩魚が出てきたのだ。 大きな石の向こう側に毛鉤を落とし(そのつもり)、ラインの動きを見ていると、突然引き込まれた。 竿を立て、水から出さないように慎重に引き寄せると、26cmの岩魚であった。 まさか放流魚ではないだろうが・・・

色の良い岩魚、26cm
 なんだか、車が見えてから出た2匹の26cm岩魚には驚いた。 欲を出して、その上まで釣り上がるものの・・・ あんまり釣れない。 岩魚の反応がなくなったので、竿をしまう。 この辺りの流れには、林道がぴったり寄り添っているのを忘れていた。 どこまで行っても地図上では林道付きなのである。 入退渓のことばかり考えていて、釣り人の多さを忘れていた。

流れはとても明るい、気持ちが良い
 退渓は簡単で、すぐに林道に出ることができ、さらに下流側を見ると、林道ゲートが見えた。 流れから見えたのはこのゲート前に駐車する車だったのである。 その数は、さっき見えた4台。 おそらく全て釣り人の車で、ここから上流に散って行ったはずで、その中の何人かはすぐに流れに入ったに違いない。
次回来るならば、ここまでくるしかないのであるが、それでも釣り人の多さは織り込まなければならない。 しかし、ここまでは堰堤もなくいい感じの流れだったので、次はゲートの上を探索するしかない。 次のことは、もう少し考えなければ。

傷のある岩魚、しかし大きい
 帰り道は、やっぱり一般道でGSを見つけることはできず、さすがに心細くなり、高いガソリンを双葉SAで給油して帰宅した。






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