2016年04月18日
小さい岩魚ばかりの小菅川
4月16日 小菅川はいっぱいで、思う処で釣りはできなかった。
仕事疲れと昨日の酒が残っており、立ち上がりが遅い。 今日釣りに行かないと、明日は雨で強風が吹き荒れるというので、出掛けることができないかもしれないのだ。 だらだらしているうちに出遅れてしまい、小菅村へ着いた時には9時すぎていた。 林道の駐車スペースにはすべて車があり、支流の沢に入ろうと思っていたが、棚倉沢には車が2台、赤沢にも車があった。
今日は車が多すぎるので、さすがに諦めるしかなく、白沢へ向かう。 集落を抜けて、小菅村の案内看板の場所に車を停める。 この辺りの白沢は、流れが細すぎるので、あまり大きなものは望めないが仕方がない。 今までに二度来ているが、その場所より上まで行ければ、いい流れにいい岩魚がいるかもしれないと、希望を持って沢へ下りる。
最初に振り込むべき場所に、毛鉤を落とすと山女がついてきた。 しかし咥えない。 よく見ると、魚影が見え、どうもさっきの山女ではなさそうで、虹鱒のようにも見える。 体に傷があるのか、えらの後ろから大きな突起物が見えていた。 毛鉤をいくら流しても反応はなく、あまりに無碍にするので、近づいて見たが逃げない。 あまりの仕打ちで、私は諦めざるを得なかった。 ここに虹鱒はいないはずなのに!
この谷のこの場所は一度来ているが、あまりいい思いはない。 今日もまるで反応はない。 かといって渓魚がいないわけではなく、その証拠に二度も走られている。 いい感じの淵はあっても毛鉤は咥えてくれなく、そのうち二段堰堤に辿り着く。 ここには淵がないので、振り込むべき場所はない。 それでも、浅いコンクリートの底で巻き返し気味のところがあるので、竿を振り回した。 空振りである。
堰堤を越えて、またしても走られて、倒木を越えて、また走られる。 一体どういうことだと、なんとなく自分の不注意が嫌になってきたころ、やっと岩魚が毛鉤を咥えた。 13cmで岩魚と云えるものではないが、まぁまぁやっと出たのだから、顔はほころぶというものだ。 改めて辺りを見ると、いい景色であるではないか。 これも岩魚の効果か。 で、この後小さいながらも、16cm、17cmの岩魚が毛鉤を咥え、気分良く滝(落ち込み)を越えていく。
淵はなく、あっても小さすぎて、私に振り込む隙を与えてくれない。 大きな落ち込み(滝?)が出てくるまでに、またしても小さな岩魚が出て、そして今回の釣りで最も大きな19cmが出てきてくれた。 出てくる岩魚が小さくなってきていたので、この大きさはとんでもなく大きく感じたところだ。 でも、やっぱり小さい。 そして、渓も細すぎる(知ってはいたが)。 もうちょっと上へ・・・
岩場が多くなってきたが、相変わらず岩魚は小さい。 今までにあまり経験ない小さいのばかりが、私の大きな毛鉤に食らいついてくる。 小さいと、咥えきれないことが多いのだが、ここの岩魚はしっかり咥え、毛鉤を捕えるのが皆上手である。 山女と違って、岩魚はもともと毛鉤を上手に咥えるが、この上流部では全く外さないのだ。 13、14、12、12cmで本当に小さい。
滑の二段の滝(落ち込み)を越え、そしてすぐに岩場を登り、これまでに来たことのない流れに踏み込む。 するとどうだ、なんと山葵田の跡らしき流れで、ご丁寧に両岸に道のようなものまで見えている。 左岸の道はもしかすると新しい堰堤あたりに繋がるのかもしれない。 帰りに使ってみたが、薄い踏み跡は追えなくなった。 右岸の道は、どこへも繋がらず、山葵田跡とともに消えた。 しかしこっち側が、本来仕事路のような気がする。
山葵田跡を釣り上り、2mほどの滑の落ち込みで、釣り上りは止めた。 これ以上登ると帰りが遅くなることと、仕事路が発見できないので渓を戻るしかないことである。 何となくもっと上に桃源郷が・・・そんな訳ないか。
Posted by tenkara1nen at 23:45│Comments(2)
│小菅川
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
イワナの数やサイズはさておき、テンカラ竿が振りやすく、歩いているだけでも楽しげな沢ですね。今度行ってみようかな。
イワナの数やサイズはさておき、テンカラ竿が振りやすく、歩いているだけでも楽しげな沢ですね。今度行ってみようかな。
Posted by show_impreza at 2016年04月19日 06:58
疲れました。
写真は数か所ですが、途中はなかなかテンカラ(釣り)に厳しいものがあります。
行ってみるのはいいですが、お勧めできる場所ではないので、気落ちされたときに私のせいではないことを云っておきます。
まぁまぁ、自分で釣り場を開発していくのも楽しみなので、一つの情報として見ていただければと。
訪問の、書き込みの記録です。 Showさん
これに懲りずに、暇なときは訪問ください。
写真は数か所ですが、途中はなかなかテンカラ(釣り)に厳しいものがあります。
行ってみるのはいいですが、お勧めできる場所ではないので、気落ちされたときに私のせいではないことを云っておきます。
まぁまぁ、自分で釣り場を開発していくのも楽しみなので、一つの情報として見ていただければと。
訪問の、書き込みの記録です。 Showさん
これに懲りずに、暇なときは訪問ください。
Posted by tenkara1nen at 2016年04月19日 21:56